私がスコアをつけるようになったのは91年の3月からだ。当初はボールカウントを記入していなかった。その年の4月11日、会社帰りに神宮に寄った。スコアブックを持っていなかったから、スコアはつけようがなかった。
スワローズの先発投手は宮本賢治だ。たぶん第2打席、宮本はファウルで粘ったあげくに四球で出塁した。そのイニングの先頭打者だった。ラジオ中継のアナウンサーが、これが10球目と言ったのか、10本目のファウルと言ったのか、ちょっと記憶はあいまいだけれども、とにかくそのどちらかを語っていた(おそらく前者)。
なるほど、ボールカウントまで書いていれば、そういうこともわかるわけだ。やがて、私はボールカウントも書き入れるようになった。ファウルが何本か続くと、「前に飛ばせ」というお約束のヤジが、かなり高い確率で聞こえてくる。
牽制球のときの「バッターに投げろ」も似たようなものだろう。ファウルや牽制球では試合は進まないから、じれったくなるのかもしれない。だが、スコアをつけていると、「もっとファウルを打て」と言いたくなることもないわけではない。何本打ったか、何球投げさせたか、記録に残るからだ。
まあ、よそ様が苛立っているときに、悠然と余裕をかましていられるのは、きっと人間ができてきたからに違いない。私が見た試合の中から、1打席に6本以上のファウルを打った打者をリストアップしてみた。延べ147人いた(02年末現在。女子軟式の1人、リトルシニアの3人を含む。女子ソフトでは該当者なし)。
ファウルですら楽しんでしまうのだから、記録マニアとは貪欲な人種なのかもしれない。牽制球もチェックしている私はワンランク上の貪欲さを発揮していることになる。さて、せっかくだから、ここでクエスチョン。この147人の打率は?
▼「F−球」はハイフンの左がファウルの本数、ハイフンの右が相手投手に投げさせた球数です。
▼「投球」の「Fはファウル、「S」は見逃しのストライク、「K」は空振り、「B」はボール、「H」はインプレイの打球、「D」は死球です。青字はバント(の構え)です。
▼「順守」の算用数字は打順、漢字はポジションです。試合途中のポジション変更は省略しています。「点差」はその打者が打席に入ったときの得点差です。
▼「直後」は次打者の打撃結果です(イニングをまたぐ場合は「−」)。「得点」は当該イニングの得点です。「次回」は、その次のイニング(同一チーム)の得点です。
▼※印は、都市対抗の補強選手です。表に掲げた所属は本来のチームであり、田原はヤオハンジャパン、木村はデュプロ、空木は三菱重工神戸に補強されています。
▼この量では多少の漏れや誤りもあるかと思いますが、しょせんは私が見た試合限定ですから、集計結果にはあまり影響はないと思われます。
| F-球 | 投球 | 年月日 | 打者(所属) | 順守 | 回 | 点差 | 結果 | 直後 | 得点 | 次回 |
| 6- 9 7-11 6-11 6- 8 7-12 6- 9 6-11 6-10 6- 9 6- 7 |
FSFBF
FFFH SFBFF FFFFB H SKFFB FBFFF K FFFFB FFH BBSFB FFFFF FK FFFBF BFFK BBSFF FFBFF B FSBFF FFFBK FBFBF FFFH FFFFF FK |
91/08/10 91/08/13 91/08/17 91/09/23 91/10/28 92/04/16 92/04/26 92/05/02 92/05/03 92/06/17 |
大石大二郎(バファローズ) 安達俊也(バファローズ) 藤井康雄(ブルーウェーブ) 古久保健二(バファローズ) 秋山幸二(ライオンズ) 鈴木貴久(バファローズ) 青柳進(マリーンズ) 広永益隆(ホークス) デストラーデ(ライオンズ) 則次(国学院大) |
1二 打二 6右 8捕 3中 7右 8捕 3左 5指 6左 |
6ウ 10表 6表 3表 1ウ 6表 9表 3表 4ウ 2表 |
6 0 3 0 0 −1 −2 −2 2 0 |
左飛 投安 三振 三ゴ 三振 三振 四球 三振 右飛 三振 |
三ゴ 右安 − 遊ゴ − − 右飛 − 左安 − |
0 2 0 2 0 0 0 0 1 0 |
0 − 0 0 0 0 − 0 0 0 |
|
7-10 7-11 6-11 6-11 6-10 6-12 6-11 6- 8 6-10 6-10 |
