◆ 集計対象年度にご注意ください。01年以降のデータは反映させていません。今後も予定はありません。
坂本邦夫『プロ野球データ事典』(PHP研究所)には、2リーグ分立の1950年から2000年まで、年度ごとに12球団の主力選手が載っている。もちろん、簡単な成績もついている。嬉しいことに、打順や守備位置が掲載されているのだ。これは大いに利用価値があると思って、とりあえず買っておいた。
この本を利用すると、たとえば1975年の太平洋クラブライオンズは、1番サード・ビュフォード、2番セカンド・基、3番ライト・アルー、4番ファースト・土井、5番ライト・白、6番指名打者・江藤、7番レフト・竹之内、8番キャッチャー・楠、9番ショート・梅田が標準的なスタメンだったということが一目でわかる。
このように、打順とポジションを示しつつ、その年の標準的スタメンを特定する作業は、私なら絶対にやりたくない。なぜなら、「打順」と「ポジション」と「選手」の3要素を、それぞれ1対1で対応させなければならないからだ。固定メンバーならいざ知らず、なかにはややこしいときがあるのだ。
「コンバートの不可逆性」のページを見てほしい。96年、ローズはセカンドでスタメンに起用された試合が88試合ある。つまり、96年ベイスターズのセカンドはローズということになるはずだ。半数以上でスタメン起用されているのだから、誰も文句はないだろう。
同じ年のサードは、誰も過半数に達していない。一番多くスタメン起用されたのはローズだ。ポジションと選手は1対1で対応させなければ、標準的スタメンを示すことができない。この年のベイスターズのサードを誰にするか、悩むことになるだろう。ポジションだけでもこの調子なのに、打順まで絡んでくると一層面倒な話になる。
そこで、こういう本があると便利なのだ。私自身は責任を回避できるからだ。なお、同書には打順・守備位置に関して、次のような断りがついている。
坂本邦夫『プロ野球データ事典』(PHP研究所)1950〜75年は、『定本・プロ野球40年』(報知新聞社)をもとに、セ・パ両リーグが毎年発表する年度別成績資料、『オフィシャル・ベースボール・ガイド(1963〜1975年版)』(共同通信社)、朝日新聞縮刷版(1950〜1975年)、各チームの球団史等を加味して作成した。1976年以降は、守備機会の多寡により、あらかじめレギュラー候補を拾い出しておき、それらの選手が任意に選んだ複数のチームとの対戦(1回戦〜最終戦)でどのような打順、守備位置で先発出場したかをチェックし、それをもとに代表的と思われる先発オーダーを確定した。全試合の先発オーダーをチェックしたわけではないので、必ずしもこれがベストオーダーとは言えない点に留意していただきたい。
コンバートには不可逆性がある(かもしれない)ことの検証は、不十分ながらもすでに試みた。私はひそかに「1268の法則」と呼んでいる。捕手が投手に転じること、ショートがバッテリーに転じること、センターがバッテリーやショートに転じること、ほかのポジション(34579)からこれらのポジション(1268)に転じることは、原則的にはあり得ない。
むろん、なかには逆行するケースもある。ただ、それはチーム構成の変化によるものが多く、ほとんどの場合はチーム力が落ちたことの反映だと思われる。つまり、欠員補充による繰上げ当選だろう。そこで、ショートの選手がその前後にどのポジションを守っていたか変遷をまとめてみた。次のような手順を踏んだ。
▼『プロ野球データ事典』で、1960年から2000年まで各球団のショートとして記載されている選手の一覧です。
▼「ポジション」の項目のスラッシュ(/)は、非レギュラーを示します。たとえば、石毛の場合はプロ6年目までショート、7年目からサード、ホークスに移った最後の2年間は非レギュラー、ということになります。
▼01年以降の所属球団は反映させていません。現役選手も00年までの記載にとどめていますので、ご了承ください。球団名の「A」「B」「O」「W」は、「表記規準」(ニックネーム)をご参照ください。
▼同書では61年ドラゴンズはショートが2人いて、サードがいません。河野旭輝がショート、前田益穂がサードと解しました。同様に68年オリオンズはショートが2人いて、セカンドがいません。山崎裕之をショート、前田益穂をセカンドにしました。
| 選手 | 在籍年度・所属球団(00年まで) | ポジション(00年まで) |
| アスプロモンテ 安達 俊也 李 鍾範 飯塚 佳寛 井口 忠仁 |
64-65D、66W 84-96Bu 98-00D 69-70O、71-72W、73C、73-80O 97-00H |
遊遊遊 //////遊////// 遊左左 ////遊遊遊遊遊遊二/ /遊遊/ |
| 石毛 宏典 池山 隆寛 石井 琢朗(忠徳) 石黒 和弘 石渡 茂 |
81-94L、95-96H 84-00S 89-00W・YB 64-71O 71-82Bu、83-85G |
遊遊遊遊遊遊三三三三三三三三// ///遊遊遊遊遊遊遊遊遊/三三// ////三三三遊遊遊遊遊 遊//二//// ////遊遊遊遊遊二/遊/// |
|
一枝 修平 今岡 誠 今津 光男 岩井 隆之 岩下 光一 |
64-71D、72-73Bu、74T 97-00T 58-64D、65-73C、74-75B 76-81W、82-88F 62-71F |
//遊遊遊遊遊/遊// /遊遊/ 遊///////遊遊遊遊////// ////////遊//// 遊遊遊遊//二/三/ |
| 宇野 勝 梅田 邦三 漆畑 勝久 エディ武井 大下 剛史 |
77-92D、93-94M 70G、71-75L、76-80D、80F 62-69C 60-61F 67-74F、75-78C |
//遊遊遊遊遊遊遊三遊二遊左三/// ///遊遊遊///// ///遊//// 遊/ 遊遊二二二二二二二二二/ |
|
大橋 穣 岡崎 郁 岡島 博治 小川 史 小川 博文 |
69-71F、72-82B 80-96G 54-60D、61-65B、65-66S・A、67F 79-82L、83-96H 89-00B・BW |
遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊// /////遊遊遊遊三三三三/三二/ //遊三三三三遊三三/二二/ //////遊遊//遊遊////// 遊遊遊遊三三二遊遊遊遊/ |
| 川相 昌弘 菊川 昭二郎 城戸 則文 久慈 照嘉 久保寺 雄二 |
83-00G 63-67Bu、68-74L、75-76O 57-66L、67-74A・S 92-97T、98-00D 77-84H |
//////遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊// ///////遊/遊三/// //三三三三三三三/三遊/三//// 遊遊遊遊遊遊二// //中中左左三遊 |
|
黒江 透修 クレス 桑田 武 小池 兼司 小坂 誠 |
64-74G 63-65W、66Bu、67T 59-68W、69G、70S 61-74H 97-00M |
//遊遊遊遊遊遊遊遊/ 遊三三三/ 三三三遊三遊遊三右/// /遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊/// 遊遊遊遊 |
| 河野 旭輝 河埜 和正 古葉 竹識(毅) 榊原 良行 阪本 敏三 |
54-60B、61-63D、64-66B、67L 70-86G 58-69C、70-71H 75-81T、82-84 67-71B、72-75F、76-78Bu、79-81H |
二遊遊遊/中/遊遊遊遊遊// ////遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊// 遊遊遊遊遊遊遊二二二二二二/ ///遊ニ///// 遊遊遊遊遊遊三三二二///// |
|
定岡 智秋 佐藤 兼伊知(健一) 佐野 嘉幸 塩崎 真 篠原 良昭 |
72-87H 78-92O・M 63-71F、72-75H、75-79C 97-00BW 62-69O、70-71A |
///遊遊遊遊遊遊遊遊遊//// ////////遊/二遊遊// ///遊三三三//遊遊遊///// ///遊 ////遊///// |
| 渋井 敬一 進藤 達哉 末永 吉幸 菅野 光夫 杉本 公孝 |
78-92S 88-00W・YB 68-75F、76D、77-79O 75-85F 61-65S、66-67W |
////////遊二二//// ////遊遊遊遊三三三三/ //////遊///// ///遊二二二二二// 遊遊/二/// |
|
勝呂 寿統(博憲) 鈴木 武 鈴木 康友 千田 啓介 高木 豊 |
88-91G、92-96BW、97-99Bu 53-60Bu、60-63W 78-84G、85L、86-90D、90-92L 62-69G、70-78O 81-93W・YB、94F |
/////遊遊遊/// 遊遊/遊二二遊遊遊// ////////遊////// ////////遊/遊////// //二二遊遊二二二二二二一/ |
|
高代 延博(慎也) 高橋 真裕(雅裕) 高橋 慶彦 立浪 和義 田中 秀太 |
79-88F、89C 83-96W・YB、97-99M 75-89C、90O、91-92T 88-00D 95-00T |
遊遊遊遊遊/遊遊/// ////遊遊遊遊遊//////// ///遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊/// 遊/遊遊二二二二二二左二二 /////遊 |
|
田中 幸雄 田辺 路朗(徳雄) 谷 真一 種田 仁 辻本 泰直 |
86-00F 85-99L、00G 83-90Bu 90-00D 62-64O |
/遊遊遊遊遊/左右遊遊遊一遊遊 //遊遊遊遊遊遊遊遊三///// 遊/////// /二遊遊遊遊///// /遊/ |
| ディアス 土居 章助 東条 文博 豊田 泰光 鳥越 裕介 |
99-00C 56-60S、61G、62-63O 65H、66-74A・S、75O 53-62L、63-69S・A 94-99D、99-00H |
遊三 ///遊遊/// ////遊遊遊遊遊// 遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊/一// //遊遊//遊 |
|
永尾 泰憲 中原 全敏(勝利) 奈良原 浩 二岡 智宏 西村 俊二 |
73-78A・S、79-81Bu、82-87T 69-80F 91-97L、98-00F 99-00G 70-80Bu |
/遊遊二二////////// //三///遊遊二/// ///////遊// 遊遊 ///遊遊//二/// |
| 野村 謙二郎 バート 浜名 千広 浜村 孝(健史) パラーゾ |
89-00C 71-72D 92-00H 66-70L、71G 80S |
/遊遊遊遊遊遊遊遊遊// 遊遊 遊遊遊遊遊遊二二/ /遊遊遊// 遊 |
|
東出 輝裕 平田 勝男 広岡 達朗 広瀬 宰 広瀬 哲朗 |
99-00C 82-94T 54-66G 69-72O、73-75D、76-81L 86-98F |
/遊 /遊遊遊遊遊/////// 遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊/ 遊/遊/遊遊遊遊遊//// ///////遊遊三三// |
| 広瀬 叔功 吹石 徳一 福留 孝介 藤田 平 船田 和英 |
55-77H 75-88Bu 99-00D 66-84T 62-65G、66-71L、72-80A・S |
///遊遊遊遊中中中中中/中中中中中///// /////遊遊//遊//// 遊遊 /遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊一/一一一一/ /二//遊/三三/遊/三三/三三三三/ |
|
堀 幸一 前田 益穂 真喜志 康永 正岡 真二 松井 稼頭央(和夫) |
88-00O・M 58-63D、64-75O 87-94Bu 68-84D 94-00L |
///二二二二遊遊二中二/ /遊遊三三三三三三三二/////// /遊遊///// ////////遊遊遊////// /遊遊遊遊遊遊 |
| 松岡 功祐 真弓 明信 水上 善雄 水口 栄二 水谷 新太郎 |
67-77W 73-78L、79-95T 76-89O、90C、91-92H 91-00Bu 72-90A・S |
遊遊遊//////// /////遊遊遊遊遊二二右右右右右左右//// ///遊遊遊遊遊遊遊/遊遊三/遊/ ///遊遊二二二/二二 ////遊遊遊遊/遊遊遊遊遊二//// |
|
南渕 時高 三村 敏之 宮本 慎也 武藤 孝司 村上 嵩幸(隆行) |
90-97O・M、98-99D、00BW 67-83C 95-00S 96-00Bu 84-00Bu |
/遊遊遊遊二二//// ///遊遊遊遊遊遊遊遊二二//// /遊遊遊遊遊 /遊遊遊遊 /遊遊遊中中///中中/左//// |
| 本屋敷 錦吾 森 範行 森脇 浩司 八木 裕 安井 智規(俊憲) |
58-63B、64-69T 85-96F 79-83Bu、84-87C、87-96H 87-00T 61-76Bu |
遊遊遊/遊遊二二//二/ ///////遊//// ////////遊/////三/// //遊三三左左左三////// /////遊遊遊遊遊遊三//// |
|
柳田 利夫 矢ノ浦 国満 山口 富士雄 山崎 裕之 山下 大輔 |
59-62O、63-67G、67-70H 60-65Bu、66-67A、68G 63-73B、73W 65-78O、79-84L 74-87W |
/遊遊遊///左/左// 遊遊遊遊遊遊遊遊/ /三/遊二二二二/// 遊/遊遊二二二二二二二二二二二二二二二二 /遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊二二/ |
| 山本 久夫 湯上谷 *志(宏) 行沢 久隆 弓岡 敬二郎 吉田 剛 |
61-63F、64-65D 85-00H 76-79F、79-88L 81-91B・BW 85-00Bu、00T |
遊//// //二遊/二二二二//三三/// /遊/遊遊三//三//// 遊遊遊遊遊遊遊遊// //////遊遊遊//遊//// |
|
吉田 義男 米田 慶三郎 レドモン ロイ 和田 豊 |
53-69T 68-79W 73F 63-67L、68Bu 85-00T |
遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊遊二// //遊遊遊遊遊///// 遊 遊遊遊三三一 ///遊二遊遊二二二二三二二二/ |
ショートでレギュラーをとる前にほかのポジションでレギュラーだった選手は125人中12人に過ぎない。逆にショートでレギュラー・ポジションをとった選手の多くは、その晩年をセカンドやサードで過ごしていることがよくわかる。ショートというポジションはご老体には向かないポジションだと言えるのかもしれない。
打撃三冠部門のタイトルを獲得した選手のポジションを、『プロ野球データ事典』で調べてみた。51年間で、ショートの選手がタイトルをとったのはわずかに5回しかない。このうち95年のパリーグではイチローと初芝清、それに田中幸雄が打点王を分け合っているが、80打点での打点王はパリーグ最低だ。
| 首位打者 | 本塁打王 | 打点王 | ||||
| 捕 手 |
65野村克也 | 91古田敦也 | 57野村克也 61野村克也 62野村克也 63野村克也 64野村克也 65野村克也 66野村克也 67野村克也 68野村克也 |
75田淵幸一 | 62野村克也 63野村克也 64野村克也 65野村克也 66野村克也 67野村克也 72野村克也 |
|
| 一 塁 手 |
60榎本喜八 63 ブルーム 66榎本喜八 71江藤慎一 73加藤秀司 79加藤秀司 83落合博満 84 ブーマー 89 ブーマー |
51川上哲治 52西沢道夫 53川上哲治 55川上哲治 68王 貞治 69王 貞治 70王 貞治 73王 貞治 74王 貞治 78水谷実雄 80谷沢健一 81藤田 平 85 バース 86 バース 93 オマリー |
70大杉勝男 71大杉勝男 74 ジョーンズ 75土井正博 76 ジョーンズ 84 ブーマー |
53藤村富美男 60藤本勝巳 62王 貞治 63王 貞治 64王 貞治 65王 貞治 66王 貞治 67王 貞治 68王 貞治 69王 貞治 70王 貞治 71王 貞治 72王 貞治 73王 貞治 74王 貞治 76王 貞治 77王 貞治 85 バース 86 バース 89 パリッシュ 90落合博満 91落合博満 94大豊泰昭 99 ペタジーニ |
51飯田徳治 52飯田徳治 70大杉勝男 72大杉勝男 75加藤秀司 76加藤秀司 79加藤秀司 84 ブーマー 87 ブーマー 89 ブーマー 91 トレーバー 92 ブーマー 94石井浩郎 |
52西沢道夫 53藤村富美男 55川上哲治 60藤本勝巳 62王 貞治 64王 貞治 65王 貞治 66王 貞治 67王 貞治 71王 貞治 72王 貞治 73王 貞治 74王 貞治 75王 貞治 76王 貞治 77王 貞治 78王 貞治 85 バース 86 バース 90落合博満 91広沢克己 93広沢克己 94大豊泰昭 96 ロペス 97 ロペス |
| 首位打者 | 本塁打王 | 打点王 | ||||
| 二 塁 手 |
53岡本伊三美 62 ブルーム 76吉岡 悟 81落合博満 82落合博満 93辻発彦 |
79 ミヤーン 83真弓明信 84篠塚利夫 87篠塚利夫 87正田耕三 88正田耕三 99 ローズ |
82落合博満 95小久保裕紀 |
78 マルカーノ 82落合博満 97小久保裕紀 |
93 ローズ 99 ローズ |
|
| 三 塁 手 |
55中西 太 58中西 太 77有藤道世 85落合博満 86落合博満 |
50藤村富美男 59長島茂雄 60長島茂雄 61長島茂雄 63長島茂雄 66長島茂雄 71長島茂雄 92 ハウエル 00金城龍彦 |
