◆「実名掲載規準」は「実名掲載基準」として、00年末に定めたものです。幸いにも、これまで実名掲載をめぐるトラブル(クレーム)はありませんが、当事者・近親者・第三者を問わず、ご意見は承ります。
◆「固有名詞における異体字の扱い」以下は、当サイトの表記原則を指針として示したものです。当サイトにおいてはこうするというだけの話であって、これに拘束されるのは私1人です。なお、表記に関する専用ブログを開設していますので、段階的に移転させます。
当サイトではアマチュアの試合を数多く取り上げている関係上、どこまで実名を出していいのかというデリケートな問題に直面しています。『スコアシート』の「読者」は私が選んできました。そこはほぼ完全に「閉ざされた世界」でした。プロ・アマを問わず実名でフルネーム掲載しても、問題が生じるおそれはほとんどありませんでした。
当サイトは開設当初より「来訪者要件」を掲げています。必ずしも万人を歓迎するわけではないことをお断りしています(逆に万人に受け入れられるサイトでもないはずです)。しかしながら、現実にアクセス制限しているわけではありませんし、「要件」自体もかなり緩和しています。私が一定の制約を受けることは避けられないことだと理解しています。
従来、高校生以下の実名掲載は控えるという大枠を定めただけで、あとはケースバイケースで対応してきました。ある程度の事例が揃いましたので、私なりの「規準」としてまとめておきます。
| プロの選手、監督、コーチ | 現・元を問わず、またプロでの実績にかかわりなく、遠慮する必要はないと思われますので、原則実名とします。 |
| 社会人の選手 | 原則として実名としますが、あくまでも状況に応じて判断します。 |
| 大学生の選手 | 個々の事例に応じて判断します。一律には決められません。 |
| 高校生以下の選手 | 実名掲載は控えますが、例外的に名前を出していることもあります。→「場内アナウンスの妙」 |
| アマの監督、コーチ | 社会人に準じて原則実名です。 |
| 女子軟式の選手 | 中学生や高校生が含まれている現状に鑑み、それなりに有名な選手であっても実名は控えます。 |
| 女子ソフトの日本リーグの選手 | 原則実名とします。今後、高校までテリトリーを広げるかもしれませんが、高校生はやはり実名を控えます。 |
▲高校生以下がプロまたは社会人・大学に進んだ場合、その当時にさかのぼって実名を解禁しています。
▲「実名を控える」と言っても、特定できる人には特定できる場合もあります。どの程度匿名性を保つかはケースバイケースです。
▲「伏せ字」を用いた場合の「**」は、その選手等の字数と必ずしも一致するわけではありません。つまり、「佐々木」を「佐*」としたり、「森」を「森*」とすることもありますので、ご了承ください。
▲勇み足と思われる事例は、どうぞご指摘ください。むろん、最終的には私の責任で判断します。
当サイトでは、いわゆる「ドラフト情報」的なページを展開するつもりはありません。反面教師としたのが白夜書房の『野球小僧』No.2です。ドラフト候補選手として高校生を含む数百名のリストが掲載されています(最近のものは買っていません)が、わざわざABCのランク付けまでされています。私はこのランク付けには大いに抵抗があります。
大学生や社会人はまあいいでしょう。高校で野球をやっているからといって、彼らの目標が必ずしもプロであるとは限りません。ランク付けされたうえで実名掲載されることを歓迎しない選手もなかにはいるはずです。いてもいいのです。
ドラフト指名される可能性が高い順にABCなのか、プロで活躍できる可能性に対するABCなのか、評価基準さえ明示することなくランク付けして、不特定多数に公開するのは無責任であるばかりか僭越な行為です。
「成長が見られない」、「筋力不足はっきり」、「巨体が惜しい」、「性格的に問題がある」…高校生の実名をあげて、こんなコメントをつけるぐらいなら、最初からリストアップしなければいいのです。
▲私自身は「ライブラリー」のページでランク付けしていますが、これは対価を支払えば誰でも入手できる「商品」に対する評価です。紹介する以上、私の評価を添えて「おすすめ」の度合いを示すのは、むしろ私の責任でもあります。
栃木県の高校野球選手権予選の大会パンフは、大会記録のページが異常なほど充実しています。記録マニアとしては嬉しいところですが、個人1試合最多エラーとかを載せる意味があるでしょうか。
何十年も前の不名誉な記録が今でも実名入りで掲載されているというのは、本人にとっては心穏やかなことではないはずです。そこまで徹底して調べあげたことは評価しますが、公開することは別の問題です。
