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(プレイ) | 球場観戦7つ道具 | 茜色と漆黒とアンリ・ルソー

球場観戦7つ道具

00/12/05作成
13/12/15更新

◆タイトルには派手に偽りがあります。7つどころの話ではありませんのでご了承ください。地方遠征が多かった頃、私は忘れ物がないようにチェックリストをつくっていました。さすがに指さし確認はしていませんでしたが、出かける前にリストと鞄の中身を照らし合わせていたものです。欠かせないものもありますし、あれば便利なものもあります。


◇静岡県の高校野球

Webサイト「静岡県の高校野球」に「取材必須アイテム」というページがあった。次の14品目が写真つきで取り上げられていた。

1.ラジオ(決勝戦用)

中継の有無にかかわらず、遠征時にはあったほうがいい。私は新幹線のFM放送に対応したものを使っている。実際に球場で中継を聞くかどうかはプロアマを問わず解説者次第だ。

高校野球の場合、何回戦から中継があるかは地域によって異なる。また、関東の場合はNHKのエリアが広域になるので、各地で決勝が重なればFMで中継されることもある。当然のことだが、電池切れになると、役に立たない邪魔者でしかなくなる。

2.記録用ノート(スコア記録用)

たとえばプロ野球の場合、球場の売店ではジェット風船や応援メガホンは必ず売っている。だが、スコアブックはない。球場で使うには「うちわ」の代わりにしかならない下敷きを売るなら、球場で使うスコアブックを売ってもいいのに…、と私は思っている

▲05年都市対抗で東京ドームに行ったとき、地下の売店にスコアブックが4冊置いてあるのを見かけました。

どうやら、消耗品は売っても生産的なものは売りたくないらしい。だから、スコアブックを忘れたりすると、チラシの裏側とか、『週刊ベースボール』の余白とかに記入することになる(実話)。まあ、みんながスコアをつけるようになったら、ビールも弁当も確実に売り上げは落ちるだろう。

02年リトルシニア選手権で、スコアブックを忘れた私は、鞄の中から都市対抗神奈川予選でもらったばかりの日石三菱(当時)の応援ウチワを取り出して、びっしりと書き込んだ。骨が邪魔になったりするが、意外に使い心地がいい。

普段は通常の用途で使いながら、必要に応じて手を止めればいいのだ。ただし、ウチワ型スコアカードを商品化したとしても、売れ行きのほどは保証しかねる。

3.サングラスと帽子

どちらもドーム以外では必要だ。私のサングラスはUVカット用だが、西京極や大和引地台など南向き球場で晴れの日なら必需品だ。ただ、背番号確認とかで双眼鏡を使いたいとき、いちいちサングラスを外すのが面倒だったりもする。

だが、一度つけるとその日は外せなくなる。長時間、直射日光にさらされるのは、お肌だけでなく目にもよくないと思われる。それに、風の強い日は目をあけていられないこともある。だから、ゴーグル愛用者もいる。

私は、球場では日陰に入ることが多いから、帽子はあまり使わない。もっとも日陰のない球場もある。快晴の日に、青葉の森球場(千葉)で高校野球の夏の予選を3試合見るつもりなら、帽子を忘れるのは自殺行為に等しい。

神奈川の高校野球では、日射病・熱射病対策のために水分補給を促すアナウンスが入る。余計なお世話だと、やせがまんするのは感心できない。

野球帽なら「つば」がしっかりしているから、小雨のときも使える。日差し対策として考えるなら麦わら帽子が理想だ。ただ、電車内などでの持ち歩きには不便なので、車利用の人向きだ。

4.携帯電話

試合開始と試合終了のときに、時計代わりに使っている。私は「9時59分31秒」に「10時00分」を示すようにセットしている。私の理解では、「10時00分」とは「9時59分31秒」から「10時00分30秒」までの1分間だからだ。つまり「30捨31入」主義だ。30秒進めておけば、頭の中で「30捨31入」をする必要がない。

プロ野球は「30捨31入」だと思われるフシがあるが、アマの場合は「切り捨て」られることが多いようだ(まあ、そこまで気にしていないのかもしれない。都市対抗では2分ぐらい遅れた自分の腕時計でやっているのではないかと思われるときもある)。

