これまでの言動とは派手に不一致、茂木敏充幹事長

立憲民主党代表選立候補者の推薦人

立憲民主党の代表選が7日に告示され、吉田氏の駆け込み出馬が決まりました。

野田佳彦 菊田真紀子7、笠浩史7、寺田学6、伴野豊6、
青柳陽一郎4、佐藤公治4、重徳和彦4、中島克仁4、
鎌田さゆり3、野間健3、青山大人2、伊藤俊輔2、
源馬謙太郎2、中谷一馬2、森田俊和2、神津健1、
堤かなめ1、太栄志1、本庄知史1  青木愛3
枝野幸男 近藤昭一9、柚木道義6、下条みつ5、吉川元4、
石川香織2、大河原雅子2、神谷裕2、大築紅葉1、
山岸一生1、渡辺創1  福山哲郎5、石川大我1、
打越さく良1、勝部賢志1、岸真紀子1、熊谷裕人1、
古賀千景1、高木真理1、田島麻衣子1、森屋隆1
泉健太 渡辺周9、大島敦8、川内博史7、大西健介5、
小熊慎司4、城井崇4、森山浩行3、吉田統彦3、
道下大樹2、緑川貴士2、米山隆一1  石橋通宏3、
徳永エリ3、古賀之士2、杉尾秀哉2、田名部匡代2、
森本真治2、鬼木誠1、柴慎一1、村田享子1
吉田晴美 菅直人14、玄葉光一郎10、中川正春9、阿部知子8、
江田憲司7、奥野総一郎5、落合貴之3、谷田川元3、
山崎誠3、岡本章子2、桜井周2、山田勝彦2、
早稲田夕季2、荒井優1、酒井菜摘1、鈴木庸介1
川田龍平3、小西洋之3、石垣のり子1、
奥村政佳1、塩村文夏1
▲代表選各候補の推薦人

意外だったのが米山隆一氏が泉氏の推薦人になっていることです。米山氏が属する旧・細野派を継承した階グループ「自誓会」では、静岡8区の源馬謙太郎氏と神奈川13区の太栄志氏が野田氏、秋田2区の緑川貴士氏と米山氏が泉氏、兵庫6区で比例復活の桜井周氏は吉田氏の推薦人です。

立憲民主党の代表選はやはり自民党総裁選をモデルにしているものと思われます。党員投票でネット投票が可能なことなどに目新しさはありますが、決選投票の地方比率は417分の47ですので自民党以下です。

一方の自民党は今のところ6人で、今日(9/9)は高市氏、明日は加藤氏が会見予定です。石破氏はどうやら二階派から推薦人を借りているようです。菅氏から借りていないのなら、麻生・石破連合もあり得なくはないわけです。告示は12日です。

麻生(9/8)菅&森
河野太郎(麻生派)
小林鷹之(二階派)
林芳正(岸田派)
★茂木敏充(茂木派)
上川陽子(岸田派)
齋藤健
△高市早苗
△野田聖子
青山繁晴
小泉進次郎
加藤勝信(茂木派)
石破茂

▲総裁選出馬?

足利孝情文化センター

茂木幹事長の栃木5区は足利、栃木、佐野の3市です。選挙区内の旧・統一教会(統一協会)施設は、足利市問屋町の足利家庭教会のほかに、伊勢崎線足利市駅の近くに足利東家庭教会がありました。2020年11月撮影のストビューです。

MAP作成時点(2022年夏)で、この施設は足利家庭教会に統合されており「足利孝情文化センター」の施設名称でした。最新2023年8月撮影のストビューでも電柱や玄関の看板はそのままですし、塔屋には世界基督教統一神霊協会時代のマークが残っています。

2013年5月のストビューではメッコール自販機も置かれています。まだコスモフーズさんがべったりだった時代です。なお、「孝情」の文字列は99%教団関係です。

足利の教団施設
足利(地理院タイルを加工)

足利高校OBの茂木幹事長は、2022年8月8日の幹事長会見では「これからは関係を持たないということが基本」との方針を示しました。点検では氏名公表されていない側ですが、旧・統一教会(統一協会)の信者がパー券を複数枚購入していたと報道されたことがあります。