FFBFF FBFFH SFBFB FFFFF H SFBFF FBFFB B BBSFF FFFFB S FBFFF BFFBB SSFBF BBFFF FH SFBFB FBFFF B BFFFF FFH SSFFB FFFFH FBBFF BFFFH |
92/06/28 92/07/11 92/10/01 92/10/18 92/10/25 92/10/28 93/03/13 93/04/25 93/05/03 93/05/05 |
加藤(NTT東京) 伊東勤(ライオンズ) 高島(東洋大) ハウエル(スワローズ) 大塚光二(ライオンズ) 渡辺博幸(日本大) 松本(日立製作所) 小島(日本体育大) トレンティーノ(ライオンズ) 伊東勤(ライオンズ) |
打 8捕 投 4三 2右 6三 8捕 4捕 6指 8捕 |
8表 6ウ 6表 9ウ 9表 7表 8ウ 13表 2ウ 2ウ |
−3 3 −1 −2 −1 −4 2 0 0 1 |
左飛 左安 四球 三振 四球 二ゴ 四球 中安 遊飛 右安 |
遊ゴ 右飛 一ゴ 中安 右安 − 左2 二ゴ 右飛 投併 |
0 1 0 0 1 0 0 1 0 2 |
1 0 0 − 0 0 − − 1 0 |
|
6-10 6-10 7-13 6-11 6- 9 6-10 6-11 7-12 7-11 6-11 |
SFBBF FFFFK BFFFF FBFBH BSBSF FBFFF FFH SSFBF FBFFF H FKFFF BFFK SBBFF FFFFH SBFFF BFFFB B BSBFF FFFBF FB BFBBF FFFFF H BKFFF FBBFF K |
93/05/09 93/05/23 93/05/29 93/08/08 93/09/08 93/09/15 93/09/26 93/10/10 93/11/03 93/11/13 |
古田敦也(スワローズ) 長島清幸(マリーンズ) 酒井忠晴(ドラゴンズ) 町田公二郎(カープ) 駒田徳広(ジャイアンツ) 井上(東洋大) 荒井幸雄(スワローズ) 中山(東邦大) 榎本(拓殖大) 金藤(福岡大) |
3捕 9中 2三 6左 3右 5左 2左 5左 2遊 9投 |
7ウ 2表 5表 5ウ 6表 2ウ 9ウ 4ウ 10表 5表 |
5 1 −7 −2 1 0 −2 −3 0 −1 |
三振 一ゴ 遊ゴ 一邪 三振 中安 四球 四球 中安 三振 |
右飛 右飛 − − 遊飛 投ギ 三併 三振 中2 − |
0 0 0 2 0 0 0 1 1 0 |
2 0 4 1 2 0 − 0 − 0 |
| F-球 | 投球 | 年月日 | 打者(所属) | 順守 | 回 | 点差 | 結果 | 直後 | 得点 | 次回 |
|
7-13 6-10 6- 9 6-10 6-11 7-11 7- 9 7-12 8-14 6- 9 |
SSFFF BBFBF
FFK FSBFF FFBFH FFBBF FFFH SFBFB FFFFH SBFFB BFFFF B FBBFF FBFFF H FBFFF FFFH BBFKF FBFFF FH BSBSF FFFFF FFBB FBFFF FBFH |
93/11/14 94/03/09 94/03/12 94/04/03 94/04/09 94/04/29 94/04/29 94/05/04 94/05/04 94/06/01 |
上田(広島経済大) 難波(日本通運) 原(日立製作所) 前田智徳(カープ) 岡崎郁(ジャイアンツ) 高柳(関東学院大) 広沢克己(スワローズ) 小川皓市(ファイターズ) 川相昌弘(ジャイアンツ) 斎藤(シダックス) |
2一 2遊 5指 4中 7三 8右 4一 6三 2遊 1中 |
1ウ 3表 1表 4表 8ウ 5表 7表 6表 4ウ 4表 |
−1 −5 3 10 9 5 1 −2 3 3 |
三振 一安 左本 中飛 四球 遊ゴ 遊安 左安 四球 投ゴ |
三飛 四球 左安 三振 左安 − 左飛 三ゴ 中本 − |
0 1 5 3 2 0 0 3 2 0 |
0 5 0 0 − 3 1 0 0 2 |
| 7-12 6-11 6-10 6-10 6-10 6-10 6- 9 8-13 6- 9 6-11 |
FSBFF FFBBF FB SBFBB FFFFF H BBSFF FFFFH BBFFB FFFFK FFBBF FFBFH SBSFF FFFFH FFBFF BFFH SBFBF FFFBF FFH BFFFF BFFH BSFFF BBFFF H |
