◆神宮大会出場決定トーナメントとなる02年九州大学選手権の準決勝で延長23回の試合がありましたので、この試合のテーブルスコアを掲載しました(スコア提供者は日野のT氏です)。『アリスの亜細亜』第2号掲載分をもとに作成したものです。
九州共立大(以下「共立大」)と日本文理大(以下「文理大」)の延長23回は、福岡ドームでおこなわれた試合だ。これを、わざわざ東京から見に行った物好きがいるらしい。この国にはいろいろな人種が棲息しているもののようだ。もっとも、そういう人物が身近にいるということは、世間は広いようで案外狭いものなのかもしれない。
いずれにせよ、これほど貴重な試合を埋もれさせておくのはもったいない。なにしろ、一部新聞では「大学野球最長」と報じられていたからだ(どうせ全リーグの全部の試合を調べ尽くしたわけではないだろうから、私としては最長かどうかは留保しておく)。ところが、歴史的延長23回なのに試合経過に触れた新聞がない。
まあ、その辺りはセンスの問題ではなく、需要の問題なのだろう。新聞記事は、新垣が16回で222球投げて22三振を奪い、試合後プロ表明したことがメインだった。すくなくとも、このサイトでは需要があるに違いない。「来訪者要件」をくぐりぬけてきた以上、この試合に興味がないとは言わせない。
(8) (5) (3) (9) (6) (7) (4) (2) (D) HD HD HD HD HD |
原田 加藤 大城 鬼崎 甲斐 林直 田崎 大久保 大我 小関 杉浦 金城 安森 松山 |
数安点 950 500 830 900 911 800 930 810 100 200 100 200 100 100 73131 |
1 左安 投ギ 二飛 遊ゴ + + + + + - - - - - |
+ + + 2 三振 三飛 二飛 + + - - - - - |
一安 右飛 + + + + 3 遊ゴ 三振 - - - - - |
+ 4 左2 投ギ 三振 三振 + + + - - - - - |
死球 三ゴ + + + 5 三振 三ゴ 四球 - - - - - |
+ 6 二ゴ 遊ゴ 三振 + + + + - - - - - |
+ + + + 7 三ゴ 三振 左安 - 三振 - - - - |
8 遊安 投ギ 四球 投ゴ 中安 + + + - + - - - - |
三振 + + + 9 四球 左安 投ギ - 投飛 - - - - |
10 左飛 中安 中飛 四球 中飛 + + - + - - - - |
+ + + + + 11 一ゴ 遊飛 - - 三振 - - - |
12 中安 一ギ 右飛 左飛 + + + + - - + - - - |
+ + + 13 二ゴ 四球 四球 三ゴ - - - 三振 - - |
14 中安 投ギ 三振 三振 + + + + - - - + - - |
+ + + 15 三振 遊ゴ 中飛 + - - - + - - |
左飛 + + + + + 16 中飛 - - - 投ゴ - - |
17 三振 遊ゴ 三振 + + + + - - - + - - |
+ + + 18 三ゴ 左飛 左安 + - - - + - - |
二ゴ + + + + + 19 遊ゴ - - - - 二ゴ - |
20 二ゴ 四球 三振 三振 + + + - - - - + - |
+ + + + 21 二飛 左安 三ギ - - - - - 三振 |
22 振逃 投ギ 一安 三振 三振 + + + - - - - - + |
+ + + + 23 左飛 三振 振逃 - - - - - + |
| 九州共立大 | 1 = | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 日本文理大 | 2 = | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | |
(4) (8) (D) HD HD RD HD (5) (3) (6) (7) (2) (9) |
脇谷 黒木 城ノ下 杉崎 小沢 竹下 林 三浦 西口 高島 町田 徳留 上村 |
数安点 1020 1041 300 100 100 100 100 910 920 910 821 610 910 77142 |
1 遊ゴ 中安 三振 - - - - 三振 + + + + + |
+ + + - - - - 2 三振 三振 三振 + + |
三振 中3 三振 - - - - + + + 3 四球 遊ゴ |
+ + + - - - 4 三振 右安 三振 遊ゴ + + |
左飛 + + - - - - + + + 5 三振 遊直 |
6 二ゴ 三振 - - - - 左安 一ゴ + + + + |
+ + + - - - - + 7 左安 二ゴ 三振 三振 |
8 遊ゴ 中安 - 一ギ - - - 三振 + + + + + |
+ + - + - - - 9 二ゴ 三ゴ 遊安 三振 + |
遊ゴ 三振 - + - - - + + + + 10 中安 |
+ + 11 一ゴ - - - 一ゴ 遊ゴ + + + + |
+ + - + - - - + 12 四球 三振 投ギ 投ゴ |
13 二ゴ 中3 - - 二直 - - 三振 + + + + + |
+ + - - + - - 14 三ゴ 三振 三振 + + |
遊安 三振 - - + - - + + + 15 三振 二ゴ |
+ + - 16 四球 - - 中飛 二ゴ + + + + |
+ + - - + - - + 17 三ゴ 四球 投ギ 投ゴ |
18 二ゴ 三振 - - - 投ゴ - + + + + + + |
+ + - - - + 19 三振 四球 三振 死球 投ゴ + |
遊飛 三振 - - - + - + + + + 20 三振 |
+ + - - 21 死球 - 投ギ 投野 三振 三振 + + |
左安 三飛 - - - - 三振 + + + 22 左安 三ゴ |
+ + - - - - 23 二ゴ 中安 二ゴ 中安 + + |
| [共立] 新垣 ●馬原 [文理] 宮川 副島 家原 加治屋 吉川 ○伊達 |
投球回 16 6 2/3 投球回 2 2 2/3 3 1/3 3 1/3 1 2/3 10 |
打者 59 29 打者 7 12 14 14 8 34 |
安打 10 4 安打 1 2 3 3 1 3 |
三振 22 8 三振 1 4 3 2 1 13 |
四死 3 4 四死 0 2 2 1 2 1 |
自責 1 1 自責 0 0 1 0 0 0 |
盗塁:黒木(1ウ)、上村(3ウ)、高島(7ウ)、大城3(10表2、22表)、 田崎(13表)、大久保(13表)、西口(23ウ) 盗塁死:上村(10ウ)、竹下(16ウ)、大久保(18表、23表) 走塁死:大城(8表) 暴投:共2(4ウ、8ウ)、文? 捕逸:共1(21ウ)、文? 失策:共1(6ウ)、文? 残塁:共19、文18 |
||||||||||||||||||
▲**は投手交代の時期を示します。新しく登板した投手が対戦した最初の打者です。02年10月27日付『西日本新聞』によれば、九州共立大の盗塁は「4」、日本文理大の失策が「1」です。また、22回表と23回表の振り逃げにつき、九州共立大に「暴投」または「捕逸」あるいは「失策」が記録されることになります。
スコアリング・ポジションに走者が進んだケースは次のとおりだ。
回 投手 アウト走者 打者 打撃結果 得点の有無
1ウ[文] 新垣 2死2塁 4番・三浦 三振 2塁に残塁
3ウ[文] 新垣 2死2塁 2番・黒木 センターオーバー3塁打 文理大が先取点
4表[共] 副島 無死2塁 4番・鬼崎 送りバント ↓
〃 副島 ◎1死3塁 5番・甲斐 三振 ↓
〃 副島 2死3塁 6番・林直 三振 3塁に残塁
4ウ[文] 新垣 1死2塁 6番・高島 三振 ↓
〃 新垣 2死2塁 7番・町田 ショートゴロ 2塁に残塁
5表[共] 家原 2死1・2塁 2番・加藤 三振 1・2塁に残塁
6ウ[文] 新垣 2死2塁 5番・西口 ファーストゴロ 2塁に残塁
7ウ[文] 新垣 無死2塁 7番・町田 セカンドゴロ ↓
〃 新垣 ◎1死3塁 8番・徳留 三振 ↓
〃 新垣 2死3塁 9番・上村 三振 3塁に残塁
8表[共] 家原 1死2塁 3番・大城 四球 ↓
〃 家原 1死1・2塁 4番・鬼崎 ピッチャーゴロ ↓
〃 家原 2死2・3塁 5番・甲斐 センター前ヒット 同点、2塁走者は本塁でアウト
8ウ[文] 新垣 2死2塁 4番・三浦 (暴投) ↓
〃 新垣 2死3塁 4番・三浦 三振 3塁に残塁
9表[共] 加治屋 無死1・2塁 8番・大久保 送りバント ↓
〃 加治屋◎1死2・3塁 9番・小関 ピッチャーフライ ↓
〃 加治屋 2死2・3塁 1番・原田 三振 2・3塁に残塁
10表[共] 加治屋 2死2塁 5番・甲斐 四球(のとき三盗) ↓
〃 加治屋 2死1・3塁 6番・林直 センターフライ 1・3塁に残塁
