セットポジションルール
ビデオ判定 | レフェリーとアンパイア | あまり詳しくない

レフェリーとアンパイア

02/06/04作成
13/12/15更新

◆当サイトのリンクは、内部リンク・外部リンクを問わず同一ウインドウで開きます。必要に応じて、ご自分で別ウインドウを開いてください。Internet Explorerなら、Shiftキーを押しながらクリックするか、リンク設定部分を右クリックして「新しいウインドウを開く」を選択することになります。

◆外部リンク先のページは分量の多いページが少なくありません。目的の項目を探す際には、「Ctrl」+「(は)」 キーで検索ウインドウを開いて検索してください。なお、外部リンク先Webページからの引用部分については、このページ作成時点のものを引用しています。その後、変更があるかもしれませんし、ないかもしれません。Webは生き物です。生物(なまもの)でもあります。そうした点にもご注意のうえ、ご利用いただけるようお願いします。


ネット型とゴール型

野球の審判はアンパイアだが、競技によってはレフェリーと呼ばれる審判もいる。異なる言葉が用いられている以上、アンパイアとレフェリーには質的な差異があるのでないかと思えなくもない。

たとえば、電子ブック版『新英和中辞典』(研究社)で、「umpire」と「referee」を調べてみると、次のようになっている。

レフェリーとアンパイア

um・pire

〔古期フランス語「第三者」の意から;もと a numpire が an umpire と解されたことから〕競技のアンパイア、審判者[員]《★【用法】主に badminton 、baseball 、cricket 、table tennis 、tennis などに用いる》

ref・er・ee

(競技・試合の)審判員、レフェリー《★【解説】主に basketball 、boxing 、football 、hockey 、rugby 、wrestling などに用いる》

野球とクリケットは置くとして、バドミントン、卓球、テニスはいずれもネット型の球技だ。また、ボクシングやレスリングは別にしても、バスケ、サッカー、ホッケー、ラグビーはゴール型の球技だ。そこで、私はネット型の球技の審判はアンパイアであり、ゴール型の球技の審判はレフェリーと呼ばれるのだと誤解していた。

ネット型の球技とゴール型の球技には、おおむね次のような相違がある。

ネット型とゴール型
ネット型 相違点 ゴール型
相手方のコートに有効なリターンができなければ
失点
得点 相手方ゴールにボールを持ち込めば得点
一定の得点を早くとったほうが勝ち 勝敗 一定時間内により多くの得点をとったほうが勝ち
バレーを除き、原則として個人競技 選手数 数名あるいは10数名によるチーム競技
ネットを挟んで対峙するため、基本的には肉体的
接触を伴わない
選手の
位置
試合が始まれば、フィールド内に敵味方が入り
乱れる結果、ときには激しい肉体的接触を伴う
得点が入るたびに試合は停止状態になり、新たな
サービスにより再開する
試合の
中断
審判の反則裁定により、しばしば試合が停止し、
反則行為に対するペナルティが与えられる

これらの相違に基づき、ネット型の球技とゴール型の球技では、審判の果たす役割が微妙に異なる。

テニスの場合を考えよう。テニスにおいて審判が下す判定の大部分は、「イン/アウト」に尽きるように思われる。サービス時のフットフォールトのように、反則裁定を伴うこともあるけれども、主にどちらに得点が加算されるのかを示すのがテニスの審判の役割だろう。「コール・アンパイア」という言葉さえある。

バレーの場合も似たようなものだ。テニスにくらべてプレイヤーの人数が多く、タッチネットやドリブルのような反則裁定が多くなる傾向があるとしても、基本的には「イン/アウト」、あるいは「ノータッチ/ワンタッチ」の判定が大半だろう。これらの判定は得点に直結する。

これに対して、ゴール型球技であるサッカーでは、ボールがゴールポスト内のゴールラインを超えたかどうかという判定を求められることはあまりない。多くの場合、誰が見てもゴールはゴールだ。とくにバスケの場合など、ゴールを通過したかどうかに関する限り、審判など必要ない。

もちろん、ゴール型の球技でも、タッチ(サイド)ラインを超えたかどうかという判定は必要だし、ラグビーやアメフトの場合、密集状態の中でのトライやタッチダウンの成立の有無が問題になることもある。だが、ゴール型球技ではボールの位置をめぐるジャッジのウエイトは低い。

2種類の反則

さて、反則には2種類ある。選手が単独で犯すものと、直接相手方の選手に対して犯すものだ。野球のボーク、テニスのフットフォールト、サッカーで言えばオフサイド、ラグビーならノックオンは、「単独」型の反則だ。