5.うちわ

これも車利用の人向きだ。私は扇子を胸ポケットに差している。ただ、扇子は開いたり閉じたりが面倒なので、最近はあまり使わない。なぜなら、私の場合はスコアカードとその専用下敷がうちわの代用になるからだ。

6.道路地図

私は昔、オフの間に図書館に行き、行くことになりそうな球場が載っている地図のページをコピーして、ファイルしていた。もちろん、最近ではそんなことはしなくなった。ネットで調べれば、たいていのことはわかる。不自由な時代を過ごしてきたのだ。

もっとも、関西あたりなら地図を持ち歩かないことも多い。00年、3年ぶりに皇子山球場に行ったとき、大阪で「たしか京都で乗り換えだった」、「たぶん湖西線だろう」という調子で路線図を眺めて、「西大津が匂う」と切符を買った。

西大津駅に近づくと、車窓の風景に見覚えがある。「間違いない。駅の階段を降りて、そのままガード下を直進すればいいはずだ」と思い出した。生まれ故郷の川をさかのぼっていく鮭になった気分?だった。

もちろん、私の目的は産卵ではない。球場のある公園に降りる階段のところで、犬の散歩につきあっているおじさんとすれ違ったので、「球場はこっちでいいんですよね」と尋ねた。目の前に着いてから、わざとらしく確認するぐらいなら、電車に乗る前に聞けばいいのに…。

7.プログラム

スコアをつけるなら、絶対に必要だと考える。パンフの有無が見に行くかどうかを決める最終要素だと言ってもいい。ただし、02年ぐらいからは、パンフがなくても、さほど気にしなくなった。

8.タオル

季節を問わず最低1枚は用意しておいたほうがいい。夏の東京ドームは席によっては寒い。「涼しい」のではなく、本格的に「寒い」のだ。都市対抗をネット裏上段で見慣れている人のなかには、膝掛け持参という用意周到な人もいる。

あるとき、私はタオルをマフラー代わりにして首に巻いていた。ピンクのタオルだった。試合が終わって帰ろうとしたら、近くの席の床に、いかにもさっきまで首に巻いていたかのような形をしたピンクのタオルが落ちていた。

「えっ? ここには来ていないはずなのに、いつ落としたのだろう? 道理で寒いはずだ」と思った私が拾おうとしてかがみこんだら、首からピンクのタオルが垂れてきた。どうやら、私と同じ目的で同じピンクのタオルを使用して、忘れていった愚か者がいたらしい。

9.ティッシュ

必要不可欠と考える。

10.スーパーのゴミ袋

ゴミを散らかすな、と。小さくたたんで、鞄の中に2、3枚入れておくといい。

11.傘

常備するのが基本だと思うが、邪魔になるので私はあまり持ち歩かない(天気予報が外れて雨に降られても、それは自分の責任だと思っている)。

地方遠征では当地で調達することにしている。博多駅で外に出ようとしたとき、ちょうど雨だった。一番近くの店先に傘が出ていた。ちょっと派手だし、女性向けのような気もするが、この期に及んで贅沢はいえない。

あまり恥ずかしくないような傘を1本選んで、代金を払うためにその店に入った。そこはランジェリーショップだった。あとで「駅の売店でいくらでも売っているだろうに…」と言われた。反論の余地はない。

12.携帯灰皿

携帯用の灰皿にはクッションが効いているものがある。誰かが置き忘れて帰った指輪や、片方だけ捨てられたイヤリングをベッドの下で発見したとき、郵送するのに都合がいいらしい(フィクション? 実話?)。まあ、使用済みでは具合が悪いかもしれない。

13.新聞紙

無理に古い新聞紙を用意しなくても、当日の新聞ぐらいは持っていったほうがいい。椅子に何も敷かずに座ることにためらいを感じる球場は少なくない。とくに女子軟式のときの臨海球技場では必需品ですらある。

01年の大会では、初出場チームの選手の家族と思われる10人ほどが、何の用意もしていなかった。私はさっさと前日のスポーツ紙を丸ごと差し出した。別に親切心というわけでもない。早く座ってもらわないと、こっちは見えない。親切を装う利己主義の発露なのだ。まあ、害のない利己主義だけれども…。

