セットポジション野球場
2度と行きたくない球場 | 私の好きな球場 | スコアボードと方位

私の好きな球場

00/08/16作成
13/12/15更新

◆サイト開設当初、私は「スクロールを要求するようなページを作ってはいけない」と洗脳されていました(ひょっとすると、横スクロールのことだったのかもしれません)。その後、この洗脳から解けましたので、このページに5ページ分をまとめましたが、できるだけ1ページ1テーマにしたいという思惑から、再び分割しました。ページタイトルは「私の好きな球場」ですが、このページに掲げたすべての球場が「好きな」わけではありません。

◆当サイトに記載したホームから両翼または中堅までの距離は、あくまでも当該球場の外野フェンスに掲げられていた数値です。大半は実測値とほぼ等しいのでしょうが、すべてが実測値であると信じるかどうかは別の問題だと私は考えています。また、球場設備・交通アクセス等は現状を反映しているものではありませんので、ご注意ください。


◇青い空と白い雲(岡崎=25球場目)

青い空と白い雲はずっとずっと昔から仲良しだったという松田聖子の歌があったけれども(「野の花にそよ風 サブテーマ「雲」」=作詞は財津和夫)、今のところ、私がもっとも気に入っている球場は愛知県の岡崎市民球場だ。

岡崎市民球場は山の上にあるから、ネット裏に座っても外野スタンドの後方にビルは見えない。視界に入るのはグラウンドと外野の芝生席、それに空だけだ。もちろん天然芝の球場だし、フェンスに広告も出ていない。

内野の黒土、外野の緑の芝、青い空、白い雲。理想的なボールパークだと私は思っている。最後に行ったとき(97年3月)は、季節的な要素もあったのかもしれないけれども、芝の枯れ加減が気になった。もう1度行くと、「ひとめぼれ」からさめてしまうのかもしれない。

両翼99mは今では珍しくないが、中堅がなんと126mもある。これまでに私が行った球場のなかでは最大だ(と思われる)。ちなみに、北九州市の新日鉄大谷球場は両翼が102mだった。

▲「新日鉄大谷」球場は、新日鉄八幡の廃部に伴い、04年度より北九州市に無償貸与され、「市営大谷」球場と呼ばれています。

当時は交通アクセスに難があって、公共交通機関としてはタクシー以外の選択肢は「絶無」だった。まあ、世の中は広いもので、ふもとのバス停から歩いたという話も聞いたことはある。それはかなり特殊な人だろうし、本人も自覚があるに違いない。今では途中の病院までの路線バスが走っているらしい(97年当時、病院は建設中だった)。

地方球場でのナイトゲームを初めて経験したのがこの球場だった。私が社会人野球で初めて遠征した日のことだ。

94/06/02(岡崎) 都市対抗東海1次予選1回戦 17:29〜20:18(4表点灯)
一光 022 200 000 =6 ○西尾
昭和コンクリート 021 000 001 =4 ●阿部−田中仁

この試合は、一光の公式戦初勝利だったそうだ。02年、一光は都市対抗初出場を果たした。あいにくその試合には敗れたので、公式戦初勝利とともに都市対抗初勝利を見ることはできなかった。

神奈川の保土ケ谷球場もやはり山の上にある。岡崎ほど高い山ではない(と思う)。だから岡崎とは異なり、球場前を通るバスがあるし、コンビニも近くにある。関東では一番気に行っている。岡崎も保土ケ谷もまだ新しい球場だが、古めの球場のなかでは、千葉の袖ケ浦市民球場がお気に入りだ。

コケ(円山=66球場目)

札幌円山球場もなかなか風情がある。左中間スタンドの芝生席の中に生えている木がいい。円山では足元に置いた缶ジュースを蹴り倒しても、中の液体が下(前)の座席に流れ出したりしない。ぶ厚いコケが吸収してくれるからだ。座席番号はマジックで書いてある。これは珍しい。

私が行ったときは、季節柄だろうが(8月の社会人北海道大会)、闖入者が多かった。ハトがピョコピョコ階段を登ってきて、スズメとすれ違う。てんとう虫がスコアカードの上を歩き回るし、エッチに疲れた?トンボのカップルは私の肩でひと休みする。

