音程で苦戦するZ店舗3号室の不思議

第131回ヒトカラ選手権は決勝第2ラウンドを残すだけです。決勝第1ラウンドでは、予選ラウンドの音程上位15曲を同じバージョン、同じキー、同じ曲順で2セット歌っています。

カラオケ機器にはマイクジャックが2つあります。前半はマイク1に、後半はマイク2に接続しました。この日使ったマイマイクはオーテクのAT-PV1000です。接続先以外は同じ条件で2回歌ったわけです。Z店舗の3号室でした。

  • 前半 92.817点(90.680+2.138)81.5% 75.6 93.6 94.8 78.8
  • 後半 94.866点(92.979+1.887)85.3% 78.4 93.3 96.6 83.0

▲左から得点(素点+ボーナス点)、音程、安定性、表現力、リズム、ビブラート&ロングトーンです。

前半と後半ではこのような大差がつきました。決勝ラウンドだというのに前半15曲では95点オーバーが3曲だけでした。とりわけ音程が合わず、予選ラウンドでは音程91%が出た1曲目「好きになって、よかった」は70%と瀕死状態です。

去年1年間の精密DX-Gについて、音程%別にその平均点を求めてみました。括弧の前がボーナス加点後の平均、括弧内はボーナス加点前の素点の平均です。音程は80%台中盤がほしいところです。

  • 音程80% 92.1点(89.7点)
  • 音程81% 92.8点(90.6点)
  • 音程82% 93.1点(91.1点)
  • 音程83% 93.6点(91.7点)
  • 音程84% 94.4点(92.4点)
  • 音程85% 94.5点(92.8点)
  • 音程86% 94.7点(93.1点)
  • 音程87% 95.1点(93.6点)
  • 音程88% 95.5点(94.1点)
  • 音程89% 95.6点(94.5点)
  • 音程90% 95.9点(94.6点)

マイク2のジャックに切り替えた後半は、音程の平均が85%を越え、15曲中10曲が95点オーバーでした。一般的には音程が悪いときはロングトーンも上がりません。ロングトーンが確保できると安定性が増します。

このZ店舗3号室は、去年10月の第125回決勝第2ラウンドでも使っています。その際のデータは次のとおりです。今回同様に前半がマイク1で後半がマイク2、それ以外の条件は同じです。

  • 前半 93.660点(91.496+2.164)83.1% 78.5 94.7 94.5 81.8
  • 後半 94.422点(92.342+2.081)84.9% 76.1 94.7 95.8 82.7

やはり前半と後半でそれなりの差がついています。この部屋は表現力のセッティングには申し分ありませんが、いつも音程で苦戦するという印象がたしかにあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました