2月降水量と平均風速が観測史上1位か?
2月も残すは今日と明日の2日です。26日時点で大船渡の2月の降水量はまだ2.5ミリです。今日の降水確率は0%、明日も10%です。1967年の4.4ミリより少なく、2月としてはもっとも少ない降水量になりそうです。

2月の相対湿度は57%です。57%のままで月末を迎えると1988年の53%、1996年の55%に次ぎ、1995年と並ぶ観測史上3位タイとなります。

2月の平均風速は26日時点で3.6m/sです。過去に3.5m/sが3回ありますが、3.6m/sのままなら新記録です(気象庁サイトでは風速計の取り替えと思われる赤点線が示されていますので色分けしました)。

というわけで、2月の大船渡は雨が少なく湿度も低く風は強いという山林火災が起きやすい気象条件が見事に揃っています。
もぐら叩き
大船渡市三陸町綾里の山林火災は25日15時過ぎに鎮圧されました(鎮火には至らず)が、その日のうちに隣接する陸前高田市との市境でゴミ焼きから山火事が発生、これが鎮圧されて消防が撤収しようとする頃、新たな山火事が起きて延焼中という状況のようです。
大船渡市の人口は1月末時点で31,991人です。26日深夜時点の避難指示の対象は2,114人(27日夕方に3,306人に拡大)ですので、結構な比率になります。今回は集落が近いだけに人的被害も出てしまったようです。避難中に衣服に着火したのかもしれません。

2021年2月に起きた足利の山林火災は、21日15時半頃に火災が発生して市が鎮圧を発表したのは3月1日、鎮火は3月15日でした。
山林火災の消火はヘリ頼みですが、風が強すぎるとヘリも出せなくなります。昨日(26日)の大船渡の最大瞬間風速は18.1m/sでした。
【2025/03/07追記】大船渡の2024年12月~2025年2月の3か月降水量は37.0ミリで、3か月降水量としては統計開始以降で3番目に少ない数値です。避難指示は1896世帯4596人まで拡大しましたが、3月5日に26.5ミリの雨が降り、3月7日には一部解除されました。これまでの消失面積は約2900haということです。
前橋の降水量は今年7ミリ
宮古や小名浜の2月降水量は0ミリです。今日・明日も期待できそうにありませんので、2月は0ミリでフィニッシュすることになりそうです。前橋地方気象台でも今月の降水量がまだ1ミリです。1988年2月は降水量0ミリですので、これに次ぐ観測史上2位となります。
前橋は今年1月も6ミリでしたので、1月と2月の通算では7ミリです。1月0.5ミリ、2月5ミリだった2019年には及びません。

私は今月、何十年かぶりに鼻血を出したました。鼻血を止めるにはティッシュを詰めて上を向いて首の後ろをトントンが信じられていた時代以来です。乾燥が進む12月になると、耳鼻咽喉科は鼻血の患者?で賑わうようです。
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