辞任説? 国民民主党・玉木雄一郎代表の収支報告書

総裁選と代表選と公明党の党大会

自民党総裁選は3日に林芳正官房長官が、4日に茂木敏充幹事長、6日に小泉進次郎氏が手を挙げました。

麻生(9/6)菅&森
河野太郎(麻生派)
小林鷹之(二階派)
林芳正(岸田派)
★茂木敏充(茂木派)
上川陽子(岸田派)
齋藤健
△高市早苗
△野田聖子
青山繁晴
小泉進次郎
加藤勝信(茂木派)
石破茂

▲総裁選出馬?

マスメディアに合わせて青山氏を△に戻します。メディア的な理解は青山氏の場合は出馬会見ではなく出馬の意向表明に過ぎず、20人でなくてもせめて10人程度は揃えてから出直せというものでしょう。青山氏が出られないならガス抜き効果は半減です。

立憲民主党代表選は今日7日の告示です。現代表の泉健太氏が小泉氏と同日の6日に名乗りを挙げました。どう扱われたかがすべてを物語っているはずです。3年務めてきて同じ泉姓の前明石市長より知名度で劣るのに、再選という選択肢があるとはちょっと思えません。

2022年参院選比例で維新に100万票以上の大差をつけられたのが立憲民主党です。その際は就任して1年にも満たないことから責任論に発展しなかっただけです。

★枝野幸男★野田佳彦★泉健太△江田憲司△吉田晴美
▲代表選出馬?

小沢一郎氏は野田氏支援を打ち出しています。小沢氏の一清会、野田氏の花斉会、重徳氏の直諫の会で議員票40人以上です。大勢としては固まっているように思われます」。創業者としての自負を持っているはずの枝野氏の出馬は止められないものではあるでしょう。

立憲民主党の代表選は9月23日、自民党総裁選が9月27日ですが、公明党大会も9月28日にセットされています。公明党にも一応は代表選の規定があるそうです。実際には結党以来ずっと立候補者は1人で、無投票当選が続いています。

2年前にも代表交代が取り沙汰されたようにもう潮時は過ぎています。今月末には3党の党首が入れ替わる可能性が強めです。もう1つ、にわかに代表交代があるかもしれないと囁かれ始めたのが国民民主党です。本人の問題でないならスルーでよさそうですが…。

丸亀家庭教会

ひょっとすると、辞任することになるかもしれない玉木雄一郎代表は香川2区選出です。2区は丸亀市や坂出市と高松市の一部などです。凹型に1区を包み込んでいます。選挙区内には丸亀家庭教会があります。

丸亀家庭教会

ちゃんとプレートが掲げられています。

丸亀家庭教会

最古2012年7月のストビューですでに教団施設です。

「たまき雄一郎後援会」収支報告書には世界日報の元社長・木下義昭氏からの寄付が記載されています(住所は当時の社屋所在地ですのでマスキングの必要はないはずです)。

世界日報元社長からの寄付
「たまき雄一郎後援会」収支報告書(平成28年分)

少額ながら寄付を受けた2016年9月は玉木氏が民進党代表選で蓮舫氏に負けた頃です。銃撃事件後に発覚した際、その蓮舫氏に返金を促されたはずですが、その後どう対応したのかわかりません。教団は玉木氏に抗議文を出しています。

統一教会から玉木氏への抗議文
世界平和家庭連合>国民民主党 玉木雄一郎代表に抗議文を送付しました(2023/11/14)

ここまで言うのなら返金しているのでしょうが確認できませんでした。別に教団サイドの肩を持ちたいわけではありませんが、万引きに例えるのは違うという1点で私は教団の見解に同意します。形式的には「信仰に基づいた神聖な宗教行為」だと言えないことはありません。

なお、国民民主党は被害者救済法案を一部修正のうえ自公ととも共同提出者となりました。トリガー条項とのバーターだとしても、最後は教団寄りの姿勢で動いたことになります。