94/06/03 94/06/12 94/06/26 94/07/03 94/07/24 94/07/25 94/08/07 94/08/08 94/08/28 94/09/18 |
田原(河合楽器) 秋山幸二(ホークス) 若井基安(ホークス) 飯田哲也(スワローズ) 田原(河合楽器※) 森山(ヨークベニマル) 清原和博(ライオンズ) 山*(関東一高) 立浪和義(ドラゴンズ) 原伸樹(ベイスターズ) |
2左 4中 打二 1中 2右 4指 4一 2二 1遊 打 |
1表 6表 8表 5ウ 6表 3ウ 2表 7ウ 7表 9ウ |
0 −4 4 0 1 1 −1 −1 2 −2 |
四球 捕邪 二ゴ 三振 右飛 遊飛 三ゴ 遊ゴ 二併 中飛 |
遊ゴ 左飛 中安 投ゴ 左本 − 二ゴ 投ゴ 中2 中本 |
0 0 1 0 1 0 0 0 1 2 |
1 3 0 0 1 0 0 0 0 0 |
| 6- 9 9-14 6-10 6-11 7-12 7-10 7-12 7-11 6-12 6-10 |
FFBFB FFFFH SFBFF FBBFF FFFK BBFBF FFFFH BSBSF FFFFF H BFSBF FFFFF BB BFFFF FFFBH BFKFB BFFFF FB BFFFB FFBFF H SBBBK FFFFF FK BBSFF FFFFH |
94/10/04 94/10/09 95/03/08 95/03/19 95/05/19 95/05/24 95/05/24 95/06/11 95/06/13 95/06/18 |
池田(日本大) 三沢興一(早稲田大) 荒井(いすゞ自動車) 北野(神奈川大) 横井(三菱重工広島) 伊藤(横浜そごう) 菊池(日産自動車) 八角(札幌大) 村上(青森大) オマリー(スワローズ) |
1中 8投 5一 4遊 1中 1右 7右 2二 捕 4一 |
3ウ 8ウ 8表 9表 4表 9表 7ウ 3ウ 5ウ 2ウ |
0 4 −2 −1 3 −9 4 −1 −15 0 |
三邪 三振 左飛 三邪 四球 左犠 四球 左飛 三振 三ゴ |
四球 − 遊飛 − 三振 三振 三振 − 三振 右飛 |
0 4 0 1 7 1 2 0 0 0 |
0 − 0 − 0 − 0 0 − 0 |
| F-球 | 投球 | 年月日 | 打者(所属) | 順守 | 回 | 点差 | 結果 | 直後 | 得点 | 次回 |
|
6-12 6- 9 10-15 6-10 7-10 6-10 7-11 6-11 6-10 7-11 |
SBSFF BFFFB
FH FBFFF FFBK BSBFB FFFFF FFFFK BFBSF FFFFH SFBFF FFFFK BBSFF FFFFH BFBBF FFFFF B BSKFF FFBFF H FBFFF BBFFH SFBFF FFFBF H |
95/06/21 95/07/05 95/07/23 95/08/01 95/08/01 95/08/02 95/08/03 95/08/23 95/08/27 95/09/02 |
柴(朝日生命) 田村藤夫(F) 木村(松下電器※) 徳永(日本石油) 野島(日本石油) 鈴木(駒沢大) 柴原実(ブルーウェーブ) 山本樹(スワローズ) 土橋勝征(スワローズ) 田中(亜細亜大) |
1右 8捕 5中 6一 2遊 9捕 2左 9投 3左 打 |
4表 5ウ 1表 5ウ 7ウ 2ウ 3表 8表 8ウ 9ウ |
4 1 1 −1 −4 −5 1 2 1 −2 |
左安 三振 三振 一直 三振 三ゴ 四球 左邪 左2 中飛 |
− 四球 − − 左安 中飛 三振 二ゴ 右安 中飛 |
2
0 1 2 2 0 0 0 1 0 |
2 0 0 0 2 2 0 0 − − |
|
6-10 6-12 6- 9 6-10 9-15 6-10 6-12 6-12 6- 9 7-11 |
FSFBF FFBFK BSBSF FFBFF FH FFBFF FBFH FBBFF FBFFB BKBBS FFFFF FFFFH FFBBF FFBFH BBSBS FFFFF FH BBBSK FFFFF FH SBFFF FFFK FBFBF FFFBF B |
95/09/02 95/09/16 95/10/03 95/10/21 95/10/21 95/11/04 95/11/05 96/03/05 96/05/06 96/05/08 |