押したり、小突いたり、つかんで離さなかったり、蹴ったり、殴ったり、足をひっかけたり、というのが「相手方選手に対する反則」であり、チャージングやホールディングとしてペナルティが課せられる。

敵と味方が分かれるネット型の球技に対して、ゴール型の球技では両チームの選手が入り乱れる。いわゆるコンタクト・スポーツだ。したがって、ゴール型の球技では、「相手方選手に対する反則」行為をめぐる裁定が不可避となる。

肉体的接触がなければ試合にならないのが格闘技だ。格闘技の審判はレフェリーだ。ということは、「相手方選手に対する反則」裁定が求められるゴール型の球技の審判はレフェリーであり、肉体的接触を伴わないネット型の球技の審判はアンパイアと呼ばれるのだろう、と私は理解していた。

同じ「反則」でも、テニスのフットフォールトでは相手の選手がダメージを受けることはない。だが、ラグビーのハイタックルは、やはり危険な行為だろう。そのようにして考えると、球技における審判が下す裁定はおおむね次の3種類に大別できるように思えてくる。

【1】ボールの位置をめぐる裁定〜テニスにおけるイン/アウト

【2】選手単独の反則をめぐる裁定〜テニスにおけるフットフォールト

【3】相手方選手に対する反則の裁定〜バスケにおけるホールディング

むろん、これだけが審判の裁定のすべてではない。時間制で得点を競うゴール型球技では、いわゆるロスタイムの管理が試合の明暗を分けることもあるだろうし、選手交代の管理も大切な要素だ。

野球の審判

野球の審判はアンパイアだ。野球はネット型でもないし、ゴール型でもない。野球では、ときに本塁クロスプレイのような肉体的接触を伴うこともある。しかしながら、野球の審判が下す判定の多くは、「ストライク/ボール」、「フェア/ファウル」、「アウト/セーフ」だ。

つまり、野球の審判が下す裁定は【1】が圧倒的に多い。【2】に類する判定としてはボークや3フィートオーバーのラインアウトがある。【3】に該当するのは、せいぜい守備妨害や走塁妨害のうちの一部だろう。

それでは、野球における審判は1試合にどれだけの判定を下しているのだろうか。02年4月5日に見た奈良産業大対大阪大戦(スコアは2対1、両チーム計13安打3四球)で検証してみた。【1】に関しては、1試合で250〜300回ほどの判定を下しているようだ。

147 ストライク+ボール
83 打球(フェア+ファウル)
18 フライによるアウト
21 フォースアウト
タッチアウト
19 タッチプレイでセーフ(盗塁成功+牽制球)

野球では、ワンプレイごとに審判の判定が必ず要求される。その意味ではネット型球技に近い。【1】の裁定なしに試合は進行しないのだ。ところが、【2】や【3】の裁定は、審判が反則行為を見逃したとしても、試合の進行には(あまり)影響がない。

反則裁定への遠慮?

実際、ルール上は明らかにボークであるにもかかわらず、ボークが適用されないこともある(→「西*」)。また、妨害行為に対しても、比較的ルーズだと思われる。

一塁走者が盗塁を試みたとき、打者が空振りの反動(?)でホームベース方向によろけることは珍しくない。フルカウントからの見逃しストライクのとき、一塁に歩こうという「演技」で、ホームベースの前をふさいだ選手さえいた。二塁に送球したいキャッチャーとしては迷惑な話だろう。

併殺阻止のスライディングはプロ野球では日常茶飯事だし、二死二塁でショートゴロなら、二塁走者が打球の進路をさえぎるように立ち止まることも、ごくありふれたプレイだ。まあ、その辺りはいわば慣習法の世界だから、それが妨害行為ではないのなら、そういうことだろう。アマの審判にとっては迷惑らしいが…。

サッカーのW杯の国内開幕戦となったアイルランド対カメルーン戦で主審を務めた日本人レフェリー氏は、審判になりたてのころ「遠慮して反則を見つけても笛を吹けなかった」そうだ(02年6月2日付『日刊スポーツ』31面=東京)。プロ野球のアンパイアが「遠慮」しているのかどうか私は知らない。

かりに「遠慮」があるとすれば、それは誰に対する「遠慮」なのかという問題もあるだろう。いずれにせよ、サッカーの場合はパスやドリブルのたびに審判のジャッジは必要とされない。笛が鳴らないなら、そのままプレイは続行されることになる。