国民民主党とは民社党

今の国民民主党は昔の民社党という理解で差し支えないものと思われます。旧・同盟系のUAゼンセン、自動車総連、電力総連、電機連合などが支援し、主に参議院比例区選出の組織内候補を抱えています。組合員争奪戦の相手方となる共産党との関係がよろしくないのは宿命と言えそうです。

2022年比例の得票2019年比例の得票
電力総連竹詰仁238,956浜野喜史256,935
自動車総連濱口誠234,744礒﨑哲史258,507
UAゼンセン川合孝典211,783田村麻美260,324
電機連合矢田稚子159,929石上俊雄192,586
JAM(立憲)田中久弥143,492
▲参議院比例区の組織内候補

玉木氏のWebサイトには2019年の「連結ベースの月間収支」が掲載されています。パーティー収入289万円を年間換算すると3500万近くになります。

玉木氏の月間収支
たまき雄一郎>収支報告

政治資金パーティー収入は2020年から2022年の3年間で約6800万です。コロナの関係で自重していたものと思われます。

2020/09/22JRホテルクレメント高松11,670,000429
2021/12/12JRホテルクレメント高松22,300,000524
2022/06/21ホテルニューオータニ10,900,000196
2022/12/04JRホテルクレメント高松12,580,000399
2022/12/19ホテルニューオータニ10,220,000210
▲玉木氏の政治資金パーティー

資金管理団体「雄志会」、「国民民主党香川県第2区総支部」、「たまき雄一郎後援会」の3年間の総支出は3年で約2.4億円です。人件費は約7700万ですので、私設秘書は5人程度と思われます。

玉木氏の支出内訳

2020~2022年の3団体収支

資金管理団体「雄志会」の収支報告です。

雄志会2020年2021年2022年
当年の収入額10,003,07112,800,0176,128,573
 パーティー収入等000
 党費000
支出総額9,065,86513,423,3234,853,115
 人件費5,943,87412,784,6414,265,187
 光熱水費000
 備品消耗品費315,582195,667186,466
 事務所費514,659399,679311,399
 組織活動費284,52037,26675,695
 選挙関係費000
 機関紙等発行事業費000
 調査研究費7,2306,07014,368
 寄付・交付金2,000,00000
「雄志会」収支報告書(令和4年分)など

選挙区支部は次のとおりです。2020年の旧・国民民主党分は含んでいません。

選挙区支部2020年2021年2022年
当年の収入額8,769,28459,722,45241,070,353
 パーティー収入000
 党費204,000361,8007,004,000
支出総額8,051,30558,283,33841,463,160
 人件費2,584,88712,817,82417,067,716
 光熱水費169,1581,134,2551,110,183
 備品消耗品費521,2832,709,1072,370,672
 事務所費3,115,26013,871,86111,303,827
 組織活動費267,7501,520,3161,873,790
 選挙関係費03,568,45920,000
 機関紙等発行事業費454,02720,680,3662,069,342
 調査研究費11,00037,39021,000
 寄付・交付金848,0001,292,0005,177,000
 その他79,940651,760449,630
「国民民主党香川県第2区総支部」収支報告書(令和4年分)など

パーティーは後援会名義で開いています。

後援会2020年2021年2022年
当年の収入額28,943,65435,571,40647,521,831
 パーティー収入12,327,81222,300,00033,700,000
 党費000
支出総額35,668,13930,705,23443,010,979
 人件費11,602,7651,184,1998,991,414
 光熱水費452,015567,128555,091
 備品消耗品費423,146290,747261,412
 事務所費5,843,6777,608,4094,596,293
 組織活動費1,611,7951,537,8123,113,952
 選挙関係費000
 機関紙等発行事業費8,734,7419,436,93910,492,817
 調査研究費000
 寄付・交付金7,000,00010,080,00015,000,000
「たまき雄一郎後援会」収支報告書(令和4年分)など

3団体間の資金移動がありますが、面倒すぎるのでチェックしませんでした。玉木氏の場合、「寄付・交付金」の大半が3団体間の資金移動です。

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