1920年国勢調査、9位函館、10位が呉、19位は小樽

114市の人口推移

114市の1920年、1970年、2020年国勢調査人口を調べてみました。東京23特別区は1つの市としてカウントしています。
(1)2020年国勢調査人口が20万人以上の110市
(2)2020年国勢調査人口が20万人に達しない県庁所在地3市
(3)1920年国勢調査人口が全国13位の小樽市

2020年の国勢調査人口(28位まで)
2020年の国勢調査人口(29位~56位)
2020年の国勢調査人口(57位~85位)
2020年の国勢調査人口(86位~110位)

この秋の国勢調査では流山市、八千代市、小平市が20万人台に達しそうです。松江市は20万人割れになります。

北海道にあった「区」と政令指定都市

第1回国勢調査の1920年(大正9年)当時、北海道には「市」が存在せず「区」がありました。札幌、函館、小樽、旭川、室蘭、釧路の6区が市制施行したのは1922年です。1920年当時は75市しかありません。函館、佐世保、呉、小樽など「海」派の苦戦が目立ちます。

東京市と東京府が廃止され、新設された東京都に特別区制が採用されたのは太平洋戦争中の1943年です。政令指定都市は1956年以降の話になります。

1956大阪市、名古屋市、京都市、横浜市、神戸市
1963北九州市
1972札幌市、川崎市、福岡市
1980広島市
1989仙台市
1992千葉市
2003さいたま市
2005静岡市
2006堺市
2007新潟市、浜松市
2009岡山市
2010相模原市
2012熊本市
▲政令指定都市

私が初めて都市人口のランキングに接したのは小学生の頃の1970年前後と思われます。札幌オリンピック直後に札幌市を含む3市が政令指定都市に「昇格」しました。北九州市は1963年に5市合併で発足し、東京を加えて「七大都市」の一角でした。

北九州、川崎、福岡、札幌の人口推移

2005年以降の政令指定都市に乱造感があるのは避けられないところかもしれません。

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