薮恵一(タイガース) 中野(関西大) 清水将海(青山学院大) 服部(日本体育大) 伊藤修(帝京大) 村上(青森大) 野*(宇都宮工高) 細谷(三菱重工横浜) 岸本(立教大) 工藤(駒沢大) |
9投 2三 6捕 2二 1中 2捕 3右 5指 7捕 2二 |
4表 6ウ 4表 1表 5表 1表 6表 9ウ 4ウ 2表 |
1 −2 0 0 1 0 −2 −5 −1 0 |
三振 三ゴ 二飛 四球 右犠 二飛 四球 中本 三振 四球 |
− − 左飛 中安 中飛 四球 二ゴ 左飛 死球 二ゴ |
0 0 0 0 1 0 0 3 1 0 |
0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 |
| 6-10 10-13 6- 9 8-13 7-11 6-10 7-11 7-11 11-16 6- 9 |
BFFFF BFFBH FFFFF BFFFF BFH BSFFF FFFH BSBFB FFFFF FFH BKFFF FFFBF K FFBBF BFFFK BFFBB FFFFF H BSFFF FFBFF K SBFFB FFFFF FBFFF H FFBFB FFFH |
96/05/25 96/07/13 96/07/17 96/07/17 96/08/17 96/08/21 96/08/24 96/08/31 96/09/07 96/09/08 |
渡*(県岐阜商高) 小*(開成高) 本西厚博(ブルーウェーブ) イチロー(ブルーウェーブ) 佐藤裕幸(ジャイアンツ) カツノリ(スワローズ) 空木(新日鉄広畑※) 木下(日本石油) 田口昌徳(ファイターズ) 工藤(仙台大) |
3右 7中 7中 1右 7遊 7捕 1右 2二 捕 8遊 |
1ウ 4表 5表 7表 3ウ 8ウ 8ウ 3ウ 6ウ 8ウ |
0 0 −4 −1 2 1 3 1 −3 −5 |
二ゴ 三併 二失 中3 三振 三振 二ゴ 三振 遊ゴ 一飛 |
− 中飛 右飛 右安 死球 − − 三振 左安 右飛 |
0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 |
0 0 2 0 0 − − 0 2 0 |
| F-球 | 投球 | 年月日 | 打者(所属) | 順守 | 回 | 点差 | 結果 | 直後 | 得点 | 次回 |
| 7-11 6- 9 6- 8 6- 9 6- 9 7-11 6- 9 6-11 6-11 6-11 |
FFBFB BFFFF B BFFFB FFFH FFFBF FFH FBBFF FFFK FBFFF BFFD FSBFB FFFFF K FFBFF BFFH SFKFF FBFBF S SBSBF FFFFF H SFBFB FFFFF H |
96/10/23 96/11/17 97/03/08 97/04/13 97/04/22 97/05/05 97/05/11 97/05/11 97/05/18 97/07/05 |
酒匂川(神奈川工大) 横井(愛知工大) 宮間(プリンスホテル) 山田(NTT中国) 今井(国士舘大) 田中(サンジルシ醸造) 小池(東海大) 豊島(大東文化大) 吉*(桐蔭学園高) 金本知憲(カープ) |
2遊 5左 3一 1三 5右 6指 2三 3遊 5左 5左 |
5表 1表 3表 7ウ 6ウ 6ウ 5表 6表 1ウ 6表 |
2 1 2 0 2 −2 −1 2 −2 −2 |
四球 捕飛 中安 三振 死球 三振 二ゴ 三振 右飛 投ゴ |
捕ゴ − 中2 四球 中安 二ゴ 中飛 − − − |
4 1 2 0 4 0 0 0 0 0 |
1 0 1 4 0 0 0 0 0 5 |
| 6-11 8-13 6-10 6-11 7-12 7-12 6-11 6-10 9-13 6- 8 |
SBFFF FBFBF B SFFBF BFFBF FFB SBFFF FFFBH SBBSF FFFFF H SFBFF FFBFF BK SFFBB FFBFF FH BSFFF FFBBF H SBFBF FFFFK BFFFB BFFFF FFB FFBFF FFK |
97/09/18 97/09/21 97/10/18 97/10/25 97/11/16 98/03/08 98/03/21 98/03/23 98/06/14 98/07/25 |
