◆ごちゃごちゃしたページです。そのうち、再編・解体しなければいけないでしょうが…。
私がこれまでに見た無四球試合は13試合だ(9回まで成立した硬式に限る)。
| No. | 年月日 | 種別・大会 | 球場 | 勝ちチーム | スコア | 負けチーム | 打 | 安 | ギ | 犠 | 四 | 死 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| [01] [02] [03] [04] [05] |
94/04/02 95/06/18 95/09/02 96/05/13 96/08/10 |
高校・センバツ プロ・セントラル 大学・東都1部 高校・春季関東大会 高校・選手権 |
甲子園 神宮 神宮 天台 甲子園 |
桑名西高 ベイスターズ 立正大 二松学舎沼南高 PL学園高 |
5−3 2−0 3−1 6−1 4−0 |
小倉東高 スワローズ 亜細亜大 春日部共栄高 旭川工高 |
74 60 65 73 65 |
24 8 15 20 11 |
3 1 1 2 1 |
1 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 |
0 0 0 1 0 |
|
[06] [07] [08] [09] [10] |
96/11/02 97/09/24 97/10/10 97/11/16 98/06/14 |
プロ・日米 大学・東都1部 社会人・日本選手権 高校・神宮大会 大学・選手権 |
東京ド 神宮 大阪ド 神宮 神宮 |
MLB 駒沢大 日本通運 国士舘高 九州東海大 |
6−1 6−0 3−2 4−0 4−1 |
日本 亜細亜大 松下電器 彦根東高 奈良産業大 |
70 68 69 66 66 |
21 18 16 11 16 |
0 1 4 4 2 |
0 0 0 1 0 |
0 0 0 0 0 |
0 0 1 2 1 |
|
[11] [12] [13] |
00/11/03 01/03/15 02/11/16 |
社会人・びわこ大会 社会人・スポニチ大会 大学・神宮大会 |
皇子山 神宮 神宮 |
防府クラブ 川鉄千葉 九州国際大 |
3−1 4−2 1−0 |
全播磨硬式野球団 ヤマハ 東海大 |
65 72 63 |
14 22 8 |
0 6 1 |
0 0 0 |
0 0 0 |
0 1 1 |
▲「打」は打者、「安」は安打、「ギ」は犠打、「犠」は「犠飛」、「四」は四球、「死」は死球です。
このうち、四球のみならず死球・犠打・犠飛もなく、打撃記録の「打数」と投手記録の「打者数」が完全に一致する試合は、2試合しかない。[06]は日米野球だから、しょせんは親善試合だ。試合の性格上、死球や犠打が少ないのは当然だ。四球もそう多くはならないだろう。
たとえば、7回表の先頭打者・清原はカウント0−3からの4球目をレフトスタンドに叩きこんだ。その時点で点差は5点あった。勝ちにこだわる試合なら0−3から打ったかどうか、ちょっとあやしいところだ。97年から01年までの5年間で、清原が0−3から打ったケースは9回ある。日本人選手としては多いほうなのかもしれない。
◆「無四球試合」は3つの意味で使われています。試合記録としての「無四球試合」は両チームともに無四球でなければならず、チーム投手記録としての「無四球試合」はそのチームの投手が四球を与えなければいいわけです。個人投手記録としての「無四球試合」は、その投手が無四球で完投した場合です。いずれの場合であって、死球が入ってもOKですが、故意四球はNGです。
◆なお、アマチュア野球では、四球と死球を一緒くたにして集計するのが一般的です。高校野球の大会ガイドとなる夏の週刊朝日増刊『甲子園』の大会記録のページには「無四死球試合」という項目があります。一方、春のサンデー毎日増刊『センバツ』には「無四球試合」という項目が掲載されています。前者が何を指すかは明白ですが、後者が何を意味するのか私は知りません。もし、朝日の「無四死球試合」と同じだとすれば、「無四球試合」には4つの意味があるわけです。
その意味で[11]の試合は、貴重なものだ。
(4) (5) (9) (6) (2) (8) (3) (D) (7) |
楊井 増野 笠原 今津 藤本 池永 松本 豊海 石橋 |
R R R R R L R L R |
二ゴ 中安 遊併 |
二ゴ 投ゴ 中安 |
三ゴ 三振 遊ゴ |
三ゴ 遊ゴ 三ゴ |
右飛 遊ゴ 左安 中安 中安 |
