東名阪を駆け抜ける男
連休中によくわからない事故が起きています。
●5月5日午前11時20分頃、横須賀市中心部で白い乗用車が暴走、複数台と絡み10人ほど搬送
●バスと衝突、後続車にぶつけながら反対車線を赤信号で暴走、別のバスに追突して停まる
●逮捕された運転手の呼気から基準値の3倍のアルコールを検出
●運転手は大阪市の会社員で31歳、車は尾張小牧ナンバー
●助手席に乗っていて逃走していた20代の同乗者は夜11時頃に横浜市内の警察署に出頭
私が最初に見た映像はバスの後部に追突した状態で停まっている白い事故車両です。ところが音声ではバスに衝突したところから始まったと言っています。最初に衝突したのがバスで、最後にぶつけたのもバスだっただけで、バス2台と絡んでいたのでした。
1つ目のナゾは解けました。それにしても、午前中の事故で基準値の3倍とはどういうことでしょうか。基準値が酒気帯び違反の基準値1リットル中0.15mgだとすれば、ビール中瓶3杯分相当ということになります。
朝から飲むにしても前夜の酒が残っているにしても多すぎます。考えようによっては朝から飲むには適量だと言えるのかもしれません。横須賀ならGW中でも朝から飲めないことはないはずです。
ナンバーが映ったのでニュース映像を一時停止してみました。事故を起こした車は尾張小牧ナンバーです。横須賀で起きた事故で運転手が大阪市の会社員だというのに…。

横須賀でブツを入手してどこかに運ぶ途中で起きた事故ではないかと疑いたくなりますが、クスリならあんなに簡単には捕まりません。ちなみに、4文字ナンバーは尾張小牧と伊勢志摩しかありません。2020年以前は尾張小牧一択です。
事故現場
事故現場(最後の停止位置)は横須賀中央駅前のロータリー(青マーカー)から4つ目の信号の手前です。

車は駅の方向から北上しています。東京から久里浜や三崎口に行く場合、通常は横須賀市街地など通りません。横浜横須賀道路(地図の緑)に入るのが一般的かと思われます。横横道路なら片側2車線で信号待ちしなくて済みます。

「東名阪を駆け抜ける男」が事故を起こした道路を北上しているということは、通りすがりではなくこの周辺に用があったということになります。ということは、組織的なウラはなさそうです。大阪の会社員とか尾張小牧ナンバーとかに深い意味はなく、ローカルな事故のようです。
ジャズメン銅像の街
事故車は横断歩道を渡る歩行者を回避して反対車線を通過、タクシー乗り場の後ろから車が出てきたために左にハンドルを切り、車道が広く(歩道が狭く)なっているバス停付近に進路を変えます。このストビューでは赤い車が停まっている付近でバスに追突して停止します。

ちょうど横須賀名物のジャズメン銅像のベンチがあります。背後からは見えませんが、膝の上にトランペットを持っているバージョンかと思われます。

須賀川のピグモンベンチや氷見の喪黒福造ベンチや祖師ヶ谷大蔵のカネゴンベンチより30年前後早い1989年の設置だそうです。

駅前ペデストリアンデッキには3体の(ベンチなし)像があります。Yデッキの竣工は1996年3月ということですので、銅像ベンチはデッキより先です。
【2025/05/08追記】容疑者が送検されましたが、横須賀市内で酒を飲んだということです。一晩寝たわけではないようです。
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