新聞は雨を吸ってくれるので、小降りのときなど利用価値は大きい。なお、必要な記事はあらかじめ切り取っておくことをおすすめする。

14.カッパ

傘はかさばるが、カッパはそれほどでもない。上だけでも常備すべきである(私は一応防水された薄手のブルゾンで代用することが多い)。本格的な雨を覚悟しなければならないときは、カッパのズボンよりいいものがある。クリーニングのビニール袋だ。

クリーニングから帰ってくる衣服はビニール袋に包まれている。とりわけ便利なのはスーツの袋だ。大きいから足がすっぽり入る。靴を履いたまま袋の中に足を突っ込めばいいのだ。足先が濡れないのが嬉しい。足を組み替えることもできる。

また、多少大きめの鞄も入るから便利だ。そのまま椅子に置いておける。ゴミ袋でも悪くはないだろうけれど、資源は有効利用すべきだ。ゴミ袋には本来の用途がある。それに炭カル入りのゴミ袋はガサガサするので、この用途では実用性に欠ける。

◇スポーツ中国(通年)

今は亡きWebサイト「スポーツ中国」にも類似のページがあった。「社会人野球を観に行こう!」の中に「どんなものを持っていけばいいの?」というページがあった。コメントつきでなかなか楽しいページだった。「シーズンを通して持って行くもの」として、11品目が取り上げられていた。

1.食料

大学野球や社会人野球では観衆100人以下も珍しくない。球場内の売店が開いている保証などない。あらかじめ備えるのは常識ですらある。球場近くのコンビニをあてにしていたら、改装中だったという経験もあるから、早めに最寄り駅付近で用意すべきだろう。

非常食としてチョコレートを備えておけば、帰り道に遭難しても1晩ぐらいは大丈夫だろう。なお、バナナは試合中にスコアをつけながら手を汚さずに食べられるというすぐれた食べものだ。

2.傘、レインコート

臨海球技場で女子軟式の試合を見ているときだった。降水確率は30%ぐらいだったと記憶している。私はビニール傘を用意していた(当時の臨海は逃げ場がなかった)。第3試合が始まる頃、海側にいやな雲が見えた。風は海からの風だ。試合が始まり、雲はだんだん近づいてくる。

海寄りの左端のグラウンドでは、次の試合のチームが練習していた。試合の半ば、スコアブックから目を上げるとき、左側がまっ白くなった。練習中の選手たちは一斉に避難している。私は雨が降り出す前に傘を開いた。いつでも対応できるように、あらかじめ体の右側に置いていたのだ。

雨をやり過ごすまで私はじっとしていた。この雨はじきに上がる。下手に逃げ出したりすると、座るべき場所はすっかり濡れてしまう。試合が再開されたあとで困るのだ。こういう場合は動いてはいけないということを私は経験的に知っていた。

3.座布団

舞洲スタジアムの椅子の表面はなめらかではなく、モザイク模様になっていたはずだ。模様の刻みには、埃がたっぷり入り込んでいる。私は警戒して、新聞を敷いてから座布団を乗せた。座布団が汚れてしまうからだ。

試合の途中に、白いワンピースの女性が私の4列目ぐらい前の席に座ろうとした。思わず声を出しそうになったが間に合わなかった(連れの男もいたし…)。1時間ぐらい過ぎて、その女性は立ち上がった。そこから先は言うまい。まあ、1日に3試合以上なら座布団は必要だと考える。

4.双眼鏡

背番号の確認に必要。ピッチャーがマウンドのどちら側を踏むかということも双眼鏡なしにはわからないことがある。それに私は裸眼ではスコアボードもはっきりとは見えない(東都の審判の「ごちょう」さんは「腸」だとずっと思い込んでいた。「腸」をどうやって「ごちょう」と読むのだ!)。

5.スコアブック、またはノート

前述した(「記録用ノート」の項)。

6.グランドスラム

社会人野球以外ではあまり必要ないものかもしれない。

7.メンバー表

都市対抗の静岡1次予選を見に行ったとき、パンフはなかった。スコアボードにも選手名は出ていない。場内アナウンスを頼りにするしかない。試合の途中から登板したある投手の名前が聞き取れなかった。