【1】の判定がほとんど必要ないサッカーの審判とは異なり、野球の審判は【1】の裁定だけでも無事に過ごせる。だから、アンパイアである野球の審判には、レフェリーの領域に属する【3】の裁定はもちろん、【2】の裁定さえも簡単には下せないのだろうと、私は勝手に理解していた。

私としては、このような観点でレフェリーとアンパイアを捉えていたけれども、それは私見に過ぎない。最後の結論部分の牽強付会ぶりには、われながら感心するほどだ。だから、Web上での公開は控えて、レフェリーとアンパイアの相違についてレクチャーを求めていたところ、反響があった。

そのメールに触発されて、ネット上でさまざまな検索を試みて、新たにこのページを作成したという次第だ。はっきり言って、他人の褌で相撲をとっている。

バレーボールはレフェリー

「ゴール型球技はレフェリー、ネット型球技はアンパイア」という私の認識には誤りがあった。実際には、それほどシンプルではないのだ。

レフェリーかアンパイアか
審判 ネット型 ゴール型 その他
referee バレーボール サッカー、ラグビー、ハンドボール、水球、
バスケットボール、アイスホッケー
umpire テニス、バドミントン、
卓球
フィールドホッケー 野球、
ソフトボール
並存 アメリカンフットボール

ここで興味深いのは、アイスホッケーの審判はレフェリーなのに、フィールドホッケー(グラウンドホッケー)はアンパイアということだ。前者は「氷上の格闘技」と呼ばれたりもするけれども、後者はそれほど激しいコンタクトの機会があるわけではないようだ。

そうすると、「ゴール型球技はレフェリー、ネット型球技はアンパイア」の色分けが無理だとしても、やはりコンタクトの機会の多寡がレフェリーとアンパイアを分けているのではないかと思えてしまう。

ところが、ネット型球技であるバレーボールの審判はレフェリーであるらしいのだ。困った話だ。肉体的接触を伴わないバレーボールの審判がレフェリーであるからには、「相手方選手に対する反則」に裁定を下す権能が与えられた審判がレフェリーであるとの私の説は、もろくも崩れ去ってしまったわけだ。

なお、フィールドホッケーの審判は、センターラインを境にして右サイドのプレイに笛を吹くアンパイアと、左サイドを担当するアンパイアとの2人制になっているようだ。主審がいて副審がいるアイスホッケーとは異なる。したがって、両球技における審判の呼称の相違は、コンタクトの多寡に起因するとは限らない。

フットボール

アメフトの場合は、グラウンド内にレフェリーとアンパイアが共存しているらしい。

外部リンクです。
NFL虎の穴コーチとオフィシャル
 こちらのページに詳しく解説されています。白い帽子をかぶって、反則時の解説をする主審がレフェリー、副審に当たるのがアンパイアだそうです。(02/06/04許諾済)

アメフトの審判はフラッグを投げて反則行為があったことを指摘する。この権限は、レフェリーはもとより、アンパイアやジャッジと呼ばれる審判にも与えられているらしい。「相手方選手に対する反則」裁定を下す権能が与えられた審判がレフェリーであるとの私の説は、ここでも否定されたことになる。

さらにしつこく検索を続けていたら、「日本フットボール考古学会」というラグビーに関する壮大なWebサイトがヒットした。「ラグビー大辞典」のページに、アンパイアについての次のような記述がみつかった。

http://www.officei.co.jp/rugbya-qui/er.files/era.htm (08/02/24現在アクセス不能)

アンパイア Umpire
 19世紀の半ば、ラグビー・スクールをはじめとする多くのパブリック・スクールではゲーム中の論争に対して、両チームからひとりずつの代理人を出して協議し、彼らの判断を最終決定とするルールを採用するようになっていた。この代理人は、アンパイア(仲裁の判定者、最終決定者)と呼ばれていた。アンパイアはまた、ゴールを記録する役割も持っていたが、これは現在のタッチ・ジャッジと同じ機能職能である。
 19世紀前半から中盤までは、審判制度が確立しておらず、当事者間で協議するやり方から、代理人に論争処理を任せる方法に変化していく過渡期でもあった。それは同時に、当事者から非当事者(中立の第三者)への権限の委譲でもあり、種々な試行があり、論争があった。レフェリー一人に アンパイア二人 というスタイルが確立したのは、やっと19世紀も’80年代に入って(成文化されたのは’92年)からのことである。ここでは、ゲーム中に反則があった場合、キャプテンがアピールするかアンパイアがステッキ(旗ではない)を上げて合図してはじめてレフェリーが仲裁に入るが、両チームが仲裁に納得しない時はアンパイアに最終判断を任す。
 しかしながら、チームの代理人という性格上、アンパイアは指名を受けたチームの利害から離れられず、裁定には常にエコヒイキがついて回った。そこで1889年に、アンパイアを廃止し、タッチ・ジャッジとして権限を大幅に縮少した。これがフットボールに アンパイアという審判が存在しない理由である。

