2024年8月の平均気温、銚子では5か月連続の「区間新」

平年差プラス1.8℃

このサイトで定点ウォッチしているのは、56気象台、2測候所、富士山を除く93特別地域気象観測所、2施設(つくば、父島)に、3アメダス(大館、さいたま、大津)を加えた計156地点です。

この156地点の8月平均気温の単純平均は27.6℃でした。去年より0.2℃低かったものの、平年(1991~2020年の平均)を1.8℃上回りました。

2023年8月27.8℃
2024年8月27.6℃
8月の平年値25.8℃
▲156地点の平均

地域別では北日本が平年値を2.2℃、東日本と西日本は1.8℃、沖縄奄美は0.9℃上回っています。

東日本唯一の1℃未満は父島です。本州・四国・九州の3島では全域で平年より1℃以上暑かった夏だったということになります。実感的にはとてもその程度とは思えませんが…。

8月月平均気温が観測史上1位だったのは横浜、神戸、和歌山、広島、徳島、高松、松山、高知、山口、福岡、大分、長崎、佐賀、熊本、鹿児島など156地点中51地点です。銚子は4月から5か月連続で各月の観測史上1位を更新しています(6月はタイ記録)。

銚子の月平均気温累積値
気象庁>銚子(千葉県)2024年(月ごとの値)主な要素など

156地点の8月の平均気温

156地点の月平均気温を集約しました。いつものように降水量と日照時間が当該地点で8月の観測値10位以内のときは拾い上げました。

観測地点24年順位23年平年降水量日照時間
稚内19.621.519.5201.5 多10
北見枝幸19.221.419.1
旭川23.8高524.621.2
羽幌22.8高824.620.9
留萌23.0高424.820.9
札幌24.6高525.722.3
岩見沢23.9高225.721.3
小樽23.5高925.921.7
倶知安23.1高225.120.6
寿都23.3高925.121.2
雄武19.521.818.8
紋別20.322.419.3
網走21.523.019.6
根室19.621.417.4
釧路21.2高321.818.284.0 少9
帯広22.7高423.720.371.3 少7
広尾21.1高322.118.6
苫小牧23.4高224.520.4
室蘭23.5高524.520.6
浦河22.3高224.719.9
函館24.7高326.522.1
江差24.4高926.722.6
むつ24.2高426.121.8
青森25.8高428.023.5
深浦24.627.423.2
八戸25.0高527.422.6
大館26.4高328.223.6
秋田27.2高430.025.0
盛岡26.4高227.923.5362.5 多4
宮古24.7高727.222.1
大船渡25.9高327.323.2301.5 多10
石巻26.3高227.823.6
仙台27.4高228.624.4
酒田27.3高630.125.5
新庄26.8高228.624.2
山形27.5高328.725.0
福島28.1高329.025.5
若松27.9高229.025.2
白河25.9高326.523.7
小名浜27.4高227.524.5
水戸28.0高228.525.6
つくば28.2高228.525.9
奥日光20.6高120.418.8
宇都宮28.0高429.526.0466.5 多5
前橋29.1高329.426.8
熊谷29.3高329.727.1
秩父27.8高227.725.5
さいたま29.3高429.527.0416.5 多2
東京29.0高729.226.9381.0 多8
大島28.3高127.926.0
三宅島28.1高127.626.6
八丈島27.6高227.126.5
父島28.6高428.428.0
銚子28.2高128.025.5
千葉29.2高229.427.1
勝浦28.1高127.925.9
館山28.7高128.526.7238.0 多7
横浜29.3高129.127.0
長野27.0高628.225.4
軽井沢22.5高222.520.8
松本26.4高527.325.1
諏訪25.5高425.724.1266.5 多5
飯田26.9高226.525.4
甲府28.6高328.227.1
河口湖24.2高223.622.5481.0 多5
三島28.9高228.727.3457.0 多7
網代27.9高427.826.4705.5 多2
静岡28.8高228.827.41071.0 多1
浜松29.1高228.627.8871.5 多1
御前崎28.8高128.426.7675.0 多2
石廊崎28.3高127.826.2
名古屋30.2高229.428.2
伊良湖29.3高128.527.4421.0 多5
高山26.3高126.224.4
岐阜30.2高329.628.3
四日市28.9高128.026.8404.0 多5
上野28.5高228.126.7
29.7高229.127.9602.0 多2270.6 多8
尾鷲28.8高127.626.8
相川27.4高629.926.0
新潟28.0高830.626.5
高田27.9高630.126.444.5 少8
