青森「三八上北」の「三」は三沢市でなく三戸郡だった

青森県の気象区分

青森の気象区分は大区分としては津軽、下北、三八上北の3区分です。

大区分小区分自治体
津軽西津軽つがる市、西津軽郡2町
北五津軽五所川原市、北津軽郡3町
中南津軽弘前市、黒石市、平川市、中津軽郡1村、南津軽郡3町村
東青津軽青森市、東津軽郡4町村
下北下北むつ市、下北郡4町村
三八上北上北十和田市、上北郡5町村
三八沢市、戸市、上北郡2町、戸郡6町村
▲気象区分
青森県の気象区分
気象庁>気象警報・注意報や天気予報の発表区域 青森

私は三八上北(さんぱちかみきた)の「三」を三沢だと理解していたのでした。

青森県庁による地域区分

気象庁の小区分は7区分ですが、青森県庁では西北、東青、中南、下北、上北、三八の6区分です。

青森県の県民局
青森県>地域別情報

気象庁区分の西と北が一体化されて「西北」、「東青」と「中南」と「下北」はそのままですが、「上北」と「三八」の境界がやや異なります。気象庁区分では「三八」に属している三沢市、六戸町(ろくのへ-まち)、おいらせ町の1市2町が県民局管轄では「上北」です。

そうすると、沢市と戸市で「三八」なのではなく、戸郡と戸市で「三八」が正解だったことになります。三沢市は1958年の市制施行以前は上北郡大三沢町です。旧上北郡の三沢市と今も上北郡の2町が気象庁区分では「三八」で括られていることになります。

なお、「三八城神社」のある「三八城公園」は八戸城址ですが、「三八城」で「みやぎ」と読みます。戸郡のということのようです。また、「上北」と「下北」は、都に近いほうが上という上越・中越・下越と同じパターンです。

ラーメンさんぱち、支那そば三八

青森市内にあるラーメン店です。

ラーメンさんぱち青森店

オーナーが三八地方の出身というわけではなく、38歳で創業したという札幌・豊平区のフランチャイズチェーン店のようです。

徳島には「支那そば三八」がありますが、こちらは法人名としては「有限会社三八」で「さんぱ」だそうです。屋号が「さんぱ」かどうかは確認できませんでした。

支那そば三八

三八五グループは年商360億、従業員数3800人、保有車両2500台だそうです。三戸・八戸・五戸付近の地場業者が戦時統制で統合されて「三八五(みやご)」になったようです。

三八五流通

「二三八」を見かけたこともありますが、おそらく読みは「ふみや」だろうと思われます。

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