桜井(東洋大) 清水(九州共立大) 堀(山口大) 大*(関大一高) 加*(彦根東高) 吉川(住友金属鹿島) 野夫井(東芝府中) 村上嵩幸(バファローズ) 神戸(流通経済大) 天川(日立製作所) |
3中 7捕 4指 5一 2三 3右 6指 7三 5右 9遊 |
1表 2表 2表 5表 3表 3表 2ウ 4表 8ウ 4表 |
0 1 0 2 −1 1 0 2 4 1 |
四球 四球 遊ゴ 右安 三振 二ゴ 左2 三振 四球 三振 |
右安 右飛 右安 − − − 左安 左2 四球 三振 |
1 2 0 2 0 1 2 1 0 0 |
0 1 0 3 0 1 4 0 − 0 |
| 6-11 10-12 6-10 6- 8 6- 8 6-12 6-10 7-11 7-12 7-11 |
BSFBF BFFFF H FFBFF FFFFF FH FBFFB FFFBH FFFFF FBH FFBFF FFK SSFBF BFBFF FH BFFFB FBFFK FBBFF FFFBF K BBFBK FFFFF FH BFFBF FFBFF H |
98/07/26 98/08/10 98/09/23 98/10/23 98/10/28 99/07/18 99/07/18 99/07/31 99/10/11 00/09/09 |
植山(日産自動車九州) 山*(オ****) 古田敦也(スワローズ) ローズ(ベイスターズ) 稲田(駒沢大) 新*(日大一高) 村*(東京高) 高松(日本石油) 佐野(法政大) 木下(日石三菱) |
6三 5一 4捕 4二 打遊 1三 二 1左 2二 2遊 |
2ウ 2ウ 1ウ 2表 9表 3表 5ウ 8ウ 3ウ 1ウ |
−2 −2 1 0 2 −2 −14 −7 −4 −2 |
右安 中安 右安 中飛 三振 中2 三振 振逃 右安 三ゴ |
左飛 右飛 三振 中飛 − 二安 − 遊安 左犠 右安 |
0 0 2 0 0 4 0 2 2 2 |
2 1 1 0 − 0 − 0 0 0 |
| F-球 | 投球 | 年月日 | 打者(所属) | 順守 | 回 | 点差 | 結果 | 直後 | 得点 | 次回 |
| 7-11 6-10 6-11 11-17 6-11 6-10 8-12 6-10 7-10 8-14 |
SFBBF FFFFF H SBFFF FFFBS BBSFF FFFBF H SBSFF FBFFF FFFFB FH FBBBK FFFFF K BFFFF FBBFB BFSFB FFFFF FK BFFFF FBBFH FSBFF FFFFK SSBFF FFFBF BFFH |
00/11/19 00/11/22 01/06/05 01/06/13 01/06/16 01/07/21 01/07/22 01/08/10 01/08/14 01/09/01 |
久保裕也(東海大) 久保裕也(東海大) 渡辺(明治大) 農山(東亜大) 宮永(岐阜聖徳大) 原田(三菱重工長崎) 根岸(三菱自動車水島) 金*(長野北シニア) *城(中本牧シニア) 吉田(東洋大) |
8投 8投 2左 8二 3遊 6三 2中 4一 1遊 3中 |
9表 10表 7ウ 5表 9ウ 3表 1ウ 1ウ 1ウ 1ウ |
0 0 −1 7 −3 5 0 0 −2 0 |
遊ゴ 三振 中3 左安 三振 四球 三振 遊ゴ 三振 中3 |
三振 右飛 一ゴ 三振 左本 中2 四球 − 三ゴ 二飛 |
0 0 1 0 1 4 0 0 0 0 |
0 − 0 2 − 1 1 0 0 0 |
| 6-10 6-12 7-12 6-10 11-17 6-10 6-11 7-13 6-11 7-12 |
BFBSF FFFFK KBSFB FFFBF FS FKBFB FFFFF BB FBFFB BFFFH SSFBF FFFFB FFFBF FB FSFBF FFBFH SBFBB FFFFF H BKKFF FBFFB FFB SFBBB FFFFF H FKBBF FFBFF FH |
01/09/22 01/11/18 02/04/18 02/05/21 02/06/12 02/06/12 02/06/12 02/06/12 02/06/29 02/06/29 |
松本祥(法政大) 三次(駒沢大) 河野(いすゞ自動車) 林(日本大) 農山(東亜大) 宮永(岐阜聖徳大) 宮永(岐阜聖徳大) 平野(龍谷大) 佐藤(川鉄千葉) 伊藤(川鉄千葉) |