夕方になるとカラスも登場する。球場の通路には、ドラム缶の大きさで周囲が網状になっているゴミ箱が置かれている。このゴミ箱の縁に止まった1羽のカラスが、中に捨てられたレジ袋を外に放り出した。下には別のカラスが控えていて、放り出されたレジ袋をくちばしと足で器用に開けてしまうのだ。

なんという巧みな連繋プレイなのだろう。グラウンドでも見習うべきことなのかもしれない。こんな調子だったから、お隣の動物園からダチョウが飛んできたとしても、きっと私は驚かなかったに違いない。

その後、県営大宮球場で観客席を襲うカラスを見たことがある(市営大宮にも大群で出没するらしい)。札幌のカラスが狂暴化しないことを願うばかりだ。

水まき(江戸川=46球場目)

甲子園に行って、つい見とれてしまうのは、グラウンド整備のあとの水まきだ。熟練の技とでも言おうか、名人芸だといつも思う。あれは見事なものだ。

保土ケ谷球場や平塚球場、市営浦和球場、越谷市民球場のように、マウンドの後ろや両チームのダグアウトの先にスプリンクラーが設置されている地方球場は多い。人手をかけられないなら、機械頼みも仕方がない。水をまいてくれると、砂ぼこりがしなくて助かる。

散水のとき、風に乗ってスタンドまで水しぶきが運ばれてくることがある。だから、経験を積むと、スコアカードだけは隠すようになる。江戸川球場にもスプリンクラーがある。何年か前(たぶん女子軟式)、ダグアウト先のスプリンクラーからの水が、三塁側ベンチの真上の最前列にいた観客を襲った。

それは水しぶきどころの話ではなく、放水そのものだった。8月の暑い日だったから、水をかぶりたい気持ちにはなる。それを察しての心憎いサービスだったのかもしれない。江戸川の場合、いわゆる「浜風」のために右中間から三塁側へ向かう風の日が多い。

だから、三塁側のスプリンクラーは少し設定を調整しておかないと、スタンドに放水することになってしまう(調整可能かどうかは知らない)。一塁側のスプリンクラーがライトのポールを向いたときは、向かい風にあおられて、やはり一塁側ベンチ付近の最前列が被害を受ける。ただし、こちらの場合は水しぶきで済む。

01年5月19日、江戸川に女子ソフトの日本リーグを見に行ったら、いつもの「浜風」だった。しかも、かなり強い。試合の合間の水まきは、マウンドの後ろのスプリンクラーだけ使っていたが、場内アナウンスでは、とくに三塁側に対して注意を喚起していた。

江戸川球場では3月に高校女子ソフトボールの選抜大会がおこなわれる。球場関係者なり、主催者なり、誰かが学習能力を備えていたのだろう。8月ならいざ知らず、5月や3月に水浴びはしたくない。

軽トラック(名護=95球場目)

ところで、高校野球の全国大会のTV中継を一日中見ていると、グラウンド整備の光景が映し出されることがある。実際に球場で見た人も多いだろうが、耕耘機のような車の後ろに幅2mぐらいのハケというかブラシがついたグラウンド整備用の専用車が活躍する。

甲子園の場合は、たしか3台出てくるはずだ。同じようなグラウンド整備の専用車は、平塚球場や相模原球場、西京極球場、成田大谷津球場など、あちこちで散見できる。

93年3月1日、私は沖縄の名護球場でファイターズとドラゴンズのオープン戦が始まるのを待っていた。アマチュアなら1日に2試合や3試合は当たり前だ。ときには4試合日さえあるというのに、プロ野球では1日に1試合しか見られない(ごくまれに2試合日もあるが…)。

2時間前にはもう球場に着いていた。まだチケットは売っていなかったけれども、ゲートは開いていた。人の気配がしたから、私も階段を登ってスタンドに腰をおろした。別にタダ見を決め込むつもりはなかった。

1時間半前になって、スタンドから出るようにと場内アナウンスがあった。「タダ見は許さん」とは聞こえなかったけれども、せっかく荷物を解いて、いい気分でウトウトしていたのに…。まあ、前日の北谷では開門まで30分は待たされた。それを思えば、名護の対応のほうが親切ではある。