当サイトは個人サイトです。管理人である私はアマチュアです。アマチュアであることの強みは、意に添わないことはやる必要などないということです。私はこの特権を手放したくないと思っています。だからと言って、アマであることを免責事由にするつもりもありません。
漢字には異体字が多く、とりわけ選手名、監督名、チーム名などの固有名詞については、やっかいな問題が生じてきます。当サイトでは、原則として一般的と思われる簡易な文字を用いています。
原則1:旧字体は新字体に改めます。(ex.「澤」→「沢」、「濱」→「浜」)
原則2:常用漢字表の表外文字は表内文字に改めます。(ex.「峯」→「峰」、「嶋」→「島」、「嵜」→「崎」)
原則2の例外1:茨城県鹿嶋市については、佐賀県鹿島市との区別のために「嶋」を使用しています。
原則2の例外2:表外文字である「龍」「籠」「瀧」は、表内文字の「竜」「篭」「滝」と併用します(「襲」が常用漢字だからです)。ただし、茨城県龍ケ崎市については、一般的に「竜」が使われています。無理に「龍」を用いると、かえって混乱を誘いそうですから、当サイトにおいても「竜」とします。
原則2の例外3:表外文字である「薗」「舘」は表内文字「園」「館」の異体字ですが、両者とも使用します(部首が異なるためです)。
原則2の例外4:「附」は常用漢字ですが、「附属」として使われている場合には「付属」に改めます。「附」が人名で用いられている場合には、そのまま使用します。
原則3:表外文字同士の異体字については、併用を原則とします。(「淵」と「渕」など)
原則3の例外:「檜」は「桧」に改めます。
異体字であるかどうかの判断は、主に私の手元の漢和字典(『電子ブック版漢字源』学習研究社)等によります。とくにアマチュア選手については、大会(連盟)パンフでの異体字の扱いが明示されているわけでもなく、統一されているわけでもありませんので、結果的には前記原則に反することもあります。
08/03/15付でブログ「表記規準」(旭川竜谷/(佐賀)龍谷)に移しました。
07/12/23付でブログ「表記規準」(第一高校)に移しました。
07/12/11付で外部リンクを含めてブログ「表記規準」(ヶとケ)に移しました。
「斎」と「斉」は類義の別字であり、両者ともに常用漢字表の表内文字です。なお、「齋」は「斎」の旧字体、「齊」は「斉」の旧字体で、いずれも常用漢字ではありません。ほかにも異体字のバリエーションはありますが、ここでは下の「示」と「二」の違いにだけ注目してください。
両者は別字ですが、一般的には必ずしもそう認識されているとは思えません。「ピストルの合図とともに、マラソンランナーが一斉にスタートした」という場合、誰も「一斎に」とは書かないはずです。また、「しょさい」は「書斎」に変換されても、「書斉」には変換されません。
つまり、「斎」と「斉」は、「沢」と「澤」のような関係ではなく、いわば「札」と「礼」のように字形が似ているだけなのです(ただし類義)。「札幌」を「礼幌」と書いたら、その人の教養が疑われるはずです。
プロ野球の選手名鑑なら、だいたいの場合は作っている側がよくわかっていますから、「斎藤」と「斉藤」は区別されます。たとえば、『ベースボールマガジン』00年春季号の別冊付録ではこうです。
斉藤貢(H)、斉藤秀光(BW)、斉藤宜之(G)、斉藤肇(YB)
斎藤和巳(H)、斎藤雅樹(G)、斎藤隆(YB)、斎藤充弘(S)
実はこの別冊付録にしてもさかのぼって調べてみれば、いろいろありますが、まあ深く追求するのはやめましょう。いずれにしても、情報量の多いプロ選手に関しては、「斉藤」と「斎藤」の区別は比較的たやすくできます。最終的には多数決もしくは最新のものを尊重するという対応が可能です。
問題はアマチュア選手です。例によって、私の得意とする悪趣味なリストを作ってみましょう。まずは『グランドスラム』の選手名鑑からです。私の好きな選手の1人で、三菱自動車川崎(01年から三菱ふそう川崎)に「サイトウ秋博」という選手がいました。
94年『グランドスラム』2号 斉藤秋博
95年『グランドスラム』4号 斉藤秋博
96年『グランドスラム』6号 斉藤秋博
97年『グランドスラム』8号 斉藤秋博
98年『グランドスラム』10号 斉藤秋博
99年『グランドスラム』12号 齋藤秋博
00年『グランドスラム』14号 齋藤秋博
01年『グランドスラム』16号 斎藤秋博
このように最初は「斉」だったのが、いつのまにか「斎」の旧字体である「齋」に変わってしまうのです。「斉」が「斎」に変わるとか、「斎」が「齋」に変わるのなら、まあ理解の範囲内ですが、別字の旧字体に変わっては改名に等しい話です。
そのうえ、私がひそかに(もはや公然と)こういうチェックを入れているというのに、01年版の名鑑では「斎」になりました(しかも156ページでは「齋」です)。
さて、次は都市対抗パンフです。
93年『サンデー毎日』増刊 斉藤秋博
96年『サンデー毎日』増刊 斎藤秋博
97年『サンデー毎日』増刊 斉藤秋博
98年『サンデー毎日』増刊 斉藤秋博(日産自動車に補強)
99年『サンデー毎日』増刊 斎藤秋博(東芝に補強)
00年『サンデー毎日』増刊 斎藤秋博
01年『サンデー毎日』増刊 斎藤秋博
99年から「斉」が「斎」に変わっている点は『グランドスラム』と同じです(新字体と旧字体は考慮せず、後述)。そうすると96年はどうなるのかな、という疑問が生じます。
『グランドスラム』6号で「斉藤真樹」になっている選手(本田技研の外野手)が96年都市対抗パンフでは「斎藤真樹」ですし、同じく「斉藤芳徳」(鷺宮製作所の捕手)は「斎藤芳徳」ですから、同じレベルでの混同ではないかと思われます。
96年と言えば、背番号のないパンフのときです。私が「史上最低のパンフ」と言い続けているのは、それほど誇張でもないことになりそうです。
さて、『グランドスラム』には都市対抗と日本選手権のテーブルスコアが載っています。これもリストアップしましょう。
95年日本選手権1回戦 2番ショート 斉藤
95年日本選手権2回戦 2番ショート 斉藤
95年日本選手権準々決勝 2番ショート 斉藤
95年日本選手権準決勝 2番ショート 斉藤
95年日本選手権決勝 2番ショート 斉藤
96年都市対抗1回戦 2番ショート 斉藤
96年都市対抗2回戦 2番ショート 斉藤
97年都市対抗1回戦 2番ショート 斉藤
97年都市対抗2回戦 2番ショート 斉藤
97年日本選手権1回戦 2番ショート 斉藤
98年都市対抗1回戦 2番サード 斉藤(日産に補強)
98年都市対抗2回戦 2番サード 斉藤(日産に補強)
98年都市対抗準々決勝 2番サード 斉藤(日産に補強)
98年都市対抗準決勝 2番サード 斉藤(日産に補強)
98年都市対抗決勝 2番サード 斉藤(日産に補強)
99年都市対抗1回戦 8番ショート 斉藤(東芝に補強)
99年都市対抗2回戦 8番ショート 斉藤(東芝に補強)
99年都市対抗準々決勝 8番ショート 斉藤(東芝に補強)
99年都市対抗準決勝 途中出場 斉藤(東芝に補強)
99年都市対抗決勝 8番ショート 斉藤(東芝に補強)
00年都市対抗1回戦 9番ショート 齋藤
00年都市対抗2回戦 9番ショート 齋藤
00年都市対抗準々決勝 9番ショート 齋藤
00年都市対抗準決勝 2番ショート 齋藤
00年都市対抗決勝 2番ショート 齋藤
このように00年から「齋」に変わっています。おそらく99年から「齋」で登録したのでしょう。新聞社は原則として旧字体を使いませんので(ただし固有名詞は例外のはずです)、『サンデー毎日』では99年から「斎」が使われたのだろうと想像されます。
『グランドスラム』も99年の12号の名鑑では「齋」に変えたものの、13号では誤って「斉」を使ってしまったというのが真相ではないかと思われます。
私は、サイトウ姓の選手に関してはダブルチェックを原則としていますが、いちいち本人に確認するわけではありません。現状では「斉藤」と「斎藤」を厳密に使い分けることはできませんので、その旨をお断りしておきます。
日本でもっとも歴史のある新聞社と辞典類の版元でもある出版社にして、こうなのですから、大会(連盟)パンフに「それ以上」を求めることは無理があります。必ずしもメディアなり主催者なりの責任ではなく、当の本人がよくわかっていなかったり、あまりこだわらなかったりというケースも多々あると思われます。
なお、表記上の原則に従い、当サイトにおいては固有名詞であっても原則として旧字体は使用しないことにしていますので、「齋」は「斎」に、「齊」は「斉」に改めることを重ねてお断りします。
◆このページは、複数のページから同系統の項目を移記して構成したものです。なお、「固有名詞における異体字の扱い」は、大筋において『スコアシート』時代のものを引き継いでいます。
◆「セットポジション」内には、いまだにこの種の項目が各ページに散らばっていますので、ブログ「表記規準(セットポジション専用)」に集約しているところです。このページには最終的に「実名掲載規準」だけ残します。
◆変換ミスやリンク切れ等にお気づきの際は、お手数ですがブログ「んだ」(ヶとケ)または「メールのページ」からご一報いただけると幸いです。
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