まだ師走前なのに地検も県警も大忙し、Xデーはいつ?

当選から辞職まで

元千葉県知事の加納久朗(かのう ひさあきら)氏は、1886年生まれで千葉県知事選に初出馬した投票当日は76歳でした。投票日翌日から数えると116日目(C-A)に急逝し、知事在職日数は111日(C-B+1)です。

(A)投開票1962年10月28日
(B)就任1962年11月03日
(C)死去1963年02月21日

去年の木村弥生・前江東区長は投開票翌日起算で186日目(H-D)に辞職表明、206日目(I-D)に正式に辞職しました。

(D)投開票2023年04月23日
(E)初登庁2023年05月01日
(F)疑惑報道2023年07月11日
(G)強制捜査2023年10月24日
(H)辞職表明2023年10月26日
柿沢氏が辞職2023年10月31日
(I)辞職2023年11月15日

選挙期間中の違法行為が問われた横山ノック氏はかなり粘りました。2期目の当選を果たした統一地方選の投票日翌日から256日目に辞職しています(刑事事件で在宅起訴された日と同日)。

(J)投開票1999年04月09日
(K)民事一審判決1999年12月13日
(L)在宅起訴・辞職1999年12月21日

今回のXデーはいつなのか気になります。求められれば魚拓や選挙中の画像・映像の提供者は1000人単位で出現しそうな気配です。神戸学院大の上脇教授がスルーするとは思えず告発は必至です。検察がまったく動かないことはなさそうです。

日本の場合は起訴≒有罪ですから、一般的には起訴の時点で辞職は避けられません。すでに証拠隠滅に走っていると見られるわけで、いつまでも泳がせることもできません。

かと言って、知事が辞めると「出直し選挙」という前代未聞クラスの珍事に陥ります。予算編成はどうするのかという話になってきます。もともと議会が不信任を急いだのは、来年度予算のことも念頭にあったはずです。

総合格闘技~手紙も演出?

両手でも足りない刑事告訴や被害届が出るだろうというのは予想されたことです。merchu案件が加わったことで一段と混迷を深めることになりました。私は次期知事選を4月と踏んでいましたが、この状況は1月もあり得る展開です。のんびり知事会に出ている場合ではなさそうです。

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同社のWebサイトは私が初めて閲覧した20日よりずいぶんスカスカになっています。捜査は捜査として淡々と進めてほしいところです。

肥後亨という先駆者?

今回、折田氏とともに私が初めて知った人物がいます。1926年生まれ、37歳で獄死した肥後亨という人物です。Wikiには次のように記述されています。

1950年代から1960年代にかけて、各地の選挙に出馬して奇怪なパフォーマンスを繰り広げた右翼活動家である。個人的な信念によって選挙に出馬しているように見えたが、実際は政界の大物から資金の提供を受け、革新陣営に対する選挙妨害を目的とした政治ゴロであった。

在職111日で亡くなった加納氏が当選した1962年千葉県知事選挙には7人が立候補しており、そのうち下位3人の所属会派が「肥後亨事務所」でした。

被選挙権を得るや、居住していた台東区の区長選を皮切りに、各地の首長選・衆議院議員総選挙・参議院議員通常選挙・東京都議会議員選挙と、選挙の種類を選ばずゲリラ的かつ愉快犯的に出馬を重ねるようになった。

主に1970年代、各種選挙に必ずと言っていいほど立候補していた高田がん氏は肥後氏の流れを汲むようです。

ナチスを摸した「国家社会主義日本労働者党」を筆頭に、「反米遊撃隊」、「反共全国遊説隊」、「創価学会」、「民主社会党」、「国際情報機構東京第101特務機関」、「国際共産機構東京第101特務機関」、「国際共産機関」、「国際共産主義者同盟」、「日本人民共和国」、「竹島奪還神風特別攻撃隊」、「肥後産業株式会社」など、その都度人を喰った団体名を語り、主として社会党ほか革新陣営に対する中傷誹謗、選挙妨害、減票工作に終始した。

政党名をクルクル変えるってどこかで聞いたような…。

国政選挙に際しては、肥後と徒党を組むアングラ人脈や、肥後が経営に関与するタクシー会社の従業員を大量に擁立して、確認団体の体裁を整えたこともあった。

大量擁立!

肥後は、選挙用証紙の偽造、選挙ハガキや証票・証紙類の転売による詐欺罪、恐喝罪等で再摘発され、東京拘置所に収監中の1964年3月8日、37歳の若さで高血圧性脳出血により急逝した。捜査が政界要人へと迫る直前の肥後の突然の獄死に関しては、国会でも疑義が呈されている

60年前に亡くなった人物ですが、まるで誰かを彷彿させるようです。

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