12表[共] 吉川 1死2塁 3番・大城 ライトフライ ↓
〃 吉川 2死3塁 4番・鬼崎 レフトフライ 3塁に残塁
12ウ[文] 新垣 2死2塁 9番・上村 ピッチャーゴロ 2塁に残塁
13表[共] 吉川 1死1・2塁 8番・大久保 サードゴロ ↓
〃 吉川 2死1・2塁 代打・金城 (重盗) ↓
〃 吉川 2死2・3塁 代打・金城 三振 2・3塁に残塁
13ウ[文] 新垣 ◎1死3塁 代打・小沢 セカンドライナー ↓
〃 新垣 2死3塁 4番・三浦 三振 3塁に残塁
14表[共] 伊達 1死2塁 3番・大城 三振 ↓
〃 伊達 2死2塁 4番・鬼崎 三振 2塁に残塁
17ウ[文] 馬原 1死2塁 9番・上村 ピッチャーゴロ 2塁に残塁
19ウ[文] 馬原 2死1・2塁 8番・徳留 ピッチャーゴロ 2塁に残塁
21表[共] 伊達 2死2塁 代打・松山 三振 2塁に残塁
21ウ[文] 馬原 1死2塁 5番・西口 ピッチャーゴロ野選 ↓
〃 馬原 1死1・2塁 6番・高島 (捕逸) ↓
〃 馬原 ◎1死2・3塁 6番・高島 三振 ↓
〃 馬原 2死2・3塁 7番・町田 三振 2・3塁に残塁
22表[共] 伊達 1死2塁 3番・大城 ファースト内野安打 ↓
〃 伊達 ◎1死1・3塁 4番・鬼崎 (二盗) ↓
〃 伊達 ◎1死2・3塁 4番・鬼崎 三振 ↓
〃 伊達 2死2・3塁 5番・甲斐 三振 2・3塁に残塁
22ウ[文] 馬原 1死1・2塁 2番・黒木 サードフライ ↓
〃 馬原 2死1・2塁 代打・林 三振 1・2塁に残塁
23ウ[文] 馬原 1死2塁 6番・高島 セカンドゴロ ↓
〃 馬原 2死3塁 7番・町田 センター前ヒット 文理大がサヨナラ
▲21回裏西口の投ゴ野選は、打球を処理した投手が三塁に送球したので、三塁に向かいかけた二塁走者が戻り、サードからショートに転送されてセーフ、この間に打者走者は一塁に達した、というプレイだったそうです。
表と裏で46回の攻撃のうち、半分の23回は得点圏に走者が進んでいる。延長23回で両チーム合計3点の試合にしては、ことのほか多い。スクイズが可能だったケースも6例ある(◎印)。
得点圏打率を計算すると、40打数4安打で.100ちょうどにすぎない(両チーム合計)。ちなみに、チーム打率はほぼイーブンだ。
共立大;73打数13安打(打率=.178)
文理大:77打数14安打(打率=.182)
私が91年から02年の間に見た大学野球481試合で、チーム打率が.178以上.182以下の範囲におさまるチームを探してみたら、全部で24チームあった。この24チームの総得点は48点で、攻撃イニングは218イニング3分の2だ。9イニング換算すると1.98点になる。
一方、上の試合は、総得点3点で攻撃イニングが45イニング3分の2だから、9イニング換算の数値は、0.59点にすぎない。3分の1以下だ。つまり、走者は出ていたが決定打を欠いた(あるいは要所を締めた)ことが、試合を長引かせた要因であろうと思われる。
両チームとも指名打者の打順で、代打を起用している。共立大が5の0、文理大が2の0(ほかに犠打1)だ。まあ、選手層の薄いアマチュア野球の代打は、プロと違ってあまり期待できないものだけれども…。
文理大の中村監督は、早大では三沢興一と同期だ。当時は、いつも三沢が投げていたはずだが、中村監督はこまぎれ継投を得意としているようだ。東北福祉大に挑んだ02年大学選手権1回戦でも、4投手の継投だった。
| 02/06/13(神宮) 大学選手権1回戦3日目第2試合 13:14〜15:53 | ||
| 東北福祉大 | 021 110 001 =6 | ○木谷−山本−竹中 |
| 日本文理大 | 010 000 111 =4 | ●副島−吉川−加治屋−宮川 |
先発の副島が打者10人(2回2失点)、吉川は打者11人(1回3分の2で2失点)、加治屋が打者9人(2回3分の1で1失点)、宮川が打者10人(3回1失点)だ。
02年春の九州地区トーナメント4試合も「継投」だ。吉川と加治屋が全試合登板、宮川と副島が2試合に登板している。この4投手の投球回数の合計は32イニングになる。4試合のうち1試合はコールドになっているものと思われるので、32イニングはチーム投球回数と同じだろう。
延長23回の試合でも、同じような継投策を用いているが、中村監督の「誤算」は、6番手・伊達の好投だったに違いない。「プロ注目」の投手を相手に、6人のリレーで競り勝った「痛快」な試合だったのだろう。