周囲には人がいない。今投げている投手が誰なのか、名前を聞きたくても観客はポツポツ入っているだけだ。そのチームの関係者らしい観客がいない。仕方がないので、しばらくしてから双眼鏡を持って三塁側に移動した。

その投手は左投手だった。社会人野球の場合、背番号の上にローマ字で名前が入っているチームがほとんどだ。私は、ただ単に名前が知りたかっただけだ。簡単に2アウトをとったその投手は、私が双眼鏡を覗き始めてから、突然、制球を乱した。

誰もいないに等しい三塁側スタンドで、スコアブックを片手に、双眼鏡で投球フォームをチェックしている怪しい奴だと思われたのかもしれない。以後、なるべく目立つ行動は控えるようにしている。もっとも社会人野球の場合、ただ見ているだけでも十分に目立ったりすることもある

8 カメラ

私には必要ない。スコアをつける作業とは両立しないからだ。二兎は追いたくない。

9.録音機(テープレコーダー、MDなど)

同上。どう工夫してもスコアブックが濡れそうな雨の日に、テープレコーダーに録音して、あとからスコアブックに書き写そうかと考えたことがあった。ぼそぼそ呟いているのは不気味だろうし、書き写すのに時間がかかるので、実現していない。

なお、神宮球場には通称「録音くん」が実在する(「通称」と言ってもせいぜい20人ぐらいの間でしか通用しないが…)。どうやら校歌や応援歌を録音していたものと思われる。まだMDなど普及していなかった時代なので、ラジカセを使っていた。

大きいだけにどうしても人目につく。好奇の目で見られるのは覚悟したほうがいいかもしれない。この「録音くん」を最近はみかけなかったが、02年神宮大会の第二球場で久しぶりに再会した。

昔のウォークマンサイズのカセットレコーダーを3塁側中央学院大の応援席に向け、録音状態をイヤホンでチェックしていた。目印はラジカセだったので、顔は覚えていない。そこで、命名者だと私が睨んでいる日野のT氏&練馬のS氏に確認した。

やはり「録音くん」その人のようだ。まだMDには対応していないと思われる。隣の椅子にはもう1台のレコーダーが置いてある。なるほど、予備も必要だろう。彼の近くに座ったときは静かにしていないと、コレクション収集の邪魔になるのかもしれない。

「録音くん」とは別に「校歌くん」も実在するらしい。あいにく私はその存在を確認したことがないけれども、500校ぐらいのコレクションを抱えているそうだ。体を壊して今はリタイアしているという噂もある。

「ファウルくん」もいる。ファウルボールがスタンドに入ると、一目散にダッシュして拾いに行くのだ。ときには、場外ファウルを拾いに行くこともある(もちろん入場無料の試合)。これまで、県営大宮、市営大宮、府中の社会人野球で目撃した。

このほか、通称「博士」、私が「ドクター」と呼んでいる白髪の老人もいる。別に目立った行動はとらないが、東都のときなど、神宮球場のネット裏中央にいつもいる。その風貌が、いかにも怪しげな発明に没頭していそうなので「博士」の称号がついたらしい。

東都の3部・4部入れ替え戦でも2度見かけた。某プロ球団のスカウト氏によれば「皆勤賞」であるらしい。どうやら、住まいは相模原球場の近辺らしい。

また、「カップ麺くん」と呼ばれる新種の存在も確認できた。4試合日のインターバルごとにカップ麺を食べていたらしい。球場のスタンドには、さまざまな人種が存在するもののようだ(→「いやな予感がする」)。それぞれに奥の深い世界なのかもしれない。

10.ストップウォッチ、ビデオカメラ、スピードガン

ストップウォッチは使っていたこともある。久保裕也(東海大→G)の一塁までのタイムを計ってみようと思ったのだ。なぜなら、久保は東海大の1年生だった99年の神宮大会で、対東北福祉大戦に途中登板して5回3分の2を1失点、打つほうも3打数3安打だったからだ。

ただ、1塁までのタイムは途中でゆるめることが多くて、なかなか計測が難しい。ドラフト指名されて、50m走が6秒3だとわかった。それなら、外野でも行けるかもしれない。