9投 投 7三 3右 9二 1中 1中 9二 4一 5指 |
3表 7ウ 6表 4ウ 5表 1表 9表 2表 5表 8表 |
0 1 0 3 1 0 −5 0 3 3 |
三振 三振 四球 遊ゴ 四球 一安 三ゴ 四球 左飛 中安 |
四球 四球 投ギ − 四球 一ギ 三振 右安 死球 中2 |
0 0 1 0 0 1 0 3 3 3 |
0 0 0 0 0 0 − 1 0 0 |
| 7-10 6-10 6-10 7-11 6- 9 7-12 6-11 |
FFFBF FFBFH SFFFF FFBBK FFBFB FBFFS FFBBB FFFFF H FFFBF BFFK KBFBF FFFFF BB SFBFF BBFFF B |
02/08/09 02/09/19 02/09/20 02/10/06 02/10/19 02/11/12 02/11/15 |
表*(広島鯉城シニア) 佐々木龍(青山学院大) 片岡(JR東日本) 伊藤(城西大) 赤田将吾(ライオンズ) 金子(一橋大) 末木(東北福祉大) |
5遊 2三 4左 4三 打 1中 打三 |
7ウ 3ウ 5ウ 4ウ 9ウ 1表 9表 |
0 −1 −4 1 −2 0 4 |
左飛 三振 三振 投ゴ 三振 四球 四球 |
− 中安 四球 二ゴ 捕邪 二ゴ 捕ギ |
0 0 3 0 1 1 1 |
1 0 0 0 − 0 − |
1打席にファウルを6本以上打った打者(計147例)の打率と出塁率は次のとおりだ。
.227は2ストライク後の打率としては、そんなに悪くはないが、さほど高くもない。ファウルで粘れば、必然的に追い込まれるわけだから(「追い込まれたからファウルで粘る」というのがたぶん正しいだろうが…)、ヒットを打つのはそれほど容易ではないのだ。
そういえば、95年日本シリーズ第4戦の11回裏一死一・二塁で、小林対オマリーの「14球の対決」があったけれども、あのときのオマリーも空振り三振だった。打者がファウルで粘っているとき、バッター有利だと考えてしまいがちだけれども、必ずしもそうとは言えないようだ。
あくまでもカウントどおりだと思って見ていたほうがいいのかもしれない。「ピッチャーが根負けしましたね」という解説は的を射ていることもあるだろうが、いつもそうだとは限らない。
バッター有利と思ってしまうのは、粘ったあげくにヒットを打った打者の印象が強いからではないだろうか。たとえば、次のようなケースだ。
▼以下、選手名をクリックすると上の一覧表に戻ります。
大塚は1点ビハインドの9回表ツーアウトランナーなしで打席に入り、6本のファウルを打って四球を選んだ。そして、秋山の右中間シングルヒットで一塁から生還した(「究極のシーソーゲーム」参照)。
榎本は10回表の二死走者なしで打席に入り、ファウルを7本打ったあと、センター前ヒットで出塁した。後続は、エンタイトルの二塁打、死球、四球で、榎本が決勝のホームを踏んだ。
佐野は4点差を追う3回裏一死一・三塁で打席に立ち、6球目から11球目まで連続6本のファウルを打った。このうち9球目を除いて一塁走者とのエンドランだった。12球目をライト前に運んで、6度目のエンドランは成功した。一塁走者は三塁に進み、次打者の犠牲フライで生還した。最後は5対4で逆転勝ちしたので、このエンドランは大きかった。
四球のケースもある。
東京ガスの宗政は5回まで打者15人を「完全」に抑えていた。いすゞ自動車の16人目の打者・河野は、ファウル7本で四球を得て、次打者の送りバントで二塁に進み、その次の打者のチーム初安打で先制のホームを踏んだ。
6本以上のファウルを打った直後の打者の打率と出塁率は次のようになる。6本以上のファウルを打った打者がそのイニングの最終打者となる場合(あとで掲げる酒井や金本のようなケース)は、集計対象から除外している。
このようにファウル効果は、直後の打者の打席でくっきりとあらわれている。
次のような事例もある。
酒井は5回表の二死一・三塁で打席に入り、ファウル7本で13球投げさせた。ショートゴロに終わるが、4回まで64球だった槙原の投球数は、5回終了時で89球にふくれあがった。ドラゴンズは完投ペースだった槙原を次の6回にとらえてKOし、7点差のワンサイド・ゲームを一発が出たら同点というところまで押し戻した。
金本は6回表二死無走者から、ファウルを7本打って、結局ファーストゴロに倒れた。次の7回、カープ打線はベイスターズの先発・三浦に連打を浴びせて6点差を追い上げ、最終的には試合をひっくり返した。
