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オリジナルのスコアカード

00/08/16作成
13/12/14更新

◆私は市販のスコアブックを使っていません。


絶版

私が使っているスコアカードは、印刷屋に特注したオリジナルだ。思えば、最初の1冊はSO社のB6サイズだった。たしか、杉並区役所前のスポーツ用品店で買ったと記憶している。

携帯の利便性を考えて、「一番小さいサイズを」と指定すると、それが出てきただけの話だ。91年3月12日のことだった。その日のうちに川崎球場のオープン戦で使い始めて、5月4日で使い終わっている。

ということは、2冊目を買ったのはきっと連休前だったのだろう。2冊目も同じものにするつもりだったが、2冊目を買いに行った店には成美堂のものしかなかった。そこで、成美堂のB6サイズを3冊か4冊かまとめて買い込んだものと思われる。以後、まとめ買いは10冊単位になった。

SO社の罫線は黒だが、成美堂は緑だ。私は黒のペンを使うので、罫線も黒だと字と罫線が重なったときに見づらくなる。だから、罫線は黒より緑のほうが都合がいい。ただそれだけの理由で、その後はひたすら成美堂のB6サイズを使い続けていた。

ところが、95年の春になってB6サイズは絶版だと聞かされた。慌ててあちこちのスポーツ用品店を探し回り、なんとか30冊ぐらい確保した。当時は1年で15冊使っていたので、30冊といっても先は見えている。

大きなサイズのものを持ち歩く気にはなれなかった。かといって、いまさらSO社のB6サイズに戻る気にもなれない。分厚い文房具カタログをめくりながら、方眼ノートや京大式カードなどをひととおりチェックし、めぼしい物は数軒の文具店で実際に確認してみたけれども、適当なものが見つからない。

自分で作ってしまうしかないと、覚悟を決めた。版下はワープロを利用して自分で作った。作成中に面倒くさくなって、コピーで済ませようという安易な発想も浮かんだが、罫線が黒になってしまうことを嫌って、やはり注文することにした。

携帯性重視の意味で、最初は版下をB6サイズで作っていた。ボールカウント欄を広くとろうとすると、どうしてもB6では足りなくて、A5サイズになってしまった。罫線はグレーを指定した。

ウグイス色

紙の色をウグイス色にしたのは、白では直射日光が避けられないときに残像が気になるからだ。のちに、某新聞社がやはりウグイス色の紙のスコアブックを使っていることに気づいた。たしか三菱重工名古屋だったと記憶しているけれども、やはりウグイス色の紙を使っているチームもあるようだ。

白でない理由はたぶん同じだろうと思われる。ベージュではあまり効果はないだろうし、ピンクではちょっと気恥ずかしくなる。選択肢としては、せいぜいグレーかライトブルーかウグイス色が残る。もっとも、白い修正液がやけに目立つことに気づいたのは、使い始めたあとだった…。5000枚作ったので、もう1度作り直すことはたぶんないはずだ。

市販のクリップボードは気にいらないので、厚さ2mmほどの厚紙を2枚重ねて下敷きにして、輪ゴムで左右2カ所を固定している。2枚重ねにするのは、使用済みのものと未使用のものを間に挟んでおくためだ。

こうすると、カバンの中に無造作に投げ込んでもスコアカードは保護される。厚紙は下敷きでもあり、携帯用収納ケースでもある。ときには、うちわの代わりにもなるが、さすがにこの用途での使い心地はよくない。

当時の見積書を見ると、8パターンで見積りをとったようだ。A4片面で2つ折りにしたほうがよかったのかもしれないが、いちいち折り畳むのも面倒な気がする。

スコアカードの見積り(96年当時です)
A5両面刷 色上質 最厚口 うぐいす色 2000枚 \31,000- フィルム代
\5,000-
5000枚 \38,300-
上質 86.5kg 2000枚 \21,500-
5000枚 \30,000-
A4片面刷 色上質 特厚口 うぐいす色 2000枚 \30,000- フィルム代
\3,500-
5000枚 \41,000-
上質 70.5kg 2000枚 \18,500-
5000枚 \31,700-

計43,300円(消費税3%=当時=はサービスだと言われた。まあ、どこかに紛れ込んでいないとも限らない)で5000枚だから、1試合分の単価は8.66円だ。金利分を無視すれば、市販のスコアブックより安くあがる。が、問題もある。段ボールに2箱分あって、いつになったら使い切るのかわからないのだ。

延長のイニング

オリジナルを作る場合、イニングを何回までとるかということに悩むことになるだろう。私はせめて11回までとりたいたいと思っていたが、スペースの関係で10回が限界だった。

02年末現在、私が見た延長戦は次のとおりだ。11回までにしておけば、延長戦の8割近くがおさまる。12回なら9割だ。どこで折り合いをつけるかは、人それぞれだろう。

延長戦のイニング
10回 11回 12回 13回 14回 15回 16回 17回 18回
プロ 12
社会人 13
大学 30
高校 11

▲社会人にはアマ王座戦を含みます。

ペン

スコアをつけ始めた1年目は赤と黒の2本だけだったが、翌年から青と緑を加え、今では5本のペンを使用している。訂正が簡単なので鉛筆にすべきだという議論もあるに違いないけれども、私は集計処理にウエイトを置くため、あとで見やすいペンのほうがいい。