伏木28.3高529.926.7
富山28.6高630.626.953.0 少10
輪島27.4高529.125.9
金沢29.0高330.527.3
福井29.1高330.427.4
敦賀29.0高730.027.7
彦根29.1高429.327.5
大津29.1高329.027.3
舞鶴28.6高529.627.1
京都30.1高330.328.5
大阪30.4高329.929.0
豊岡28.5高629.927.1
姫路29.5高128.927.8
神戸30.2高129.728.6
洲本29.3高128.426.9
奈良29.2高228.927.3
和歌山30.1高129.128.4
潮岬28.5高127.626.9285.7 多10
津山27.9高127.926.3
岡山29.9高229.528.1
福山29.6高229.227.9285.3 多8
広島30.7高130.028.5283.9 多4
30.1高129.327.9296.0 多1
西郷27.9高528.626.1
松江29.0高429.427.1
浜田28.5高228.526.8298.1 多2
29.2高329.727.3
米子29.3高429.827.3
鳥取29.0高430.027.3
徳島30.1高128.628.1294.5 多5
高松30.6高129.728.6
多度津30.2高129.028.3
松山29.9高128.928.1277.8 多9
宇和島29.1高128.327.7284.5 多5
高知29.7高128.127.9261.8 多6
室戸岬27.9高126.626.3291.1 多6
宿毛29.2高128.027.4292.1 多2
清水29.4高128.027.7296.6 多5
28.6高328.627.0273.9 多5
山口29.6高129.027.4254.6 多7
下関29.7高129.027.9283.2 多7
飯塚29.5高128.527.3269.2 多7
福岡30.5高129.728.4283.6 多4
日田29.4高128.627.4242.5 多8
大分29.9高128.527.7277.8 多6
厳原29.1高127.826.8240.2 多5
平戸28.3高127.526.5294.8 多2
佐世保30.1高129.528.0282.8 多3
長崎29.8高129.228.1277.7 多9
雲仙岳24.9高124.523.3186.4 多7
福江28.9高128.027.3241.5 多10
佐賀30.4高129.828.2270.6 多8
熊本30.6高129.328.4265.0 多8
人吉28.4高127.326.6239.1 多3
牛深29.7高129.228.3299.5 多2
延岡28.8高127.527.0527.0 多8265.8 多6
宮崎29.3高227.827.6276.1 多8
都城28.6高227.227.0
油津29.1高327.727.8262.6 多7
阿久根28.5高128.127.4294.1 多4
鹿児島30.5高129.328.8
枕崎29.4高128.327.8
種子島29.4高227.828.1422.5 多4265.5 多10
屋久島29.0高127.527.5263.7 多4
名瀬29.5高227.828.5
沖永良部29.9高228.228.6
名護30.1高228.528.8112.0 少10
久米島30.0高228.528.944.5 少6
那覇30.2高228.629.0
南大東29.0高528.228.6
宮古島29.4高428.928.6
与那国島29.2高528.728.7
西表島29.2高228.828.5256.7 多7
石垣島30.0高429.729.4
27.627.825.8
▲2024年8月の月平均気温等

西日本のように日照が多くて気温が高かったのは諦めもつきますが、根室や帯広のように日照は少ないのに気温は高いパターンはベースが変わっていると理解するしかありません。

また、雨と日照は負の相関関係だとしても不思議ではありませんが、津や延岡のように雨も多く日照も多いパターンは曇りの日が少なかったということになります。感情的には受け入れたくありません。

各地のダム貯水率など

8月は静岡と浜松の月降水量が観測史上1位でした。アメダス掛川でも観測史上1位、1000ミリ超えだったアメダス清水は6ミリ及ばず観測史上2位です。どうしても新幹線を走らせたくないようです。

渇水懸念があった九州は台風10号が通過しましたが、そろそろ(適度に)降ってほしそうなのが北陸方面です。

豊平峡ダム石狩川水系豊平川36.8%
釜房ダム名取川水系碁石川77.6%
矢木沢ダム利根川水系利根川83.6%
宮ヶ瀬ダム相模川水系中津川100.0%
旭川ダム旭川水系旭川91.7%
土師ダム江の川水系江の川85.2%
早明浦ダム吉野川水系吉野川100.0%
五ケ山ダム那珂川水系那珂川100.0%
河口湖(相模川水系)-1.27m
琵琶湖(淀川水系)-0.24m
▲各地のダム貯水率など

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