世界一有名な看板
ハリウッドに映画産業が集中し始めたのは1910年代ということです。当時のフィルム感度の関係で、日照が長く乾燥気候のロサンゼルスがもてはやされたようです。ハリウッド・サインは山頂付近の南斜面に設置されています。

そもそもは宅地開発の広告目的であり、1923年に「HOLLYWOODLAND」の13枚看板が電飾付きで設置されたようです。1年半の期間限定のはずでした。
アカデミー賞は1929年が第1回です。映画産業の隆盛がハリウッド・サインにランドマークとしての地位を与え、宅地分譲が終わっても看板は存続しました。リー山の標高480m付近に設けられた現在の看板は3代目の鉄骨造で、1枚の高さは14m、横幅は10m前後だそうです。
「LAND」が脱落して9文字になったのは、13文字は不吉だからという都市伝説もあるようですが、単に「~LAND」と名付けられた宅地分譲が終了したからです。女優が「H」看板から飛び降り自殺したのは1932年、2代目看板は1949年です。
6か月で降水量1ミリ
気象庁サイトには昨年12月の数値がまだ反映されていませんが、ロサンゼルスの降水量は6月から11月までの半年で1ミリだったようです。雨の多い日本では半年で1ミリは想像できない世界です。

なお、雨季の12月は116ミリで、今年に入ってからは1月3日に3.3ミリです。乾燥し切っていたというわけではないようですが、もともとこの地域は山火事の名所ではあります。
1900年に10万人だったロサンゼルスの人口は、今では400万人近くです。山と市街地は近接しており、強風下で飛び火すると手がつけられなくなるようです。

山火事の鎮圧は容易ではなく、燃える尽きるか雨が消すかという話になってしまいがちです。しばらく雨は期待できないようです。
コメント