53中西 太 54中西 太 55中西 太 56中西 太 58中西 太 85落合博満 86落合博満 00中村紀洋 |
58長島茂雄 59桑田 武 61長島茂雄 79掛布雅之 82掛布雅之 84掛布雅之 92 ハウエル 93江藤 智 95江藤 智 |
53中西 太 56中西 太 57中西 太 59葛城隆雄 85落合博満 86落合博満 95初芝 清 00中村紀洋 |
58長島茂雄 61桑田 武 63長島茂雄 68長島茂雄 69長島茂雄 70長島茂雄 82掛布雅之 83原 辰徳 84衣笠祥雄 89落合博満 95江藤 智 |
| 遊 撃 手 |
54レインズ 56豊田泰光 |
84宇野 勝 | 58葛城隆雄 95田中幸雄 |
|||
| 首位打者 | 本塁打王 | 打点王 | ||||
| 左 翼 手 |
57山内和弘 61張本 勲 67張本 勲 68張本 勲 69張本 勲 70張本 勲 72張本 勲 74張本 勲 91平井光親 |
64江藤慎一 65江藤慎一 72若松 勉 82長崎啓二 90パチョレック 97鈴木尚典 98鈴木尚典 |
59山内和弘 60山内和弘 61中田昌宏 77 リー 99 ローズ |
52杉山 悟 57佐藤孝夫 83山本浩二 83大島康徳 87 ランス 96山崎武司 97 ホージー |
54山内和弘 55山内和弘 60山内和弘 61山内和弘 68 アルトマン 77 リー 90石嶺和彦 99 ローズ |
54杉山 悟 92 シーツ |
| 中 堅 手 |
50大下 弘 51大下 弘 64広瀬叔功 75白 仁天 87新井宏昌 90西村徳文 94 イチロー 95 イチロー 96 イチロー |
54与那嶺要 56与那嶺要 57与那嶺要 58田宮謙次郎 67中 暁生 75山本浩二 77若松 勉 89 クロマティ 94 パウエル 95 パウエル |
50別当 薫 51大下 弘 87秋山幸二 |
50小鶴 誠 51青田 昇 54青田 昇 78山本浩二 80山本浩二 81山本浩二 98松井秀喜 00松井秀喜 |
50別当 薫 95 イチロー |
50小鶴 誠 51青田 昇 79山本浩二 80山本浩二 81山本浩二 98松井秀喜 00松井秀喜 |
| 首位打者 | 本塁打王 | 打点王 | ||||
| 右 翼 手 |
52飯島滋弥 59杉山光平 69永淵洋三 78佐々木恭介 80 リー 88高沢秀昭 92佐々木誠 97 イチロー 98 イチロー 99 イチロー 00 イチロー |
62森永勝也 76谷沢健一 96 パウエル |
52深見安博 69長池徳二 72長池徳二 73長池徳二 78 ミッチェル |
55町田行彦 56青田 昇 57青田 昇 59森 徹 88 ポンセ |
69長池徳二 71門田博光 73長池徳二 74長池徳二 |
54渡辺博之 56宮本敏雄 57宮本敏雄 59森 徹 87 ポンセ 88 ポンセ |
| 指 名 打 者 |
79 マニエル 80 マニエル 81 ソレイタ 81門田博光 83門田博光 88門田博光 89ブライアント 90デストラーデ 91デストラーデ 92デストラーデ 93ブライアント 94ブライアント 96 ニール 97 ウィルソン 98 ウィルソン |
80 マニエル 81 ソレイタ 83水谷実雄 88門田博光 90デストラーデ 91デストラーデ 93ブライアント 96 ニール 98 ウィルソン |
||||
『プロ野球データ事典』には、打数と安打数も載っているので、セリーグ6球団についてポジションごとに51年分を足し算してみた。その結果、得られたポジション別の打率は次のとおりだ。
▼たとえば130試合制のシーズンに、一塁で120試合、三塁で10試合出場した選手がいても、すべて一塁でカウントすることになります。したがって、純粋な意味での「ポジション別打率」ではないことにご注意ください。近似値という理解が妥当です。
▼球団ごとに、もっとも打率の高いポジションを赤字で、もっとも打率の低いポジションを青字で表示しました。ピンクは2番目から4番目、水色は5番目から7番目です。
▼同書では、72年藤田平の安打数が「114」、73年三村敏之の安打数が「11」になっています(私が持っているのは第1刷です)。誤植だと思われますので、それぞれ「144」と「121」に修正して計算しました。
| G | T | D | YB | C | S | 6球団合計 | |
| 捕手 | .259 | .248 | .257 | .240 | .238 | .254 | .247 (97373打数24049安打) |
