いつものデマ、神戸新聞が立花孝志氏の「3番が私」を否定

定数3の兵庫選挙区

神戸新聞NEXTが次のような記事を配信しています(7/4立花氏の参院選演説「情勢調査聞いた」「3番が私」 神戸新聞は調査を行っていません)。

 参院選兵庫選挙区(立候補13人、改選数3)に立候補している政治団体党首の立花孝志氏(57)が公示日の3日、神戸市中央区の神戸新聞本社前で街頭演説した際、あごで神戸新聞社の建物を指しながら「そこの調査を聞きました」「3番が私」などと述べ、神戸新聞の情勢調査の情報を入手したかのような発言をしました。

 しかし、神戸新聞社は同日までに参院選の情勢調査を行っていません。

 この演説はライブ配信され、「(立花さんが)神戸新聞の情勢調査を聞き出しちゃったらしくて」とする動画や、X(旧ツイッター)の投稿が見られますが、神戸新聞社が同日までに情勢調査を行ったかのような情報は事実ではありません。誤った情報にご注意ください。

さすがに神戸新聞も黙ったままではいられなかったようです。6月29日の三木市長選開票後、立花氏は自身のYoutubeで参議院兵庫選挙区の情勢調査で自分が3位だということを述べています。西脇弁護士の動画です。

石破首相の第一声が兵庫で行われることを知って、このストーリーを編み出したものと思われます。

神戸新聞本社

熊本選挙区の立花氏

今回の参議院選挙ではN党は選挙区に45人、比例区に3人で計48人の候補者を擁立しました。前回は73人と9人で計82人でしたから、立候補の段階で34人減です。維新も前回46人から今回29人です。

選挙の主役の座はすっかり参政党に奪われ、自民党の不振から政権選択選挙の性格さえ帯びてしまった以上、あまり振り返られることがない賞味期限切れ感ばかりが増しています。全国の選挙ですから、県知事選挙と違ってそこにだけ目を奪われることもありません。

今後も合法・違法にかかわらず話題は提供するのでしょうが、どうしても埋もれてしまいがちがです。加えて、私が想像していた以上にN党に対するマークはきついようです。もはや参政党がある程度取るのは仕方がない、N党には2%与えないとのコンセンサスで固まりつつあるようです。

前回参院選の比例区でN党が全国最多の得票率4.62%を得たのが熊本です。前回の候補者は今回出ていません。

2025年2022年得票数
自民馬場成志松村祥史 426,623
立憲鎌田聡出口慎太郎 149,780
参政山口誠太郎高井千歳 78,101
NHK立花勝樹本間明子 31,734
▲参院熊本選挙区

こちらの立花氏は兵庫在住で菊池市出身ということですが、本籍は大阪で天草にも縁はあるようです。インタビューを聞いた限りではNHK党色はかなり薄めという印象ですが、その主張では参政党に埋もれそうです。選挙カーなしを売りにするようです。

横山緑こと久保田学

前回は比例区から出馬した久保田学氏が今回は横山緑の通称で愛知選挙区から出ています。

2018/6/17立川市議選 1,231(26)28/43
2022/7/10参議院比例区 17,947N党(5)1/9
2023/4/23品川区議選 1,106(48)40/58
2024/7/07東京都知事選 2,174(19)1/56
2025/7/20参議院愛知選挙区(?)4/14
▲久保田氏の選挙歴

昨年の都知事選から通称立候補できるようになったようです。掲示板ジャックした1人です。都知事選では河合悠祐氏の2,035票、黒川敦彦氏の1,833票、福永活也氏の1,281票、山田信一氏の691票、前田太一氏の521票より多い得票です。

立川市議以前のことは問わないとしても、調べれば調べるほどこの人物のために時間を費やしたくないと思えてきます。

2025年2022年得票数
自民酒井庸行藤川政人 878,403
公明安江伸夫里見隆治 443,250
立民田島麻衣子斎藤嘉隆 403,027
国民水野孝一伊藤孝恵 391,757
維新広田紗久良広沢一郎 351,840
共産須山初美須山初美 198,962
れいわ辻恵我喜屋宗司 108,922
参政杉本純子伊藤正哉 107,387
NHK横山緑N党4人75,326
ほか5人ほか3人56,900
▲参院愛知選挙区

前回のN党は4候補擁立で7万5千票でした。前回は全選挙区で定数いっぱい立てて選挙区2%をクリアしました。今回候補者が減った分は立花孝志氏が兵庫で稼ぐしかないわけです。

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