チケットを買って元の席に戻った。ファイターズの練習を見ていたら、4−6−3の転送球のとき、ショートの城石(のちにスワローズ)は一塁に送球してから二塁ベースを踏んでいた。まあ、練習だからいいか。やがて、そういう練習も終わった。選手たちはベンチに引き上げる。

試合前のグラウンド整備の時間だ。トンボを持った係員が出てきて、グラウンドをならしはじめる。おなじみの光景だ。しばらくすると、グラウンドに軽トラックが入ってきた。よく見ると、その軽トラックがあの「ハケ」を引いているではないか。

私はこういう発想が好きだ。地方球場は甲子園のように頻繁に使用されるわけではない。グラウンド整備用の専用車があれば便利だろうが、使用頻度が少ないならただの贅沢品になる。コスト感覚が普及を妨げているはずだ。

名護球場の軽トラックは、試合のないときにはロープを外して本来の用途で使われているだろう。ないものねだりをせずに、着想を変えて今あるものを活用する。これを「くふう」と言う。遠山−葛西−遠山−葛西の投手リレーと同じだ。

ひらけゴマ(守山=101球場目)

スコアをつけていると、試合中になかなかトイレに行けない。91年秋、初めて東都大学リーグを見に行ったとき、1試合だけだったのに、途中でトイレに行きたくなった。

連れに紙を渡して、見逃しのストライクのときは「み」、空振りなら「か」、ボールなら「ぼ」、もし打ったら、たとえば「セカンドゴロ」と書いておくように念を押して、トイレに駆け込んだ。たぶん5回裏終了のときだったのだろう。幸いにも間に合ったから、「み」とか「ぼ」を書き写さなくて済んだ。

もちろん、スコアをつける以前は何の制約もなかった。90年5月30日のW対C9回戦(横浜)では、3回裏のホエールズの攻撃が始まるとき、私は1杯目のビールを飲んでいた。先頭の清水が凡退したとき、ちょうど2杯目を頼み、2杯目が私の手元に届いたのは、次打者の谷繁が二塁打を打ったときだった。

その回のホエールズの攻撃は延々と続き、谷繁から始まった連続安打は四球1を挟んで清水まで続いた(8連打)。2打席目の谷繁がセンターフライに倒れたとき、私は3杯目のビールを手にしていた。

今では節制につとめて、できるだけ水分は控えるようにしている。それでも延長に入って、試合時間が4時間を超えると、さすがにシビアな状況に陥るときがある。こういうとき、私のスコアカードはコンパクト・サイズだから便利だ。2アウトになった時点で席を立つ。トイレに一番近い階段のところで備えるわけだ。

チェンジになると、たとえば「ショートゴロ」とか「空振りの三振」とか、スリーアウト目を念仏のように唱えながら、走り出すことになる。先着順なのだ。いちいち書いていたら遅れをとってしまうではないか。神宮球場では2階席だとトイレは近いが、1階席だと距離がある。2階席を好むゆえんでもある。

初めて行った球場で3試合とか4試合とか見るときは、あらかじめトイレの場所を確認しておくことも大切なことだ。00年びわこ大会を見に行ったときの守山市民球場では、球場内のトイレに鍵がかけられていて、入口のドアが開かなかった。

押しても引いてもびくともしなかった。そういうときは「ひらけ!ゴマ」と呪文を唱えなくてはならないのだと、あとで教わった。なるほどね。今度機会があったら、ぜひ試してみよう。期待せずに…。

守山市民球場は公園の中にある。球場の外に出たら、近くにそれらしき小さな建物が見つかった。イニングの合間ではなく、第2試合と第3試合の合間だったので実害はなかったけれども、閉鎖するなら閉鎖するで、どこにトイレがあるか貼り紙ぐらいしておいてほしいものだ。

東北か北海道の小さな駅で(もちろん野球目的の遠征だった)、男子トイレに入ったつもりが、中に女性がいて驚いた。ルーズソックスではないけれども妙齢のご婦人でもない。「あっ、ごめんなさい」の声がだぶった。どうやら「お化粧直し」だったらしい。私が間違ったわけではなかったので、ホッとした。