| 一塁 | .313 | .282 | .281 | .280 | .273 | .277 | .283(124414打数35200安打) |
| 二塁 | .291 | .264 | .274 | .277 | .265 | .259 | .268(119797打数32127安打) |
| 三塁 | .298 | .273 | .273 | .264 | .264 | .265 | .270(119429打数32301安打) |
| 遊撃 | .276 | .272 | .251 | .260 | .272 | .256 | .262(119357打数31262安打) |
| 左翼 | .293 | .264 | .272 | .279 | .271 | .277 | .273(115667打数31571安打) |
| 中堅 | .298 | .269 | .276 | .279 | .280 | .268 | .276(122021打数33623安打) |
| 右翼 | .294 | .274 | .276 | .276 | .279 | .270 | .275(117594打数32315安打) |
球団によって多少のばらつきがあるのは、特定の選手の存在が影響しているものと思われる。Gのサードは長島茂雄、Tのサードは藤村富美男と掛布雅之、Tのショートは吉田義男、Dのキャッチャーは木俣達彦、Dのセカンドは高木守道、YBのセカンドは高木豊やローズ、Cのショートは高橋慶彦と野村謙二郎、Cのセンターは山本浩二だ。
6球団分のトータルで見ると、打率の高い赤とピンクは左投げの選手でも入れるポジションであり、打率の低い青と水色は左投げの選手が排除されるポジションだ。これに関連して、次のような興味深い示唆がある。
ロバート・アデア『ベースボールの物理学』(紀伊国屋書店、中村和幸・訳、134ページ)卓越したフィールディングがあれば、打撃の平凡さをカバーできる、わざのポジションがある。セカンド、ショート、サード、キャッチャーが、それである。こうしたポジションは、右で打つ傾向がある右投げの人への指定席である。左ききの選手は、野手のポジションでプレイするために、よく打たなければならない。したがって右打ち左打ちと打率の差の一因は、左投げか右投げかによって入れるポジションが違ってくる点にもあるに違いない。
あいにく、この本にはポジション別の打率は示してなかったのだ。ネットで検索しても、なかなか見つからない。ならば自分で踏み込むしかない。ようやく解決したという次第だ。いずれにせよ、ショートはキャッチャーに次いで打率の低いポジションであり、打率が低くても使ってもらえるポジションでもある。
ところで、ベイスターズの石井琢朗は次のように語っている。
『ベースボール・クリニック』02年7月号(ベースボール・マガジン社、24ページ)遊撃に移ってしばらくすると、三塁手のときにはなかった守備の楽しさ、面白さというものを感じるようになりました。守備に就いたときに、視野が広いのです。三塁手というのは、極端に言えば、自分と打者との間のわずかな角度しか視野がありません。特に右打者のときなど、打者の背中、左肩のあたりしか見えないのです。遊撃の場合は、打者だけでなく、捕手のサインから何から全部見えています。視野が広がる、野球が奥深くなりますね。
ここで言う「視野の広さ」とは、文字どおり打者の顔が見えるという意味だけでなく、もっと広く野球そのものの「視野」のことではないかと思われる。続けて、石井はショートとしての「快感」についても語っているが、むやみに引用するのは避けておこう。
◆私の中でのNO.1ショートは大橋です。生で見た選手に限定すれば宮本ですが…。
◆関連で「打順とポジションの親和力」というページがあります。社会人野球での打順とポジションとの関係を示したものです。今後とも、この周辺にはこだわりを発揮したいと思っています。類似のテーマについて、本格的に扱っているサイトをご存知でしたらお知らせください。
◆当サイト内には「キャッチャーが退くとき」というページもあります。大学野球ですが、何回の何点差で先発捕手が交代したか、344試合分のデータを揃えました。
◆事実誤認、変換ミス、数値の誤り、リンク切れ等にお気づきの際は、お手数ですが「メールのページ」からご指摘いただけると幸いです。なお、このページに対応するブログ「んだ」のエントリーは(今のところ)ありません。
★08/01/02校正チェック済、ケなし、順OK
★08/01/02HTML文法チェック済(エラーなし)
検索|リンクポリシー|プロ野球|次へ:観戦試合勝敗表(プロ)|作成順:浅き夢見し