実はこの2例に関して、ラジオ中継の解説者(別人)は、まるで口を揃えたかのように、前の回の酒井(あるいは金本)の粘りが、この回のビッグイニングを呼び込んだのだと強調していた。それは正しいのかもしれないし、たまたま偶然そういうめぐり合わせだっただけなのかもしれない。
個人的にはそういうストーリーもけっして嫌いなわけではないが、念のために数字を算出しておこう。
残念ながら、ファウル効果は次のイニングまで影響を与えるとは限らないもののようだ。
さて、147例の打者の打順を見ると、やはり2番打者が多い。
打順別 | 守備位置別
1番:18 | 投手 : 9
2番:26 | 捕手 :17
3番:14 | 一塁手 :11
4番:16 | 二塁手 :14
5番:16 | 三塁手 :17
6番:12 | 遊撃手 :16
7番:11 | 左翼手 :15
8番:12 | 中堅手 :18
9番: 9 | 右翼手 :17
代打: 8 | 指名打者: 9
守備: 5 | 代打のみ: 4
ポジション別では打順ほどの偏りはないが、ピッチャーの打席は印象に残る。
三沢は4点リードした8回裏の二死無走者という「どうでもいい打席」で、9本もファウルを打っている。この試合では4回にタイムリー、6回には3ランを打っているが、8回裏のツーアウトでも真剣に?やっているあたりが、どこかの野球とは違ったりもするようだ。
薮は6本のファウルを打った4回表二死二塁では三振に倒れたが、3回表には先頭打者で打席に立ち、バントの構えさえ見せながらファウルを4本打って四球で出て、先制のホームを踏んだ。
久保は、ピッチャーなのに上のリストに2度入っている。必死に食らいついていく姿を見れば勝たせてやりたくなるのが人情というものだろう。
まあ、ファウルを続けて打つことと、必死であることとはイコールで結べるものではないだろうけれども、私がかの解説者氏の意見を否定したくない理由がそこにある。
大リーグには、ファウルに関する次のような記録があるそうだ(宇佐美徹也『プロ野球 記録 奇録 きろく』文春文庫)。ファウルは24本、相手投手が投げた球数は30球になる。
SSFFF FBFFF FFFBB FFFFF FFFFF FFFFB(四球)
日本のプロ野球では、1リーグ時代の1947年11月11日に太陽ロビンスの松井信勝が対金星スターズ戦で19球粘ったのが最多記録だという。相手投手は重松通雄だそうだ。当時の新聞は全部で4面しかないので、ランニングスコアと投手しか載っていない。
| 47/11/11(後楽園) 日本リーグ | ||
| 太陽ロビンス | 002 002 000 =4 | スタルヒン−真田 |
| 金星スターズ | 010 010 000 =2 | 重松 |
1962年日本シリーズ第7戦では、東映フライヤーズの久保田治(投手)が3回先頭打者でタイガース先発・小山正明の19球目を打ってピッチャーゴロに倒れている。この試合の小山は延長10回まで投げて163球、ボディブローにはなったのかもしれない。
朝日新聞 1962年10月22日付阪神の小山投手は3回打者久保田にさんざんねばられて19球も投じた。普通1イニングの投球数は15、6球だから小山としては大変な労力を使ったわけだ。それも中心打者ならいざ知らず、投手の久保田が相手だけにやりきれない気持ちだったろう。だが久保田もよくねばったものだ。第1球見のがしのストライク、第2球はから振りで2−0に追込まれながらその後ボールを3つ選んだのをはさんでファウルボールを右に左に、あるいはバックネットといった具合に13球も打ち、小山投手もどうにもしようがないといった表情でにが笑い。久保田があまりに長く打席に立っているので観衆の中から「早くしろ」というヤジまで出る始末だった。ようやく19球目に小山の前にゴロが飛んでカタがついた。
庵原英夫『野球スコアブックのつけ方』(有紀書房)によれば、このときの小山の投球内容は次のとおりだ(27ページ)。
SKBFF FFBFB FFFFF FFFH(ピッチャーゴロ)
最近では、01年3月28日のBW対L戦で松井稼頭央が小倉恒の10球目から8本連続ファウルのあと18球目を空振りしている。また、02年5月6日のD対G6回戦では立浪和義が前田幸長に18球(ファウル12球、見逃しストライク2球、ボール3球、打球)投げさせて、センターフライに倒れている。また、77年8月11日には高田繁と松本幸行の「18球の対決」があったようだ。
