公開or非公開の採決
百条委員会で左端に座っているのが、昨日（11/18）辞職願を提出して受理されたという竹内英明県議です。
この場面は10月11日の採決の場面であり、手前2人（ひょうご県民連合）が反対し、奥の5人（維新と公明）は賛成の挙手をしているところです。百条委員会は次の15名で構成されており、この採決での反対者は表の末尾の4人です。
| 自民 | 松本裕一 | 加古川市 | 2回 |
| 自民 | 奥谷謙一 | 神戸市北区 | 3回 |
| 自民 | 富山恵二 | 相生市 | 2回 |
| 自民 | 長岡壯壽 | 赤穂市・赤穂郡・佐用郡 | 6回 |
| 自民 | 黒川治 | 尼崎市 | 6回 |
| 自民 | 藤田孝夫 | 養父市・朝来市 | 6回 |
| 維新 | 佐藤良憲 | 伊丹市 | 1回 |
| 維新 | 増山誠 | 西宮市 | 2回 |
| 維新 | 岸口みのる | 明石市 | 5回 |
| 公明 | 越田浩矢 | 神戸市長田区 | 4回 |
| 公明 | 伊藤勝正 | 明石市 | 4回 |
| 県民連合 | 竹内英明 | 姫路市 | 2回 |
| 県民連合 | 上野英一 | 神崎郡 | 5回 |
| 共産 | 庄本えつこ | 尼崎市 | 3回 |
| 無所属 | 丸尾まき | 尼崎市 | 5回 |
片山前副知事らの証人尋問
非公開の音声データが流出したのは、片山前副知事の発言を制止する奥谷委員長とのやりとりの部分でした。立花氏は明石のカラオケ店で入手したと述べていたはずです。
選挙直前の24日と25日の百条委員会は、贈答品とかハラスメントとかではなく初めて本格的な疑惑（パレード等）についての証人尋問が行われました。これを公開するか非公開とするかを決めた採決が冒頭の場面です。
流出元と疑われている議員が非公開に賛成しているのが面白いところですが、竹内氏は非公開に反対でした。竹内氏の議員辞職の理由はつまびらかにされていませんが、いわゆる凸に対する家族の心労が原因のようです。
今回の立花氏の凸先は、私が把握している範囲では奥谷委員長の自宅（兼事務所）と元MBSのアナウンサーだった子守康範氏でした。竹内氏や丸尾氏は「予告」にとどまっていました。SNS上での誹謗中傷が原因だとしている新聞社もありますが、それは想像力の欠如です。本人が行くとは限りません。
徳永弁護士を呼ぶべき
昨日の百条委員会では、維新の増山誠県議が徳永信一弁護士の参考人招致を実現すべく食い下がっていました。もはや結論を急ぐ必要はありません。年越しになったとしても百条委としては信頼される姿勢と結論を示すことが肝要です。
私は徳永氏を呼べばいいと考えています。通報者探索の可否も問題になっている以上、ご意見として承るくらいの度量は必要と思われます。
自民党的には呼べないものかもしれませんが、どうせ推薦しているのは維新です。ちなみに、岸田首相＆茂木幹事長時代に自民党が設けたガバナンスコードは次のとおりです。
主語は「党所属の国会議員」であり、地方議員や首長を縛るものではありません。それに参考人や証人として招致するのは、慎むべきことでもありません。
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