尾瀬霊園は旧・統一教会の会員や家族限定

尾瀬の入口

片品村役場から4~5キロ手前の群馬県沼田市に県立尾瀬高校があります。少し気の早い話かもしれません。狭義では鳩待峠から先が「尾瀬」だと思われます。片品村役場を過ぎれば行き先はほぼ尾瀬でしょうから、村役場付近も尾瀬でいいのかもしれません。

尾瀬霊園
尾瀬霊園(地理院タイルを加工)

統一教会(統一協会)の尾瀬霊園は片品村役場の少し(徒歩7~8分)手前です。沼田ICから車で45分ほどになります。

尾瀬研修センター
尾瀬研修センター(地理院タイルを加工)

霊園の近くには教団の尾瀬研修センターもあります。霊園から徒歩15分ほどです。本来の修練所としても機能するのでしょうが、イベント時にはスタッフ用の宿泊施設になるものと思われます。

本郷永生

霊園は1983年の開園だそうです。久保木修己氏(世界基督教統一神霊協会の初代日本会長)や梶栗玄太郎氏(統一教会会長、世界日報社社長、国際勝共連合会長、世界平和連合会長などを歴任)など、かつての教団幹部もここに埋葬されているようです。

2016年5月の航空写真です。

2016年5月(テントあり)

約2年後・2018年5月の航空写真です。

2018年5月(テントなし)

尾瀬霊園では毎年5月半ば過ぎに「聖和祝祭」(かつては「昇華祝祭」、その前は「統一慰霊祭」)と呼ばれる儀式があるようです。上の画像にあって下の画像にない白いブツは、イベント用に設置された仮設テントと思われます。

コロナ前は2000人規模で集まっていたようですが、どこにそれだけの駐車場があるのか気にならないわけでもありません。画像右下に整然と並んでいるのは墓石です。等しく「本郷永生」の文字が刻まれています。敷地内にはトンガリ屋根の「チャペル」と呼ばれる建物もあります。

土葬OK

墓石またはロッカーへの納骨だけでなく、土葬もOKのようです。埋葬が認められるのは、信者かその家族に限られるということです(教区長の推薦が必要とか)。

【2023/04/27追記】このページを公開した2022年9月時点では尾瀬霊園の公式サイトがありました。その後は404エラーで接続できななくなっていましたが、とうとう削除されたようです。なお、片品村は土葬全面禁止ではありません。

墓参に訪れると「お帰りなさい」で迎えられ、帰りは「行ってらっしゃい」で送り出されるのだそうです。どこかで聞いたノリですが、時系列的には流用したのはメイドカフェ側ということになりそうです。

【2023/09/11追記】まだメイドカフェがなかった1980年代から入店時の「お帰りなさい」はありました(ご主人様やお嬢様は付きませんが…)。起源はかなり古いはずです。→「12月の平日にシャッターを閉ざす豊橋家庭教会」

教団の霊園は、尾瀬のほかに静岡、三重、大阪、高知、福岡にもあるそうです。このうち静岡の本郷殿については、自前の教団施設ではなく、大規模霊園内の団体用墓所の一角を納骨堂にしているようです。大阪平和霊園は奈良県三郷町にあり、やはり一角だけと思われます。

とくに興味深いものではありませんが、11年前の「昇華祝祭」時代の動画がありました。

【2023/09/11追記】ここに動画を埋め込んでいましたが、非公開になっています。別に誰かが写り込んでいるというようなことはありませんでした。

9/22の記者会見

本日(9/22)午後、教団は銃撃事件後3度目の記者会見を開くようです。8/10の外国特派員協会での会見は火に油を注いだだけでしたが、2世問題に踏み込めるとは思えず今回も新たな燃料投下にしかならないのではないかと思われます。

【21:40追記】会見動画をフルで視聴しました。これほど中身がない状態でよく会見を開く気になったものだ、というのが率直な感想です。改革すべき問題がつい最近まで継続していたという認識のもとに新設された「改革推進本部」ではないことは理解しました。
【2022/09/24追記】紀藤弁護士が会見冒頭の「日本国政府」に言及しています。日本人にとっての日本国政府は単に「政府」です。わざわざ「日本国政府」と表現するのは韓国語を翻訳したからだという鋭い指摘です。…なるほど。少なくとも冒頭のスピーチ?は世界本部が用意したもので、被害者への謝罪がないのは本国の意向です。勅使河原氏はスポークスマンであり、実権のある本部長ではありませんので、噛み合わないのは当然です。

【2023/04/27追記】2023年村議選には戸丸姓の候補者は出馬していません。

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