サヨナラの1点もなかなか渋い。一死後、ヒットで出た西口が二盗を決めて、高島のセカンドゴロで二死三塁にしたあとのサヨナラ安打だからだ。二死二塁なら、外野の守備は浅くなるだろうから、センター前に抜けるヒットで二塁走者が生還できるとは限らない。ゆえに西口の二盗と高島の進塁打の価値は高い。
ところで、先の延長23回の試合は、3試合日の第2試合だった。第1試合は次のとおりだ。
| 02/10/26(福岡ドーム) 第1試合 準決勝 | ||
| 九州産業大 | 000 000 000 =0 | ●植津 |
| 九州国際大 | 000 200 00X =2 | ○安達 |
九州の大学野球3連盟は神宮大会出場決定戦となる「九州大学野球選手権大会」を開催している。準決勝と決勝は1日で終わらせてしまう。第2試合について『西日本新聞』は「6時間試合」と書いているだけで、何時間何分という記載はなかった。
ネットで検索すると、某Webサイトの掲示板に「九州共立大VS日本文理大戦が延長23回、6時間42分の試合になった為に決勝戦の試合開始が夜9時に」との書き込みがあった。ただし、ご本人が直接ご覧になっていたわけではなく、ソースも明らかではない。T氏によれば、「始まりが13時過ぎで、終わりが19時過ぎだった」そうだ。
まあ、19:00過ぎに準決勝が終われば、決勝戦は20:00前後に始まっているだろう。幾分かは長めのインターバルをとったとしても、「夜9時」スタートは考えにくい。九州国際大は待ちくたびれているはずだ。決勝は次のような結果となった。
| 02/10/26(福岡ドーム) 第3試合 決勝 | ||
| 日本文理大 | 000 000 100 =1 | ●副島 |
| 九州国際大 | 003 000 00X =3 | ○島村竹−安達 |
そもそも6時間ゲームの直後にもう1試合やれと言うのが酷な話だ。ドームで雨の心配がないから、予備日をとってないわけだ。だから、当日中に決勝まで済ませたかったのだろう。それに、日本文理大は大分のチームだから、(宿舎の手配をしていなければ)決勝戦を翌日に回しにくい事情もあったかもしれない。
とはいえ、決勝戦は神宮大会進出決定戦となる試合だ。02年の神宮大会は11月12日から始まる予定だった。日程的にはまだ余裕がある。何がなんでもこの日に決める必要もない。もちろん試合会場は変わるだろうが、1週間後の再試合でもよかったのではないかと思われる。
しかし、02年の教訓は生かされなかった。04年には、準決勝第1試合で福岡大と福岡工業大が延長22回を戦い、2対0で勝った福岡大は同日の決勝戦で九州産業大に1対6で敗れている。ある皮肉な歴史家は「人が歴史から学んだ唯一のことは人は歴史から何も学ばないということだ」と語ったそうだ。なるほど、と頷きたくなる名言だ。
同様の事例は、1970年の大学選手権でも見られる。ただし、こちらは延長20回とやや短かった。しかも準決勝のもう1つの試合は、隣接する第二球場で同時スタートしており、これも延長12回だった。そういう意味ではあまり大きなハンディではないかもしれない。
| 70/06/24(神宮) 第19回全日本大学選手権準決勝 12:00〜16:54 | ||
| 法政大 | 000 110 000 000 000 000 00 =2 | 横山−●池田 |
| 関西大 | 000 020 000 000 000 000 01x =3 | ○山口高 |
| 70/06/24(神宮第二) 大学選手権準決勝 | ||
| 関東学院大 | 000 000 000 000 =0 | ●小窪 |
| 中京大 | 000 000 000 001x =1 | ○榎本 |
| 70/06/24(神宮) 大学選手権決勝 | ||
| 中京大 | 000 001 202 =5 | ○榎本 |
| 関西大 | 000 001 000 =1 | ●本山−有津 |
法大戦の20回を8安打(12四球)で完投した山口高志(松下電器から阪急ブレーブス)は、決勝戦では登板していない。『読売新聞』1970年6月25日付のコラム「アンテナ」は次のように伝えている。
第二球場で12回を投げた榎本が、神宮球場に引き上げてきたときは、まだ14回。関大と法大の死闘が続いていた。「スタンドでゆっくり見学できたのがありがたかった。相手を研究するというより、気分的に落ち着き、余裕を持てたから…」そのせいか力まず投げていた。 <略> 一方、法大との死闘を終わった関大ナインは、ロッカーへ引き揚げるとぐったり。「腹が減っては……」とパンをつめ込みはじめたら、もう決勝戦開始5分前。