左本 捕邪 投ゴ 遊ゴ |
三振 三振 三振 |
一邪 三振 投ゴ |
左本 二ゴ 三振 遊飛 |
数安点 422 410 400 400 300 320 310 311 300 3173 |
防府 藤井L ○児玉R 別府R 播磨 ●佐藤R 春藤L |
回打安振球失 3113100 3111301 3123300 回打安振球失 6216102 3101501 |
| 防府クラブ | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | =3 | 盗塁 古里(6ウ)、波多野(6ウ) 盗塁死 池永(2表) 牽制死 松本(5表) 失策 防=1(6ウ) 併殺 防=1(3ウ)、播=1(1表) 残塁 防=1、播=6 |
|||
| 全播磨硬式野球団 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | =1 | ||||
(D) (8) (4) (3) (9) H (7) 7 (5) (2) (6) |
百々 宇佐 波多野 田之上 竜円 山本 岡田 大家 鎮西 三宅 古里 |
R L R L R R L L R R R |
二飛 三振 遊ゴ |
一ゴ 遊ゴ 左安 中安 遊ゴ |
右安 一併 遊ゴ |
遊ゴ 遊ゴ 右飛 |
投ゴ 中飛 一ゴ |
三振 三振 三失 三振 中安 |
右飛 二ゴ 右2 投ゴ |
遊ゴ 中安 中安 三振 三振 |
二ゴ 三邪 三振 |
数安点 410 410 410 400 300 100 310 100 420 300 310 3470 |
||
▲当サイトのテーブルスコアは「日刊式テーブル」に準拠しています。詳細は「テーブルスコアの読み方」を参照してください。
ボールカウントが3ボールまで進んだのは、次の4人だけだった。
回 投手 アウト走者 打者 カウント
1ウ 藤井 1死(なし) 宇佐 BBBSSFS
2表 佐藤 無死(なし) 今津 SSFBBBH
2ウ 藤井 1死1塁 鎮西 BBBSFH
6ウ 児玉 無死(なし) 百々 BBSBSFK
▲▼カウント欄の「S」は見逃し、「K」は空振り、「F」はファウル、「B」はボール、「H」はインプレイの打球、「1」は一塁牽制球です。
送りバントが考えられるケースは、次のように4度あった。
回 アウト走者 打者 カウント 結果 備考
1表 1死1塁 3番 BFB1H 遊併 2球目はエンドラン、3球目後に1塁牽制球
3ウ 1死1塁 2番 BBH 一併
6ウ 無死1塁 1番 BBSBSFK 三振 2・3球目はバント見逃し、6球目エンドラン、7球目二盗成功
6ウ 1死2塁 2番 SFFK 三振
1回表と3回裏は、回も浅くワンアウトだった。なにがなんでもバントという場面ではない。1点を追う6回裏の無死一塁が最初の「危機」だったのかもしれないが、走者はスチールで二塁に進んだ。一死二塁になれば、もう無理に送る必要はない。
私は四球が少なく内野ゴロが多い試合を理想とする。ストライクが先行すれば、打者は早いカウントでも打ちに出る。余計な走者が出ないのだから、牽制球も少なくてすむ。テンポよく試合は進む。この試合は2時間を切った。
野手もリズムに乗れるから、好プレイが多くなる。この試合では、4回表増野の二遊間寄りのショートゴロを処理した古里と、その裏、田之上の三遊間寄りのショートゴロをさばいた今津に対して「ファインプレイ・マーク」をつけている。
ちょっとストライクゾーンが広くないかなあ、と思いたくなるときもあったけれど、それは審判の権限の範囲内だ。いい試合を見せてもらったと思っている。この日、東京では日米野球(プロ)がおこなわれていた。
東京から琵琶湖の湖畔まで流れ着いた私は、皇子山で「USA」を見た。全播磨2番打者の背番号の上には、名前がローマ字表記で「USA」と書いてあるのだ。
▲「USA製」と銘打たれた商品を通販で買ったら、「USA株式会社」製だったと、石田純一が某TV番組で語っていたそうです。ありがちなことなのかもしれません。
私が見た最初の無四球試合[01]では、実はボールカウント2−4の場面があった。球審の勘違いで打者はそのまま打席に入り続けた。
1球目 ボール 0−1 2球目 見逃しストライク 1−1 3球目 ボール 1−2 4球目 ファウル 2−2 5球目 ボール 2−3 6球目 ファウル 2−3 7球目 ボール 2−4 8球目 ファウル 2−4 9球目 レフト線二塁打