これで、かなり視界が開けてきた。アメフトにレフェリーとアンパイアが共存していても、別に不都合はないわけだ。それに、レフェリーはやはりアンパイアより上位であるらしい。レフェリーがアンパイアより上位であることからすれば、私の牽強付会はあながち的外れでもなく、的の片隅をかすっていたのかもしれない。

テニス

また、テニスでもアンパイアのほかにレフェリーがいるらしい。ネットの端の脚立(とは呼ばないだろうが…)の上で、たとえば「フィフティーン・ラブ」のように得点のコールをおこなう審判はアンパイアだ。テニスにおけるレフェリーとは、試合の組み合わせや順序を決めたりする大会役員のことを指すらしい。

外部リンクです。
審友会
 「テニスルール・審判英用語集」というページの「事実問題」及び「法的解釈」の項目で、テニスにおけるアンパイアとレフェリーの位置づけが理解できます。(02/06/03通知済)

Question of fact 事実問題
 ボールのin/out などの事実問題に関する ラインアンパイアまたはチェアアンパイアの判定は最終であり、レフェリーでも覆すことができません。(デビスカップなどの団体戦においては例外あり)

Question of Tennis Law 法的解釈
 法的解釈に関するチェアアンパイアの判定に不服があるプレーヤーは、それをレフェリーに提訴でき、そのレフェリーの判断は最終となります。

「事実問題」はアンパイアの領域、「法的解釈」はレフェリーの領域であるらしい。同様の記述は別のラグビーのサイトでも見られた。

私が98年のリトルシニア選手権で遭遇した「サスペンデッドゲーム」は、5回終了で正式試合になるとの規定を覆して、6回裏途中からの継続試合になったものだ。ルールを杓子定規に適用したら、あのような決定にはならなかったはずだ。

規定は規定として存在するのだとしても、それを超越したレフェリーの領域で最終判断が下されたものと思われる。

バドミントン

バドミントンでもネット際のアンパイアのほかにレフェリーがいるようだ。日本バドミントン協会の『競技規則2002-2003』は、第17条で「審判員の責務と処置すべき訴え」を定めている。

第1項 競技役員長(レフェリー)は、試合に関わる全般を総括的に管理する。
第2項 主審は、そのマッチ(試合)、コートならぴにその周辺の直接関係するものを管理する。主審には競技役員長(レフェリー)への報告の義務がある。
 <略>
第6項 主審は、
(1)バドミントン競技規則に従い、これを執行する。特に「フォルト」または「レット」が起きたときはこれをコールする。
(2)次のサービスがなされる前に出された疑問点に関する訴えについて決定をする。
(3)マッチ(試合)の進行をプレーヤーと観客に確実に知らせる。
(4)競技役員長(レフェリー)と協議してサービスジャッジまたは線審を任命または変更することかできる。
 <略>
(7)第16条に関係するすべての事項を記録し、競技役員長(レフェリー)に報告する。
(8)競技規則に関係する訴えに限り、主審が判断できないものは、競技役員長(レフェリー)に確認する。(ただし、このような訴えは、次のサービスがなされる前、または、ゲームの終りであれば訴えるサイドがコートを離れる前にしなければならない)

バドミントンにおけるレフェリーは、「競技役員長」と訳されているようだ。いずれにせよ、現場のアンパイア以上の強い権限が与えられていることになる。

そういえば、79年の日本シリーズ第7戦で大杉のホームランをめぐって、1時間19分中断したことがあった。あのときは当時の金子コミッショナーもグラウンドに出てきたはずだ。プロ野球の場合は「提訴」があるから、リーグ会長(日本シリーズならコミッショナー?)がテニスやバドミントンで言うレフェリーに該当するのかもしれない。

プロ野球と異なり、提訴が認められないアマチュア野球では、控え審判制度を採用している(こともある)。この控え審判は、レフェリー的役割を果たすことになるのだろう。

他動詞としての「refer」には、「(事件や問題を)任せる・付託する」との意味があるようだ。テニスやバドミントンのレフェリーは、コート上の審判ではないけれども、アンパイアとレフェリーの相違を考えるうえでは大いに参考になる。

コンセンサス

「打順間違いミスい事件」の球審は、明文化されたルールに反する超法規的措置により、トラブルの発生(拡大)を未然に防いだ。「アンパイア」としては不適切だったかもしれないけれども、「レフェリー」としては妥当な処置であったろう。

一方、「西*」さんは、ルールどおりにボークを適用した。それは「アンパイア」としては、正しい判定であった。だが、このジャッジに異論が多いのは、「レフェリー」としては必ずしも適切ではないとの考え方に基づくものではないだろうか。

プロ野球では、打者が打席に入る前に場内アナウンスがあり、事実上、打順間違いは起こり得ない。面倒臭いことには巻き込まれたくないのかもしれないし、興行としての性格上、打順間違いによるアピールアウトはふさわしくないとの判断もあるだろう。

同様に、日本のプロ野球でサヨナラボークの事例が4例しかないのは、そんな場面でボークをたやすくとれない事情があるのだろう。そのようにして考えると、(アメリカの)プロを前提として作られている野球のルールをそのままアマに持ち込むのは、必ずしも適切ではないのかもしれない。

先のソルトレーク冬季五輪で醜態をさらしたショートトラックに、競技としての未成熟さを感じた視聴者は少なくなかっただろう。ああしたことがあるから面白いと受け入れられるなら、あの競技は今後も存続するだろう。

これではつまらないということになるなら、競技自体が淘汰されるか、淘汰される前に何らかのルール改正がおこなわれることになるはずだ。野球の場合、そのようにして積み重ねられてきた結果が240ページもの規則書になっているに違いない。

野球のアンパイアが【2】や【3】の裁定に二の足を踏んでいるように見えるのは、野球の審判にレフェリー的権能を付与するかどうかについての十分なコンセンサスが得られていないからなのかもしれない。まあ、プロ野球の審判は、自ら放棄しているようにしか見えないけれども、それは周囲がそう追い込んだ結果かもしれない。


◆当ページを作成するに当たり、数多くの他球技のサイトをさすらいました。そもそもの発端となるメールを送ってくださった方だけでなく、直接当ページに反映させていないサイトの管理人のみなさんにもお礼申し上げます。
◆ドッジボールについては、審判の英語名がレフェリーなのかアンパイアなのか判明しませんでした。日本ドッジボール協会の規則書では、主審1人、副審1人、線審4人で、その任にあたる旨の規定があるそうです。
◆フィールドホッケーのアンパイアは、主にバックスティック(スティックの裏側を使う)、インターフェア(ボールをスティックで隠す)、アップボール(ボールを浮かす)等、野球のアウト/セーフに近い裁定をおこなっているとのことです。
◆「アドバンテージ・ルール」の有無が、レフェリーとアンパイアを分けているのではないかというご意見を頂戴しました。「反則があっても敢えて適用せず、攻撃側の有利な状況を生かす、ここにレフェリーの裁量権が生まれます」とのご意見です。

◆各競技のルール解釈等に誤りがあるようでしたら、お手数ですが「メールのページ」からご教示をお願いします。なお、当サイトは「表記規準」を定めており、「レフリー」ではなく「レフェリー」を用いています。

◆私の「同業者」(スコアをつける人の意)は、マスコミ関係者に間違われることがしばしばあります。01年夏、高校野球予選の初日に、関東内陸部へ行ったM氏は、大会役員のリボンをつけた人に話しかけられたそうです。その大会役員氏は、開会式で審判を表彰(10年、20年、30年勤続?)することについて、おおむね次のように語ったそうです。
 「この暑さで人がバタバタ倒れているのに、何も開会式で審判の表彰をやらなくてもいいだろう。選手が主役で、審判は黒子なんだから…。審判の表彰はもっとひっそりやればいい」。“また聞き”ですから、正確な表現でないのは当然のことですが、大会役員氏の意見は正論です。
 M氏が積極的に話しかけたわけでもないのに、大会役員氏がわざわざそう語ったのは、内部ではそういう発言をしたくてもできないしがらみがあるのかもしれません。というわけで、代わりに私が書きとめておきます。

★07/06/27校正チェック済、ケなし、順OK
★08/03/03HTML文法チェック済(エラーなし)



検索リンクポリシールール|次へ:あまり野球に詳しくない方のために|作成順:四球で二塁へ、記録は?