ビデオカメラは今のところ必要ない。どうせ、グラウンド全体が映らないからだ。スピードガンは欲しかった時期もあったが、どっちにしても1人では対応できない。虻も蜂もとれなくなるおそれがある。

ところで、蜂はともかく虻(あぶ)は、人間にとって有益な虫とは思えない。虻が獲れなくても、別に困らない。なぜ、虻と蜂が並列になるのか、長い間の疑問だった。どうやらこれは人間ではなく、蜘蛛の話であるらしい。

クモの巣にアブがかかった。しめしめとクモはアブに襲いかかろうとしたら、別の場所でハチもかかった。そこで、アブはとりあえず放っておいて、先にハチをいただこうとしたらハチには逃げられ、あたふたしながら引き返す間にアブにも逃げられてしまったという、情けないクモのお話であるらしい。

▲よくできた話で、もっともらしいのですが、真偽のほどは定かではありません。念のため。 

11.ボール、バット、グラブ

すくなくとも私はいらない。

◇スポーツ中国(寒)

「スポーツ中国」では「寒い時期に持っていくもの」が5品目取り上げられていた。

1.防寒着

季節を問わず1枚余分に持っていく慎重さが求められる。たとえば、11月の社会人日本選手権がおこなわれる大阪ドームでは空調を入れてくれない。屋内だからと軽装で行ったら、とんでもない目にあった。外にある喫煙所なら日差しを浴びてポカポカ暖かいのだ。中ではブルブル震えなければならないが…。

2.膝掛け

寒くない時期なら、座布団を省いて膝掛けを座布団代わりにするという手もある。

3.靴下止め

私は「マルエツ」だか「サミット」だかの店頭ワゴンセールで、何年か前に買ったレッグウォーマーを今でも愛用している。

4.カイロ

スポニチ大会や神宮大会ではあったほうがいい。とくに右手の指は暖めておかなければならない。大切な商売(?)道具なのだ。

5.温かい飲み物、または酒

昔はポットを持って行ったこともあったが、荷物が増えるので最近は持ち歩かない。スコアをつけるようになってから、アルコールの類を球場に持ち込んだことはない。

◇スポーツ中国(暑)

さらに、「暑い時期に持っていくもの」として次の4品目が掲げられていた。

1.日焼け止め

3月初めのスポニチ大会の時期でも、南向きの川崎球場で3試合見ると、翌日「酒焼けか?」と聞かれる(3月初旬に野球の試合があるとは一般の人は知らない)。鼻の頭がひりひりしたりする。

屋根のない球場で夏に半袖で見るときは、私は日焼け止めを使っている。行きの電車がガラガラに空いていれば電車の中で塗るし、混んでいたら球場に着いてからだ。

2.帽子

前述した(「サングラスと帽子」の項)。通販の「ミラクールハット」は本当にひんやりするのだろうか?

3.冷たい飲み物

私のお気に入りは「ナチュラルズ」だったが、01年以降ほとんど見かけなくなった。「午後の紅茶」のストレートティ、「健康系カテキン式緑茶」、「ジャワティ」などを代用することが多い。夏ならあらかじめ仕入れておいて、少しだけ飲んでから冷凍庫に放り込んでおく。

出かける前にペットボトル・クーラーに入れてタオルでくるんでおくと、2時間たっても溶けない。飲みたいときに飲めなかったりする。その代わり、溶け出すと早い。飲むときには全然冷たくなかったりもする。なかなかやっかいだ。

夏場の炎天下で3試合以上のときは、1リットルの紙パック入りウーロン茶を冷凍している。タオルでくるんでから鞄の中に入れることをおすすめする。球場に着いたとき、タオルは冷えたおしぼりになっている。

ただ、紙パックの場合、「少しだけ飲んで」が効かない。凍らせたら、膨れ上がって角が破けたことがある。なお、ジュースやスポーツドリンクは冷凍に適さない。溶け始めの濃度が高すぎるのだ。

4.うちわ

前述。通販で携帯式の扇風機を見かけた。どこに置けばいいのかという問題が解決されなければ、買う気にはなれない。その後、100円ショップに出回るようになったので、2個買った。意外と使える。手に持つしかないようだが…。

◇オリジナル?(寒)

