都民ファーストの幹事長
地域政党・都民ファーストの幹事長(都議団の幹事長は別人物)は練馬選出の尾島紘平・都議会議員です。オフィシャルサイトのプロフィールは次のとおりです。
早稲田大学政治経済学部在学中より、衆議院議員小池百合子(現 東京都知事)事務所インターンとして活動。卒業後、練馬区担当秘書に。
おじま紘平Official Site>プロフィール
2015年、練馬区議会議員選挙において26歳・最年少で初当選。
2017年、東京都議会議員選挙(練馬区選挙区)において28歳・最年少で初当選。
2021年、東京都議会議員選挙において2期目の当選。
都議会厚生委員長、予算特別委員会理事などを歴任。
2022年、都民ファーストの会幹事長に就任。
「新しい」「正しい」「わかりやすい」をキャッチフレーズに、都政改革に取り組んでいる。
先月、石丸伸二氏に対して「東京を舐めるな」とポストしたことで有名です。
「挑戦すべきものではない」ですから、小池氏の排除主義をしっかりと継承しているようです。
2つの政治団体の支出は3年間ゼロ
東京都選管の「政治団体名簿(政党以外の政治団体)」を「尾島」で検索してみました。

尾島氏が代表を務める政治団体は「都民ファーストの会おじま紘平後援会」と「都民ファーストの会練馬区第二支部」の2つのようです。所在地は同一で、有楽町線・副都心線の平和台駅前にある5階建ての集合住宅です。
前者は資金管理団体であり、尾島氏自身が会計責任者を兼務しています。まずは「~後援会」の収支報告書を閲覧してみました。

支出は3年ともゼロです。2021年は前回の都議選の年で、個人寄付などで350万の収入がありますが、支出は計上されていません。
今も小池氏の秘書的立場か?
「~支部」の収支報告書です。こちらは収入・支出ともに3年間ゼロです。

こういうことがあり得るのでしょうか?
(A)尾島氏を代表とする第3の政治団体が存在するが検索できなかった
(B)政治活動をしていない(していても自己負担)
Webサイトには「紘志会」という後援会名の記載がありますので、調べてみましたがヒットしません。ほかの都民ファ都議の「~後援会」収支報告書による2022年の支出は次のとおりです。
~後援会 | 2022年支出 |
森村 隆行 | 9,983,841 |
後藤 なみ(後藤奈美) | 2,529,009 |
菅原 直志 | 720,000 |
村松 一希 | 3,919,826 |
森村氏は事務所を持ち秘書を抱えているようです。後藤氏や村松氏も事務所費だけでなく人件費が計上されています。菅原氏の72万はほぼ事務所家賃です。
平和台は東京10区です。今でも小池氏の秘書的立場のまま一体化して活動しているなら、小池氏のための政治活動はそのまま自分のための政治活動になるわけです。支出ゼロも納得できます。(A)ではなく(B)が正解なのでしょう。
小池氏の知事初当選は2016年です。すでに尾島氏は区議でした。小池イズムに忠実なのは当然のことかもしれません。
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