セットポジション殿堂
達川光男 | 柳沢裕一 | 白井・広瀬

柳沢裕一


◆このページで示している集計値の更新状況は次のとおりです。


◇東京六大学のホームラン数

大学野球ではそう簡単にホームランは出ない。東京六大学の場合、両チーム合わせてほぼ1試合に1本という割合だ。

▼上段は「本塁打数/試合数」、下段は「被本塁打数/試合数」です。
▼『神宮ガイドブック』をもとに作成しましたが、誤りと思われる部分は次のとおり修正しました。
 92年秋号25ページ…早大の投手成績でチーム被本塁打が「107」ですが、たぶん「」です。蛇足ながら、『大学野球』誌のテーブルから拾っていくと、織田の被本塁打「」は「」になります。

東京六大学の本塁打数(92年春〜97年秋)
TEAM 92春 92秋 93春 93秋 94春 94秋 95春 95秋 96春 96秋 97春 97秋 期間計
明大 10/12
6/12
9/12
1/12
7/13
8/13
6/13
2/13
7/13
6/13
6/13
6/13
6/11
4/11
13/12
2/12
10/13
11/13
5/10
0/10
6/14
4/14
5/14
6/14
90/150
56/150
法大 7/13
8/13
2/14
3/14
7/14
9/14
7/14
7/14
9/13
8/13
6/13
3/13
6/12
5/12
6/11
3/11
12/11
3/11
1/11
2/11
11/12
1/12
2/12
3/12
76/150
55/150
早大 6/12
7/12
6/13
4/13
8/13
6/13
3/13
6/13
3/13
9/13
4/14
3/14
13/14
8/14
9/12
5/12
8/13
7/13
3/12
3/12
14/12
9/12
7/13
2/13
84/154
69/154
立大 1/13
6/13
4/13
3/13
4/15
3/15
2/13
4/13
9/15
6/15
7/13
6/13
2/11
8/11
2/12
7/12
6/13
10/13
4/12
3/12
2/12
8/12
2/14
3/14
45/156
67/156
慶大 11/10
6/10
5/13
7/13
10/12
6/12
5/14
2/14
14/13
5/13
13/14
5/14
8/13
6/13
6/13
10/13
9/12
6/12
5/12
3/12
6/12
7/12
7/13
4/13
99/151
67/151
東大 1/10
3/10
2/11
10/11
3/13
7/13
4/11
6/11
5/13
13/13
3/13
16/13
1/11
5/11
2/12
11/12
3/10
11/10
1/11
8/11
4/10
14/10
2/12
7/12
31/137
111/137
合計 36/35 28/38 39/40 27/39 47/40 39/40 36/36 38/36 48/36 19/34 43/36 25/39 425/449

柳沢VS印出

野球はチーム競技だが、ときに個人戦の様相を呈することもある。92年春の明慶2回戦は、柳沢と印出順彦(のちに東芝)の対決でもあった。柳沢が4打数3安打(3本塁打)4打点なら、印出は5打数4安打(1本塁打で2二塁打)3打点だ。

キャッチャーの柳沢に対して印出は盗塁も決めているし、柳沢が唯一凡退した第2打席は印出のところに飛んだ打球だった。同点の9回表ツーアウトの場面では、ホームベース上で両者が激突し、険悪な雰囲気が漂う場面さえあった。

92/05/17(神宮) 東京六大学リーグ春季第6週2日目 14:29〜17:02
慶応大 000 001  =4 小野−西田−井深−●西沢
明治大 0 100 1x =5 窪田−河野−大淀−○佐々木

明0−0慶 2ウ 柳沢、先制ソロアーチ

☆明1−0慶 3表 2死1・3塁で一塁走者の印出が二盗に成功(キャッチャー=柳沢)

☆明2−0慶 4ウ 2死3塁で柳沢ショートゴロ(ショート=印出)

明2−0慶 5表 2死1塁で印出が同点2ラン

明2−2慶 7表 1死2塁で印出が勝ち越しタイムリー二塁打

明2−3慶 7ウ 1死2塁から柳沢が逆転2ラン

☆明4−4慶 9表 2死2塁で二塁走者の印出が後続打者のセカンド内野安打に三塁オーバーラン、そのままホームに突入して柳沢と激突、タッチアウト

明4−4慶 9ウ 柳沢、サヨナラホームラン

なお、私は見ていないが、試合終了時の挨拶のとき、両者は握手で別れたそうだ。

◇個人1試合3ホーマー

個人1試合3発を見たのは初めてだった。その後、94年に増津勝典(明治生命)、96年に藤原崇順(川鉄水島)、97年に前田健吾(日本石油)の1試合3ホーマーを見たけれども、これらはホームランの出やすい金属バットの試合だ。

1試合3ホーマー(02年までの観戦試合)
打者 スコア アウト走者 カウント 結果
柳沢(7番捕手)
92/05/17
対慶応大
神宮
2ウ
4ウ
7ウ
9ウ
0−0
2−0
2−3
4−4
2死
2死
1死
1死
(なし)
3塁
2塁
(なし)
1−1
0−2
1−0
0−1
左翼先制ソロ
ショートゴロ
左中間逆転2ラン
左中間サヨナラソロ
増津(4番捕手)
94/06/01
対熊球クラブ
府中市民
1ウ
2ウ
3ウ
5ウ
6ウ
0−0
4−0
8−0
11−1
14−1
2死
2死
2死
1死
1死
2塁
1・3塁
3塁
3塁
1・3塁
1−1
2−3
1−1
1−0
1−3
中堅先制2ラン
四球
左翼2ラン
セカンドゴロ野選
中堅3ラン
藤原(4番一塁)
96/09/22
対MMC水島
マスカット
1ウ
3ウ
6ウ
7ウ
0−0
0−1
1−1
6−1
2死
2死
無死
2死
2塁
(なし)
1塁
(なし)
2−3
2−1
2−2
1−2
四球
右翼同点ソロ
右翼勝ち越し2ラン
左翼ソロ
前田(9番遊撃)
97/03/12
対MMC川崎
横浜
1ウ
2ウ
4ウ
5ウ
7ウ
9ウ
6−5
12−6
13−11
15−11
17−14
17−23
1死
無死
無死
2死
2死
無死
2塁
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
1・2塁
1−0
1−3
2−3
2−1
2−3
2−2
中堅2ラン
中堅ソロ
左翼ソロ
三振
ライト前ヒット
ピッチャーゴロ

木のバットでは依然として柳沢1人ということになるし、3発全部が肩書き付きというところに柳沢の3発の価値がある。なお、前田が3発打った試合は両チーム合計で90打数44安打(実に惜しい、あと1本で5割なのに)40得点20四死球というあきれた試合だった。

サヨナラホームラン

02年末現在、私は次のように29本のサヨナラホームランを見ている(実際には[17]は見ていない。10回で帰った)。先制とサヨナラの組み合わせは柳沢以外にはない。惜しかったのが[09]のウインタースだ。2回裏の第1打席にソロホームランを打っているが、2点先制されたあとだった。

私が見たサヨナラ本塁打(02年までの観戦試合)
No. 年月日 球場 打者 所属チーム 点差 回/アウト 走者 投手・相手チーム
[01]
[02]
[03]
[04]
[05]
91/06/19
91/07/14
91/08/22
92/04/26
92/05/17
神宮
東京ド
東京ド
神宮
神宮




笘篠 賢治
原 辰徳
杉山 直輝(橋本の代打)
広沢 克己
柳沢 裕一
スワローズ
ジャイアンツ
ジャイアンツ
スワローズ
明治大
同点
同点
同点
同点
同点
9回無死
9回2死
9回2死
11回1死
9回1死
ソロ
3ラン
満塁
ソロ
ソロ
川端・カープ
森田・ドラゴンズ
五十嵐明・ファイターズ
片瀬・カープ
西沢・慶応大
[06]
[07]
[08]
[09]
[10]
92/10/17
92/10/25
93/08/01
93/08/18
94/04/09
神宮
神宮
神宮
東京ド
西武