さて、やっと私の出番だ。ここからはオリジナルだ。まず「寒い時期に持っていくもの」に追加しよう。

1.手袋

左手は厚めのものでいい。右手は黒塗りハイヤーの運転手が使うような薄手のものでなければ字が書けない(乗ったことはないから、薄手のものかどうか自信はないのだが…)。私は右利きだからだ。

2.マフラー

フード付きの防寒着を使えばいらないだろう。だが、フードは視界を狭めるので、私は好まない。完全武装が必要なときは、スキー帽のような耳が隠れる帽子(私は釣り用)とマフラーで対応することになる。なお、マフラーは邪魔になることが多いので、最近はタオルで代用している。

3.登山靴

足は冷えやすい。本格的な登山靴ではないけれども、スポニチ大会用に1足だけ持っている。

4.防災シート

100円ショップで防災シートを見つけた。とりあえず1個だけ買っておいた。06年神宮大会で下半身に巻きつけて使用した。毛布や膝掛けほどかさばらないし、薄っぺらなくせに意外と丈夫だ。ただし、銀色のシートなので、外見を気にするなら使えない。使い捨てのつもりだったが、本来の目的で再利用できるかもしれないので、たたんで持ち帰った。

◇オリジナル?(他)

ほかにもある。

1.筆記用具

持っていくのが当たり前だから、お2人とも入れなかったのだろうけれど、忘れるとかなり悲惨だ。とくに私のように数種類のペンを使う場合は、それこそ出かける前に指さし確認が必要になる。

2.時刻表

試合はあちこちである。天気と組み合わせ次第で、二股どころか四股ぐらいかけている遠征時はいやでも必要になる。

3.コンパス(算数で使った円を描く道具ではなく、磁石のほう)

方位がわかると座る場所を決めやすい。朝方は日陰でも、日中は直射日光ビシバシという席もある。よく「狭い日本」と言われるけれども、生身の人間にとって日本は全然広い。札幌は北緯43度、那覇は北緯26度なのだ。東京の感覚は通用しない。

ちなみに、国連加盟国を面積順に並べて、真ん中で分けると、日本は広い国のほうに入る。

4.割り箸

「なぜ?」と思う人はキャリアがまだ浅い。その昔、M氏はコンビニで買った弁当に、ついているはずの割り箸がついていなくて、仕方なくボールペンで食べたそうだ。それ以来、鞄の中に割り箸を1膳常備するようになったらしい。

球場の自販機でカップヌードルにお湯を注いだあとで、割り箸(フォーク?)が品切れになっていることに気づいた埼玉のH氏は、通い慣れた球場内を物色して、鉛筆で食べたことがあるらしい。「あの人、鉛筆で食べてるよ」という子供の声が耳に入ってきたそうだ。

そういう不幸を避けたいなら、常備しておくのがこの道の達人というものだろう。実際、私のおかげで冷やし中華を食べ損ねずに済んだ在京人気球団の関西担当スカウト氏もいる。チームの好き嫌いは別にして、人道的見地から拠出した。

5.クリップ、付箋、せんたくばさみ

パンフは対戦中のチームだけが載っているわけではない。該当ページにクリップや付箋をつけておくと便利だ。『グランドスラム』のような厚さになると、せんたくばさみが実用的だ。風の強い日でも使える。スカウト氏はダブルクリップ愛用者が多いようだが、私は主に付箋を使っている。

6.輪ゴム

私はスコアカードと下敷きを輪ゴムで固定させている。試合中に輪ゴムが切れて、どこかに飛んで行ったりすることもよくある。試合中に切れた輪ゴムが飛んできたら、その犯人は私かもしれない。

左右1本ずつで最低2本は必要だが、切れてしまうことを考えるとせめて4本ないと落ち着かない。とはいえ、現地調達できることも少なくない。なぜなら、とくに社会人野球など、次の試合や前の試合の選手たちがスタンドで弁当を食べていることが多いからだ。

1チーム30人近い選手が食べ終わったあと、輪ゴムが2〜3本落ちていたとしても、不始末だと非難するには値しないだろう。私はそれを回収する。スタンド美化に協力しつつ、資源も再利用している私は、地球にやさしいのかもしれない。