3年で2億円以上のパーティー収入

人気はなくとも茂木氏は派閥の領袖です。茂木氏の政治資金パーティーは3年間で9回開催されており、2020年から2022年のパーティー収入総額は約2.3億円です。

2020/02/17キャピトルホテル東急21,120,000438
2020/07/27第1ホテル東京24,300,000426
2020/11/30第1ホテル東京23,700,000415
2021/07/09東京プリンスホテル22,820,000361
2021/12/09東京プリンスホテル26,260,000416
2022/03/16東京プリンスホテル24,850,000482
2022/03/27ホテル東日本宇都宮32,370,000735
2022/06/01東京プリンスホテル25,530,000448
2022/11/30東京プリンスホテル27,350,000460
▲茂木氏の政治資金パーティー

資金管理団体「茂木敏充政策研究会」、選挙区支部「自由民主党栃木県第五選挙区支部」、それに「茂木敏充後援会総連合会」の3団体3年間の総人件費は約1.8億円です。ということは、私設秘書は12人規模のようです。

3団体3年の総支出は約4億7500万円です。このうち寄付・交付金の1億近くが資金管理団体から後援会への資金移動です。繰越額も当然に億単位ですが、その資金力を発揮できる総裁選にはならないようです。

茂木氏は臆面もなく政策活動費の公開を言い出しましたが、今まで公開しようと思えば公開を主導できる立場にいました。これまでの言動との整合性がかけらも感じられません。

2020~2022年の3団体収支

資金管理団体「茂木敏充政策研究会」の収支報告です。

資金管理団体2020年2021年2022年
当年の収入額87,754,70166,968,638125,738,531
 パーティー収入等72,120,00049,080,000110,100,000
 党費000
支出総額81,243,47067,742,12878,626,027
 人件費18,726,38517,321,40222,088,445
 光熱水費150,000150,000150,000
 備品消耗品費7,268,2086,952,6406,445,580
 事務所費2,727,7102,762,9822,339,620
 組織活動費13,373,1962,376,4462,693,776
 選挙関係費000
 機関紙等発行事業費7,269,5895,479,24112,214,566
 調査研究費000
 寄付・交付金31,500,00032,500,00032,500,000
 その他228,382199,417194,040
「茂木敏充政策研究会」収支報告書(令和4年分)など

選挙区支部は次のとおりです。

選挙区支部2020年2021年2022年
当年の収入額56,431,51682,595,56359,524,756
 パーティー収入000
 党費3,305,4003,629,4003,798,600
支出総額37,089,45980,975,24233,366,425
 人件費18,967,30023,171,83421,312,195
 光熱水費507,934480,010578,653
 備品消耗品費4,671,2814,634,6924,472,155
 事務所費4,012,8254,046,9784,000,415
 組織活動費828,6261,079,214706,612
 選挙関係費0206,6260
 機関紙等発行事業費3,238,3084,280,848402,600
 調査研究費000
 寄付・交付金4,260,00042,540,0001,340,000
 その他603,185535,040553,795
「自由民主党栃木県第五選挙区支部」収支報告書(令和4年分)など

後援会総連合会です。

後援会2020年2021年2022年
当年の収入額31,516,85132,522,27732,521,365
 パーティー収入000
 党費000
支出総額30,755,96632,484,64432,615,420
 人件費18,887,01619,890,39120,240,911
 光熱水費450,000450,000450,000
 備品消耗品費6,071,1516,003,7276,659,220
 事務所費3,589,5723,505,0903,560,206
 組織活動費1,385,3271,366,0141,613,783
 選挙関係費000
 機関紙等発行事業費243,1001,134,65035,200
 調査研究費000
 寄付・交付金000
 その他129,800134,77256,100
「茂木敏充後援会総連合会」収支報告書(令和4年分)など

茂木氏が2位以内に残る可能性はなさそうです。系譜的には進次郎氏より石破氏なのでしょうが、麻生氏の呪縛も(支援も)消滅したわけですので進次郎氏に乗ることがないとも限りません。財務相で入閣すれば副総理です。

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