杉浦 享(土橋の代打)
秦 真司
広沢 克己
ウインタース
伊東 勤
スワローズ
スワローズ
スワローズ
ファイターズ
ライオンズ
同点
同点
同点
同点
3点差
12回1死
10回1死
9回1死
9回1死
9回1死
満塁
ソロ
2ラン
満塁
満塁
鹿取・ライオンズ
潮崎・ライオンズ
鹿島・ドラゴンズ
伊藤隆・ブルーウェーブ
赤堀・バファローズ
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
94/06/05
94/06/22
94/07/03
94/07/25
96/03/20
府中
神宮
神宮
東京ド
小牧




フンコ
深瀬 猛
池山 隆寛
児馬 敏和
植田 和也
シダックス
JR東日本
スワローズ
三菱重工三原
東海理化
1点差
同点
1点差
同点
同点
9回2死
10回2死
9回2死
9回無死
9回無死
満塁
ソロ
2ラン
ソロ
ソロ
滝口・東京ガス
富岡・東京ガス
石毛・ジャイアンツ
川尻・日産自動車
河原林・昭和コンクリート
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
96/04/27
96/05/01
96/05/11
96/06/12
97/03/29
神宮
神宮
大谷
神宮
鎌ケ谷




副島 孔太
四十万 善之
上原 健治
小野 公誠
西浦 克拓
法政大
青山学院大
新日鉄君津
東北福祉大
ファイターズ
同点
同点
2点差
同点
同点
9回無死
14回1死
9回1死
10回無死
9回無死
ソロ
ソロ
3ラン
ソロ
満塁
林・慶応大
萩原・専修大
後藤・三菱重工長崎
由利・札幌大
三沢・ジャイアンツ
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
97/07/26
97/11/03
98/03/10
99/03/11
00/09/09
東京ド
大和
神宮
神宮
市営大宮




笠井 知一
柴* **
木村 一喜
石田 勝彦
高松 竜馬
日本通運
常総学院高
日本通運
プリンスホテル
日石三菱
1点差
同点
同点
同点
同点
10回1死
10回1死
9回2死
10回無死
11回無死
2ラン
ソロ
2ラン
ソロ
ソロ
後藤・三菱重工長崎
井*・日本航空高
杉浦・日本生命
三井・新日鉄広畑
小野・NTT東日本
[26]
[27]
[28]
[29]
01/07/22
01/09/22
02/10/06
02/11/15
東京ド
神宮
平塚
神宮第二



広畑 喜代吏
寺田 記央
伊藤 裕樹
増井 啓央
河合楽器
慶応大
城西大
大阪体育大
同点
1点差
同点
同点
9回1死
9回1死
13回1死
9回1死
ソロ
2ラン
2ラン
2ラン
金剛・朝日生命
松本祥・法政大
今井・日本体育大
高木・中央学院大

◆01年春の東都入れ替え戦で、3点差の9回裏二死満塁に代打が起用されました。私は無死一・二塁のときから、うまくいけば二死満塁で7番に代打だと期待していました。彼の打球はフェンス手前のウォーニング・ゾーンでレフトのグラブにおさまり、残念ながら「代打・逆転・満塁・サヨナラ」ホームランという“夢のグランドスラム”を見ることはできませんでした。

◆「逆転満塁サヨナラ」は2本、「代打満塁サヨナラ」も2本、「代打逆転満塁」も2本か3本見ていますが、まだ「代打逆転満塁サヨナラ」はありません。だいたい、一発出れば「逆転満塁サヨナラ」という場面で、代打が起用されること自体がまれなわけで、そこでなおかつホームランでなければならないのですが、3点差の「つり銭なし」という完璧な状況だっただけに、01年では一番悔やまれる一打になってしまいました。01年のバファローズは「代打・逆転・満塁・サヨナラ」ホームランで優勝を決めました。私はいつか見たいと思いつつ、なかなかその機会にめぐまれません。

★07/06/29校正チェック済(漢51%、ひ21%、カ24%、A02%)、ケOK、プなし、順OK
★07/06/29HTML文法チェック済(thタグabbr属性につき無指定)



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