色の使い分け
ヒットと得点。
四死球、盗塁、ボーク、失策、野選、犠打飛、打撃妨害出塁など以外で攻撃側に有利な要素。
三振、併殺、残塁、盗塁死、守備妨害。
投手名、
監督またはコーチがマウンドに行ったとき(高校野球では「守備側のタイム」)。
ボールカウント、ゴロ、フライ、アウト、選手・審判名、日付、大会名など前記以外。
牽制死は盗塁死と区別するためにを用いず、を使っている。

色分けするのは、ひとめでわかるようにしておくためだ。記入時は面倒だが、集計処理が容易になる。一般的にはが多い試合はあまり歓迎したくない。なお、このサイトに掲載したテーブルスコアは、原則としてヒット以外の出塁(敵失や野選を含む)をで示し、犠打飛はを用いている。

3色ペンや4色ペンをカシャカシャやるのは、あまり私の趣味ではない。3色ペンや4色ペンはインクがかすれるうえにボタ落ちが気になるし、のインクがほとんどなので、との区別が明確ではない。柄の部分が太いのも私にはしっくりこない。スペアとして必要かもしれないが…。

突然インク切れになったりすると困るので、柄の部分が透明または半透明で、インクの残量がわかるものが好ましい。今のところ、一番のお気に入りは、パイロットの「HI-TEC-C」だ。は0.4mm、は0.5mmがよい(では文字は書かないし、丸の中を塗りつぶすことがある)。

修正液はペン型のものを使っていた。細字用と太字用で両端が使えるようになっているタイプだと、片方が出にくくなったときにもう片方がスペアになる。直射日光に長時間さらすと、大量に出てくることがあるので、配慮が必要だと思われる。

また、修正液は速乾性に限る。その点、修正テープは乾くのを待たなくても済むので、現在は100円ショップで買った修正テープを用いている。細かいところに対応できないのが難点だ。結局、修正テープを含めると都合6本を左胸ポケットに入れておくか、右の座席に置いていることになる(私は右利き)。

ときどきペンシルケースを忘れることもある。草薙に行ったときは、駅前のコンビニで黒と赤とシャープペンシルを調達した(シャープペンシルは緑と青の代用)。おかげで第1試合に少し遅刻した。水戸では駅ビルの文房具店で揃えた。高速バスで鳴門に行ったときは、バス停の近くに100円ショップがあった。以前は文房具店を探していたが、最近は100円ショップでことたりる。

何度か忘れた結果、予備の4色ペンを鞄に入れておくようになったが、鞄を変えれば元の木阿弥だ。エレベーターに乗ってから、忘れたことに気づいたときは、3階で降りて5階まで階段をダッシュしたこともある。どうせなら、乗る前にチェックすればいいのに…。

スタンドで座る位置

ネット裏上段のやや三塁側寄りがお気に入りだ。上段また中段に座るのは、グラウンドとの角度を確保したいという理由がある。グラウンドと同じレベルの目線だと、打球の距離感がつかみにくいし、野手が重なったときが紛らわしい。

最前列に座ると、ファウルボールがいやな角度で落ちてくる。私は、右手にペンを、左手にはスコアカードを持っている。よけたくても反応しにくいときもある。きっと自由の女神も立ち往生するに違いない。とはいえ、身に危険が迫っているのだ。奈良や鎌倉の大仏のように悠然と構えてやり過ごすこともできない。

ネット裏最前列では、一塁走者が一塁と二塁を結ぶ線上(または投手寄り)でリードしているか、その後ろ(外野寄り)でリードしているかの区別がわからない。後者の場合は走者が牽制球をもらおうと誘っているのだろうから、最前列で見ると、ピッチャーと同じようにだまされることになる。

それに、おおむね後ろのほうが空いている。私は人口密度が低いほうがいい。のんびりできるだけではない。最上段に座ると、スタンドを含めて野球場全体を視野におさめられる。文字どおり「高みの見物」を決めこむことができる。スタンドにはいろいろな人種がいるものなのだ。

真正面よりやや三塁側を好むのは一塁走者のスタートを無理なく視界におさめたいという理由だ。プロ野球の場合は、三塁側のほうが空いているという理由もある。ネット裏がふさがっている場合は、ためらいなく三塁側を選ぶ。三塁側なら一塁走者と三塁走者のリード(あるいは)スタートが見える。一塁側では二塁走者だけだ。

もちろん、時と場合によっては原則を外すこともある。夏は日陰になる席が一番いいわけだし、天気に不安があるときは雨が降り込まない席がいいに決まっている。たとえば、江戸川球場のネット裏は、午前中は前のほうが直射日光にさらされ、夕方になると上のほうが西日を浴びる。何度か通うと、一日中日陰になる席が見つかる。


◆以上、ここまで読まれた方は、球場で私を見つけることも可能です。ただし、話しかけるのはイニングの合間、できれば試合の合間にしてください。どうせ私は最後まで見ます。途中で帰ることはまずありません。たとえ誰と一緒に見ていても、球場での私のパートナーはゲームそのものであり、あなたではありません。

◆神宮球場では四死球の数もスコアボードに表示されます。かつて、2階席で私の隣に座った老夫婦のうちのおばあさんが、スコアボードを指さして「あそこのBは何ですか?」と私に尋ねました。間の悪いことに、ちょうどバッターがバントしたときでした。私は「2から4、フォアボールですよ」と答えました。本当は、フォアボールではなく四死球ですが、「2から4」の意味はきっと理解してもらえなかったに違いありません。

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