7球目で四球のはずだから、私もうろたえた。そのとき聞いていたラジオ中継(たぶんNHK)の実況アナウンサーも「これでフォアボールのはずですが…」と慌てていた。グラウンドでは何事もなかったかのように、淡々と試合が続行されていた。打者は9球目を打った。レフト線二塁打だった。
話はこれだけでは終わらない。中継に入ったショートから内野への返球が悪送球になったのだ。一塁側ブルペンのあたりに抜けてしまった。二塁に達していた打者走者は三塁に向かった。しかも、ボールに追いついたライトが、よせばいいのに間に合うはずのない三塁に送球した。
投げた瞬間に頭を抱えたくなるような送球だった。打者走者は一気に生還した。それが先制点だった。試合後の報道によれば、打者は「分かっていたけど、1打席でも多く打ちたくて……。審判が何も言わないし、自分から言うことでもないし……」と語っている。
| 94/04/02(甲子園) センバツ準々決勝 15:59〜17:34 | ||
| 小倉東高 | 001 000 101 =3 | ●#1 |
| 桑名西高 | 000 221 00X =5 | ○#1 |
まあ、二死無走者だったから、四球で歩くより打ちたい気持ちは理解できる。このケースでは、守備側は得点が入った直後にアピールできるのではないかと思うのだが、実際にはできないようだ。
『公認野球規則』 9・02【注2】
審判員が、規則に反した裁定を下したにもかかわらず、アピールもなく、定められた期間が過ぎてしまったあとでは、たとえ審判員が、その誤りに気づいても、その裁定を訂正することはできない。
この場合の「定められた期間」とは、通常のアピールプレイ消滅期間のことであるらしい。したがって、投手が次の投球を投げた瞬間に誤りは正当化されるようだ。7球目で四球にあるにもかかわらず、フルカウントで続行されたわけだから、投手が8球目を投げた時点で、もはや後戻りできなくなるらしい。
82年の高校野球選手権大会1回戦では、「4アウト」事件もあったらしい。2点リードした益田高の9回表の攻撃中だ。
1番 無死(なし) 四球 2番 無死1塁 安打 3番 無死1・2塁 送りバント 4番 1死2・3塁 安打 3塁走者生還、2塁走者は本塁でタッチアウト 5番 2死1塁 セカンドフライ 6番 3死1塁 サードゴロ
この件については、次のようなコラムがある。別冊宝島454『甲子園名勝負読本』(宝島社)に森岡浩氏のコラムがある。(115ページ)
<略>6番打者の池永は、3アウトと気づかずに打席に入ってしまった。しかし主審をはじめ、塁審も相手キャッチャーも注意しない。帯広農の加藤投手はおかしいとは思ったものの、誰も何も言わないため、自分の勘違いと思って池永に第1球を投じてしまう。この時、異常に気づいた公式記録員から審判には合図が送られたが、審判は気づかず、池永は2球目を打って、サードゴロに倒れ、4つ目のアウトでチェンジになった。
<略>9回表が終了した際、マウンドから小走りに戻ってくる加藤投手が指で「4」を示しながら、首をひねっている姿が印象的だった。
82年8月12日付『読売新聞』の社会面には、次のような記事があった。6番打者の記録は抹消されたらしい(もちろん投手記録も)。
珍事の伏線となったのは、スコアボードのアウトカウント表示の間違い。2アウトの時に1個、3アウトの時には2個のアウト赤灯がついていたことを高野連関係者、報道陣はじめ多数が確認しており、ネット裏係員のミスも重なった。
4アウト目の打者、池永君は「全然知らなかった。打ち終わって守備につく時、中村(二塁手)に言われてわかった。僕が打席に入る時スコアボードを見たら2アウトになっていた。僕があの時、ヒットを打ったらどうなったのですかねえ」とキツネにつままれたような表情。
実は、カウント2−4のときもスコアボードの表示が間違っていた。スコアをつけていると、よくわかることだが、スコアボードのボールカウントやアウトカウント表示は、常に正しいわけではない。さすがにプロでは間違っていることは少ないけれども、アマチュアの試合ではいろんなことがある。
織田淳太郎『捕手論』(光文社新書)に次のような記述がある。(82ページ)
両リーグを渡り歩いた高橋直樹も、投手の視点からこう口にしている。
「パリーグの前川(芳男)さんは試合を演出してくれた。5回ぐらいまでは少々ボール気味でもストライクをとってくれました。そうなると、打者も積極的に打ちにいくし、試合の流れがスムーズになるんです。ところが、5回を過ぎて勝負どころになると、判定が辛くなる。これは見せ場をつくるための前川さん独特の演出なんです。