長いイニングを戦ったほうが不利になることは否めない。どうしても同日中に決勝戦まで終わらせようと思うなら、やはり準決勝では「サドンデス」を採用するのが現実的のように思われる。いくらかでもイーブンの条件で戦えるからだ。
また、どうやら天気が災いして、こういう日程になってしまったようだ。当初の日程は準決勝の翌日に決勝だった。
M/DD(曜) 本来の日程 実際の試合消化
6/17(水) 1回戦3試合 1回戦3試合
6/18(木) 1回戦4試合 1回戦4試合
6/19(金) 2回戦4試合 (順延↓)
6/20(土) 準決勝2試合 (順延↓)
6/21(日) 決勝 (順延↓)
6/22(月) (順延↓)
6/23(火) 2回戦4試合
6/24(水) 準決勝・決勝
なお、中京大対関東学院大は、延長12回にサヨナラ・ボークで決着がついている。中京大(と言うより愛知リーグ)が大学選手権で優勝したのは、この1度きりだ。
さて、大学のリーグ戦では93年春の立命館大対関西学院大1回戦の延長22回が最多延長回になるのではないかと思われる。
| 93/05/04(皇子山) 関西学生リーグ第5節初日第1試合 試合時間 :4時間45分 | ||
| 立命館大 | 000 000 002 000 000 000 000 0 =2 | 近岡−金森−谷村 |
| 関西学院大 | 000 000 002 000 000 000 000 1x =3 | 木原 |
93年5月5日付『日本経済新聞』は、次のように伝えている。
試合時間はリーグ最長記録の4時間45分。10回までしか表示できないスコアボードの電光掲示板は2度も消された。 <略> 劇的なサヨナラ勝利とはいえ、1人で271球を投げ抜いた関学の木原投手は「きょうは帰って早く寝ます」とぐったり。
同日付『毎日新聞』によれば、旧関六時代の75年春入れ替え戦で関大対京産大の延長21回日没引き分けがあったらしい。
◆標題の「元気があれば、何でもできる」は、延長19回裏に文理大ベンチから出た声だそうです。たしかに19回になると、そんなことでも言わなければ、やっていられないものかもしれません。ところで、日野のT氏は「スコア」というより「メモ」を記録しています。1球ごとにストライク・ボールを書いているわけではありません。将来、氏が自分のWebサイトを開設するときが来たら、このページは、のしをつけてお返しすることを約するものです。あっ、「プリンスの軌跡」も返上を希望します。喜んでお返ししますので…。
◆この試合が本当に「大学野球最長」になるのかどうか、確認するすべはありません。もし24回以上の試合をご存知の方がおられましたら、断片的な情報で結構ですので「3代目んだ」(大学野球の延長23回以上)または「メールのページ」からご連絡いただけないでしょうか。事実誤認、数値の誤り、変換ミス、リンク切れ等にお気づきの際も、お手数ですがご一報いただけると幸いです。
◆一般的に大学野球のアナウンスは「君づけ」ですが、02年5月に九州六大学と九州地区のトーナメントを見に行った市原のH氏によれば、場内アナウンスが呼び捨てだったそうです。私は97年秋に福岡六大学を見に行きましたが、そのときも呼び捨てでした。九州の大学野球では、呼び捨てがスタンダードなのだと思われます。なお、関東の大学でもオープン戦では呼び捨てでアナウンスが入ることがあるそうです。
◆日本最長と思われる試合は、軟式では45回、硬式は29回があります。
◆都市対抗では、準決勝が延長14回引き分け、6回降雨ノーゲーム、延長10回で決着という年もありました。→「1967年日本楽器」。
◆トーナメント準決勝で一方のチームが長い延長を戦えば、決勝で不利になるのは当然のことです。再試合は一層大きなハンディを背負うことになります。決勝を球趣豊かなものにするためには、(すくなくとも)準決勝では「サドンデス」が最良の方法です。→「一死満塁の攻防」
◆日本文理大は03年大学選手権に2度目の出場を果たし、「こまぎれ継投」で優勝しました。「レッドデビル」のページをどうぞ。(次のページです↓)
★07/03/01校正チェック済、ケなし、プなし、順OK
★07/03/02HTML文法チェック済(エラーなし)
検索|リンクポリシー|大学野球|次へ:レッドデビル|作成順:下級生向きのポジション