郡山家庭教会と南郡山家庭教会がスーパー銭湯跡に統合移転

移転と閉鎖

3月26日に教団サイト「最寄りの家庭教会」のページを閲覧しました。ほぼ1年前は284施設でしたが、今回は281施設に減っています。銃撃事件のあと、私がMAPを作成し始めた2022年8月は290施設でした。

1年前との変化は、次のとおりです。
(A)伊勢原が移転
(B)大分が移転
(C)薩摩が閉鎖
(D)益田が閉鎖
(E)郡山と南郡山が統合移転
(F)成城が移転

A~DとEの南郡山の閉鎖は半年前のチェックで気づいていました。今回、郡山の移転が判明しましたので、郡山と南郡山は統合移転ということになると思われます。

成城家庭教会は下北沢にありましたが、同じ小田急線沿いで登戸に移転しています。大泉家庭教会は秋津にあり、台東家庭教会は葛飾区小菅に隣接する足立区内にあります。移転して所在地が派手に変わっても旧来の名称を使い続けるのがこの教団の流儀なのだと思われます。

成城課程教会の移転
成城教会(地理院タイルを加工)

閉鎖集団ですので、移転後の所在地との乖離が生じても別にたいした問題ではありません。登記は必要ありませんので一般企業の支店名改称ほどでないとしても、印刷物やハンコなどで一定はコストがかかるものなのかもしれません。

移転前の南郡山家庭教会

仙台と宇都宮のちょうど中間地点に当たるのが東北第2の都市・郡山です。県の中央部にあり、いわき市や会津若松へのアクセスにも恵まれていることから、郡山に本社を構える県内企業は珍しくありません。

1970年開局の福島中央テレビ(県内民放2局目、日テレ系)や1981年開局の福島放送(3局目、テレ朝系)などが郡山本社です。旧・統一教会(統一協会)でも、福島教区の本部教会は福島ではなく郡山ではないかと思われます。

郡山の人口は2025年3月の推計人口で31万人台です。1億2000万人を280教会で割れば1教会当たり約43万人ですので、周辺人口を考慮しても郡山に2教会は多いと判断されても仕方がないかもしれません。

郡山家庭教会の移転
郡山家庭教会(地理院タイルを加工)

郡山家庭教会は住宅地が途切れる辺りの郊外型教団施設でした。一方、南郡山家庭教会はヨークベニマル菜根(さいこん)店の裏の市街地立地です。教団サイトでは「樽川第一ビル3F」とされていました。

最古2018年のストビューから眺めてみましたが、教団施設であることを示す看板や標識などをストビューで確認することはできませんでした。建物は古く、手狭でもあったろうと思われます。それに丸一産業さんの法人登記は閉鎖済みです。

あるいは所有者の代替わりがあったのかもしれません。早晩、退出は避けられなかった可能性はありそうです。2023年4月のストビューでは玄関脇にプランターがありますが、最新2024年8月のストビューでは撤去されています。この期間に閉鎖されたはずです。

移転先は元ヒーリングヴィラ湯元

あいにく気づきませんでしたが、週刊文春が昨年10月に報じていたようです。

移転先は南郡山家庭教会から700mほどのスーパー銭湯の跡地です。サウナ完備で営業していましたが、コロナで店を閉じたようです。

移転先

教団は建物込みで買い取ったようです。この広さなら更地にすれば買い手はつくのでしょうが、売主としては建物込みで売却したいところです。温泉施設を建物込みで購入する買主は限られています。中古物件好きの教団側としては都合のいい物件だったに違いありません。

工事中

所有権移転登記は2024年10月ということですが、2024年8月撮影のストビューで工事中です。連絡先の電話番号は従来の郡山家庭教会の番号を引き継いでいます。

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