なお、06年の都市対抗予選九州第2代表決定戦では、日本プロ野球記録をはるかに上回る「25球の対決」があったそうだ。
SFBFF FFFFF FFFFB FFBFF FFFFH(サードフライ)
20本のファウルを打ったのは三菱重工長崎の久米健(長崎日大高→国学院大)、25球投げたのはホンダ熊本の江波戸秀悟(波崎柳川高→中央大)。8回表無死三塁の場面だったという。ここまで来ると、ファウルで粘った打者だけでなく、ストライクを投げ続けた投手にも「あっぱれ!」が必要だろう。
また、08/04/27の阪神大学リーグでは、天理大の9番打者・森田勇人(4年、天理高)が6回裏に連続15本のファウルを打ったという。相手投手は関西外国語大の水田憲(4年、三本松高)だ。
FBFFF FFFFF FFFFF FFS(三振)
あいにく「マイ記録」としては投球数17球が最多記録だ(農山が2度)。ファウルの本数では、11本(農山の2度のほかに田口)が最多で、連続ファウルでは木村と伊藤の9本が最高だ。
ところで、困っていることが1つある。147例のなかに高校が9例しかないということだ。ファウルを6本以上打った打者の出現率を分野別に算出すると次のようになってしまうのだ。
プロ 7.8試合に1回(47例/368試合)…ボールカウント未記入等の20試合分を控除 社会人 11.3試合に1回(34例/384試合)…社会人対大学の8試合は両者に按分 大学 9.3試合に1回(52例/485試合) 高校 37.4試合に1回( 9例/337試合)
高校野球で少ないというのは感じていたけれども、こうして数値を出してみると、あまりにも少ない。しかも、この9例は東京予選が3で、関東大会が2、近畿大会、東海大会、神宮大会が各1なのだ。110試合見ている甲子園での試合はわずかに1例しかない。
いったい、これは何なのだ。ファウルを打つのも技術のうちだと言うなら、全国規模の大会でこそ多く見られるはずではないだろうか。それに投手もストライクを投げ続けてくれなければ、ファウルの本数は増えない。よりレベルの高い大会でこそ多く見られるものではないのだろうか。
▲高校野球の場合、いわゆる「カット」が「バント」だととられてしまうので、ファウルが少ないのではないか、とのご指摘がありました。おそらく原因の1つであろうと思われます。高野連のWebサイトによれば、次のような高校野球特別規則が定められています。ただ、大学や社会人の審判は、おおむね高校の審判を兼ねているわけですから、こうしたダブル・スタンダードが好ましいのかどうか疑問に感じないわけではありません。同じ野球の審判をするのに、高校ではバント、大学ではカット(非バント)では、きっとやりにくいだろうと同情したくなります。
バントとは、バットをスイングしないで、意識的にバットに投球をミートさせ、内野をゆるくころがるようにした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルにするような、いわゆる“カット打法”は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある。
◆農山については、「殿堂」入りを決めました。農山が(私が見た)2度目のファウル11本を打った日、1試合に2度6本のファウルを打っているのが岐阜聖徳学園大の宮永です。01年の大学選手権でもファウル6本を打った打席を見ていますので、上のリストでは3回登場します。
◆事実誤認、数値の誤り、変換ミス、リンク切れ等にお気づきの際は、お手数ですが「3代目んだ」(ちょっと待て)または「メールのページ」からご一報いただけると幸いです。
◆久米VS江波戸に関しては、三菱重工長崎に問い合わせたところ、痒いところに手の届くような返信を頂戴しました。三菱重工長崎のご担当者様と、最初に私をけしかけた?市原のH氏に感謝する次第です。→「3代目んだ」(もし1打席25球なら…)
◆森田VS水田の15球連続ファウルについては、「3代目んだ」(未公認世界記録!)をどうぞ。
◆高校野球特別規則につき、このルールができた背景には「カットの達人」の存在があったたようです。→「ルールを変えた男」
★07/06/30校正チェック済、ケなし、順OK
★08/02/21HTML文法チェック済(エラーなし)
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