アサガオがない!(西京極=18都府県47球場目)

間違って女子トイレに入ったことがある。西京極球場だった。表示を見て入ったのに、アサガオが見つからずにたじろいだ。大学か社会人の試合で、開門直後だったのが幸いだった。誰もいなかったからだ。紛らわしくできているから、気をつけたほうがいい。

勘違いした原因はこうだ。私は6番ゲートから一塁側方向に回廊を歩いてトイレを探した。すぐに見つかった。壁のプレートは1枚で、内側には女性のマークが、外側には男性のマークが描かれている。プレートを見た私は男女兼用と考えたようだ。入口にはドアはない。

私は手前の入口から入ったが、そこは女子トイレだった。男子トイレの入口は、女子トイレの入口の隣に設けられていた。それぞれの入口の上には、「男子便所」「女子便所」と書いてあるが、あまり目立たない。改めて確認してみると、プレートには内側の女性のマークと外側の男性のマークとの間に、縦の線が入っている。

この縦のラインは敷居を表しているのだろう。ラインの内側(手前の入口)が女性用で、外側(先の入口)が男性用と表示しているつもりらしい。プレートを1枚で済まさずに、女子用は女子用、男子用は男子用で、2枚つけておけば誤解が生じる余地はない。

球場ではないが、旧・目黒区役所本庁舎の1階男子トイレにはベビーベッドが備え付けてあった(99年か00年当時)。一瞬、あとずさりしたが、そこは紛れもなく男子トイレだった。先進的な試み(「試み」では終わらず、公共施設ではやがて定着するだろう)についていけない自分が恥ずかしい。

福祉大球場で仙台六大学を見たあと、最寄りのバス停で、なかなか来ないバスを待っているときに催した。工事現場にあるような仮設トイレがあった(仮設トイレが常設されているのかもしれない)。近づいただけで匂った。一度は仙台駅まで我慢しようと思って遠ざかった。だが、危険水域に達しつつある。息を止めて用を足した。

そういえば、高砂球場の女子トイレにはクモの巣が張っていたらしい(もちろん、断じて直接見たわけではない)。

福島県いわき市の平球場では、場外ホームランは見られない。外野スタンドは芝生席になっているけれども、球場の敷地境がはっきりしない。芝生席はそのまま裏山に続いているのだ。レフトスタンド側は、なんとなくここら辺りまでが野球場かな?という気にもなるが、ライト側に回るとほとんど不明瞭になる。

平球場のライトスタンドに設置されている男子トイレは、画期的な構造になっている。用を足しながら、試合を見ることができるのだ。ちょうど目の高さのところに窓が開いている。ただし、古い球場なので、アサガオの高さはまるで子供用だ。見えるからといって、試合に夢中になるのはあまりおすすめできない。


◆主に広島市民球場をめぐる方位の話や日生球場のSBOカウントボードの話などは、「スコアボードと方位」のページに移しました。

◆事実誤認、変換ミス、リンク切れ等にお気づきの際は、お手数ですが「メールのページ」からご一報いただけると幸いです。このページに対応するブログ「んだ」のエントリーは(今のところ)ありません。

◆07/06/06現在、Googleのフレーズ検索においては、「保土ケ谷球場」が約3,190件、「保土ヶ谷球場」が約18,000件ヒットしますが、当サイトでは「ヶ」は「ケ」に書き改めるという指針を定めていますので、「保土ケ谷」表記としています。神奈川県高野連や横浜市のWebサイトでは「ケ」ですが、神奈川県横浜地区公園管理事務所のWebサイトは「ヶ」です。ちなみに、JR横須賀線の駅は「保土ヶ谷」駅が正解です。

外部リンクです。
野球もの野球紀行第2部岡崎
 なるほど。夜景スポットと言われれば、たしかにそうでしょう。(07/06/05設定)

★07/06/05校正チェック済、ケOK、順OK
★08/05/26HTML文法チェック済(エラーなし)



検索リンクポリシー野球場|次へ:スコアボードと方位|玉手箱:ブライアント