真正かまってちゃん・立花孝志氏の自殺予告騒動

かまってちゃん

1月22日、立花孝志氏は「マンション13階です。飛び降りて死にます」との動画を投稿していたようです(削除済み)。マンション13階から飛び降りられては通行人が巻き添えを食らう可能性があります。清掃の必要もありますから管理人は大迷惑です。

富士山から滑落されても今の時期の救助は危険を伴います。何も言わずに雪山に行き、春になって発見されるのなら、見つけた人は驚くでしょうが迷惑は最小限です。豪雪の夜に車のマフラーを雪で塞いでエンジンをかければ発見は早いはずです。

もちろんその気はさらさらなかったらしく、1~2時間の後の説明動画では「批判やそして誹謗中傷、いわゆる名誉毀損、嘘の批判もあるでしょう、嘘込みのね、嘘が入った。でもそれで命を絶つとは僕は全然思えなかったんです」と発言しています。

まるで嘘は当たり前とでも言いたげな説明です。いくら先駆的迷惑系ユーチューバーといえども、さすがにこれは禁じ手ではないかと思われます。

立花孝志氏がNHKを退職したのは2005年、「立花孝志ひとり放送局株式会社」の設立は2012年、摂津市議選への出馬は2013年です。立花氏がまだNHK在職中だったネット初期から「かまってちゃん」と呼ばれる人種はいました。

ニコニコ大百科には「かまってちゃん」について次のように記述されています。立花氏は典型的かまってちゃんです。

簡単に解説すると「私のことかまって!」「かまってくんなきゃやだ!」のように自分のことを注目して貰うために行動を起こす人。自己顕示欲、承認欲求が非常に強いことが主な理由の一つと考えられている。
あまり良い意味で使われない。

それが普通の行動であるうちはまだいいのであるが、反応が薄くなってくると相手してもらうために迷惑行為や荒らし行為をすることがあるので注意が必要である。

具体的には、わざと嘘を付いたり、相手を傷つけるようなことを言ったり、わざと自分の体を傷つけてみたり、といろいろな方法がある。

ロックバンドの「神聖かまってちゃん」がバンド名を決めたのは2007年12月ということです。

オオカミ少年

イソップ物語の「オオカミ少年」(ペリーインデックス210、「嘘をつく子供」「羊飼の悪戯」とも)は、羊飼いの少年が退屈しのぎに狼が来たと言って村人を繰り返し騙し、本当にオオカミに襲われたときには誰にも信じてもらえなかったというストーリーです。

イソップ寓話のラテン語版では羊全頭がオオカミに食べられてしまう結末だそうですが、日本では羊飼いの少年も食べられてしまったり、オオカミに追い回されたりすることも多いようです。

今回の騒動では麹町署も動いたようです。もう兵庫県警を待たずに警視庁が抱えている案件で先に身柄を抑えてもいいのではないかとさえ思いたくなります。

「自殺してやる」の1~2時間後に「本気で考えていたのではない」ですから、振り回されるのがアホらしくて、もう関わりたくないと思ってしまうわけです(私は幸いにも3日後に知りました)。そこまで狙ったものではないのでしょうが、そのような効果は得られているはずです。

注目を浴びて再生回数が回れば事実かどうかは関係ないとの考え方が染みついている集団であることはそれほど間違っていないものと思われます。

京橋のパブリックアート

なお、立花氏は自著で躁うつ病を患ったことに言及しています。NHK退職直前の頃のようです。完治しないと言われる双極性障害ですので、治療を続けているのかどうか、今の病状がどうなのかはわかりません。

肥後亨氏のように獄中死の末路を辿るなら因果は巡ることになるのでしょうが、「自殺してやる」と発信してしまう57歳はしてもしなくてもみっともないだけです。

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