けしからん、と言う人もきっといるに違いないだろうけれど、私は、プロならこの程度の「演出」があってもいいと思っている。理想的な試合のパターンを「演出」しているように思われるからだ。ヘボな審判ではこういうことはできない。
私は前川氏が球審を務めた試合を、次のように11試合見ている。とくに「演出」を裏づけるような傾向を見つけ出すことはできなかった。むしろ序盤のほうがボールの割合が高かったくらいだ。したがって、高橋氏の思い込みであるかもしれないことを、前川氏の名誉のためにつけくわえておく。
年月日 種 球場 勝利投手 スコア 敗戦投手 試合時間
91/05/11 P 西武 横田 L14−5BW 星野 3時間33分
91/06/29 P 川崎 鹿取 L9−2O 前田 3時間18分
91/07/17 P 西武 小野 Bu2−1L 郭 3時間09分
91/09/22 P 西武 小野 Bu3−2L 工藤 3時間18分
91/10/19 J 西武 工藤 L11−3C 佐々岡 2時間48分
92/04/14 P 西武 野茂 Bu3−1L 郭 3時間05分
92/05/04 P 東京ド 郭 L8−1F 西崎 2時間46分
93/08/29 P 西武 新谷 L9−2M 園川 2時間24分
94/07/09 P 東京ド グロス F2−1H 内山 2時間18分
95/08/03 P 千葉マ 佐藤 BW2−0M 伊良部 2時間44分
96/07/13 P 東京ド ヒルマン M5−0F グロス 2時間31分
まあ、ゲームが荒れたときでも、試合時間は短いように感じられるけれども…。
91年から02年までの間に私が見た試合(プロアマごっちゃ混ぜ)について、四死球の差で勝率を算出すると、次のようになる。相手より四死球数を2個多く出すと、勝てる確率は3分の1を少し超える程度だ。4個になると、4分の1に満たない。
| 四死球 の差 |
多いチーム から見た勝敗 |
その 勝率 |
|
|---|---|---|---|
| 1個 | 224勝 | 159敗 | .585 |
| 2個 | 200勝 | 104敗 | .658 |
| 3個 | 169勝 | 69敗 | .710 |
| 4個 | 114勝 | 33敗 | .776 |
| 5個 | 112勝 | 24敗 | .824 |
| 6個 | 61勝 | 12敗 | .836 |
| 7以上 | 95勝 | 11敗 | .896 |
与四死球数ごとの勝率も計算してある。4個で勝率が5割を切る。
| 与四死球 | 勝 | 敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 0個 | 114勝 | 36敗 | .760 |
| 1個 | 234勝 | 114敗 | .672 |
| 2個 | 315勝 | 168敗 | .652 |
| 3個 | 293勝 | 238敗 | .552 |
| 4個 | 226勝 | 250敗 | .475 |
| 5個 | 140勝 | 224敗 | .385 |
| 6個 | 113勝 | 187敗 | .377 |
| 7以上 | 126勝 | 344敗 | .268 |
◆「与四球王」のページを削除したことに伴い「四球は敵」の項をこのページに移しました。いずれは、このページを「四球は敵」のタイトルで再構成するつもりです(その場合は死球を除き四球のみで再計算します。社会人野球の話ではなくなりますので、「こだわり」に入ります)。同時に、防府ク対全播麿の試合は「6−4−3のゲッツーならず」のページに、「2−4から二塁打」と「4アウト事件」は「ルール」系のページに移そうとを考えています。
◆以下、当サイト内の審判に関するページです。
「若松」…プロ審判の選手時代の成績
「西*」…敬遠時にキャッチャーが立ち上がっていたのでボーク
「レフェリーとアンパイア」…なぜ野球の審判はレフェリーでなくアンパイアなのか?
「打順間違いミスい事件」…打順を間違った打者が打撃を完了した事例
◆事実誤認、変換ミス、数値の誤り、リンク切れ等にお気づきの際は、お手数ですがブログ「んだ」(与四死球王削除)または「メールのページ」からご一報いただけると幸いです。
★07/01/30校正チェック済(漢41%、ひ39%、カ14%、A03%)、ケなし、プなし、順OK
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