昔の西武球場で売っていたヒレカツ弁当の輪ゴムは、太さといい長さといい最適のものだった(これは自分で買っていた)。

7.耳栓

そんなに必要なものではないが、遠征時の新幹線などの車内で周囲がうるさいときに使う。ただし、球場でも使うことがある。都市対抗のときだ。応援が悪いとは言わないから、ステレオだけはやめてくれ。

01年の大学選手権で、白い杖のおじさんがスタンドにいるのを見かけた。聴覚障害ならまだしも、視覚障害でスタンド観戦というのは、いったいどんな世界になるのか、私の想像力不足で、なかなかイメージが湧かない。

すくなくとも、あの白い杖のおじさんは、都市対抗の東京ドームに行こうという気にはならないはずだ。攻守の区別なく、打球音さえ消してしまうあの応援は、どう言い繕ってもやはり邪道なのではないだろうか。

もちろん、かの白い杖のおじさんからすれば、ピッチャーがプレートの三塁側を踏むか一塁側を踏むかにこだわっている私こそ邪道そのものなのかもしれないけれども…。

8.ルールブック

「知っているようで身についていない」ルールは多い。疑問点はその日のうちに解決したい。その場でカタをつけるのが一番いい。

9.チケット

駒沢球場で首都大学リーグの試合を見ているとき、ナイターの前売りチケット(神宮)を忘れていることに気づいた。私は、駒沢の第1試合が早く終われば、川崎のジュニア日本選手権(現在のファーム日本選手権)に行くつもりだった。

しかし、ナイターのチケットをとりに帰らなくてはならない。第1試合の途中で、涙を飲んで、1日3球場をあきらめた。ただ、第1試合は10:30に始まり、13:03に終わっている。川崎は14:00開始予定だったはずだ。

57分では、駒沢・川崎間をシートtoシートで移動することは困難と思われる。その意味での影響はなかったことになる。まあ、わざわざ家に帰らねばならなかったことに変わりはない。

都市対抗の前売りチケットは日付が入っている(プロ野球のように個別の座席が指定されるわけではない。甲子園の高校野球と同じで、一定エリアの中での「自由席」になる)。私は翌日のものを持って行ったことがある。

25番ゲート前に続く歩道橋を登ろうとしたとき、1日違いだと気づいた。慌てて引き返した。球場の座席にたどりついたのは、試合開始3分前だった。あぶないところだ。

10.現金

先立つものだ。当日売りのチケットをカードで買えるのかどうか知らないけれど(無理?)、列をつくって並んでいるときに、カードで買うのは度胸が必要かもしれない。

私はいつも財布を持たずに裸でポケットに入れている。00年秋、寒そうだからと厚めのズボンに着替えたせいで、ポケットにお金が入っていなかった。いまさら家に戻っていたら、試合開始に間に合わない。

幸いにも小銭入れにしているフィルムケースに500円硬貨が5枚入っていた。アマチュアの試合なら、それでも足りるのだ。

11.肩ブレラ

頁末リンク参照(↓)。炎天下で屋根のない球場に行くなら、あったほうがいい。


外部リンクです。
肩ブレラ・オフィシャルサイト
  「肩ブレラ」の名前を聞いたとき、ピン!ときました。「これは、ああいうアイデア商品に違いない」と。私は05/05/29の等々力球場で肩ブレラ・デビューしました。折りたたみの傘は小さいので、雨の日はあまり役に立たないと思われますが、屋根のない球場で日差しを避けるには悪くありません。
 私の場合、ネット裏最上段が指定席です。最上段なら、後ろには誰もいないわけですから、よそ様の邪魔にはなりません。どうせ、人が多く集まる試合を見ることはあまりありませんし…。(F未通知、05/05/09設定)

◆「静岡県の高校野球」も「スポーツ中国」も今は閉鎖されています(「リンクのページ」参照)。その後、あまりこの種のページを見かけません。ブログが主流になった今では、ある程度まとまったものを期待するのは難しいのかもしれません。

◆事実誤認、変換ミス、リンク切れ等にお気づきの際は、「3代目んだ」(球場観戦7つ道具)または「メールのページ」からご一報いただけると幸いです。

★07/06/27校正チェック済、ケなし、順OK
★08/01/23HTML文法チェック済(エラーなし)



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