4日で1000ミリ(平年値の5か月分相当)のアメダス嬉野

2021年8月14日の日降水量TOP10

8月14日の日降水量TOP10は次のとおりです。

降水量地点所在
439.5ミリ嬉野佐賀県嬉野市
374.5ミリ大町佐賀県大町町
329.5ミリ御殿場静岡県御殿場市
301.5ミリ松浦長崎県松浦市
301.0ミリ黒木福岡県八女市
294.0ミリ久留米福岡県久留米市
292.5ミリ御嶽山長野県王滝村
289.0ミリ長浦岳長崎県長崎市
281.5ミリ鳥栖佐賀県鳥栖市
267.5ミリ付知(つけち)岐阜県中津川市
▲2021年8月14日の日降水量TOP10

アメダス嬉野で観測された439.5ミリは、7月10日にアメダス紫尾山で観測された430ミリを上回り、今年の最大値となります。嬉野では観測史上1位ですが、4日連続で100ミリ以上の雨が続いています。

8月11日113.0ミリ
8月12日245.0ミリ6位
8月13日226.5ミリ10位
8月14日439.5ミリ1位
▲嬉野の日降水量(気象庁

アメダス嬉野は1977年観測開始で、これまでの月降水量は2020年7月の1094ミリが最多です。8/11~8/14の4日間で1024ミリですが、それ以前を含めると8月は14日までで1136.5ミリに達します。月半ばにして月間降水量は更新されています。

アメダス嬉野

嬉野と近隣のアメダス観測所は次のような配置です。このうちアメダス大町は2019年9月20日に開設されています。大町町の順天堂病院が浸水して孤立したのは2019年8月末ですので、その直後に新設された観測地点というわけです。

嬉野周辺のアメダス観測所
嬉野周辺のアメダス観測所(地理院タイルを加工)

アメダス嬉野は嬉野高校の近くです。あいにくストリートビューで確認することはできませんが、衛星写真ではおそらくこの区画が観測所だと思われます。区画の右は茶畑です。

アメダス嬉野

嬉野の2020年観測値は次のとおりです。年間降水量は去年が最多でした。平年値(1991~2020年)でも2323.7ミリですので、雨はもともと多い地域です。一方で、日照時間も2000時間近くあります。

年降水量3277.0ミリ85位/1293地点
年平均気温15.9℃272位/922地点
年最高気温37.0℃261位/922地点
年最低気温-2.9℃238位/922地点
年較差39.9℃664位/922地点
年平均風速1.5m/s706位/921地点
年日照時間1993.0時間203位/841地点
▲アメダス嬉野の2020年観測値

嬉野市

嬉野市は2005年に嬉野町と塩田町(しおたちょう)が合併して成立しています。人口は2万5000人台ですが、合併当時は3万人をキープしていたはずです。市役所の所在地は「嬉野市塩田町大字馬場下甲」ですので、旧・塩田町役場が使われています。

嬉野市の合併

「塩田」や「吉田」は河川名として残っています。地図の赤マーカーは塩田川支流の源流です。二級河川ですが流域は結構広めです。嬉野市は内陸市ですので、下流は鹿島市と白石町の市町境となります。

塩田川
塩田川(地理院タイルを加工)

市役所(塩田庁舎)から佐賀空港までGoogle Mapでルート検索すると車で43分ですが、長崎空港なら39分です。旧・嬉野町役場を起点とした場合、佐賀空港までが57分、長崎空港までが28分になります。

「水曜どうでしょう」の嬉野Pは佐賀市出身ということですが、私の知人の嬉野さんは親が長崎でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました