参政党と自民党を足せば前回と同じ、N党完封、杉田氏も落選

NHK党パーフェクト
自民＋参政は変わらない法則
杉田水脈氏ら

投票日が3連休中日だと、遠慮なく夜ふかしできると喜んでいる人種が一定数いるようです。

NHK党パーフェクト

NHK党はちだい氏の言う「パーフェクト負け」でした。選挙区は全敗、比例区も獲得議席なし、選挙区・比例区ともに2.0％に届かず、です。選挙区の得票数と得票率は次のとおりです。

選挙区	2025年	得票率	2022年	得票率	前回との差
北海道	13,144	0.5％	60,630	2.6%	▲ 47,486
青森	8,837	1.6％	11,335	2.2%	▲ 2,498
岩手	11,676	2.0％	13,352	2.4%	▲ 1,676
宮城	12,473	1.2％	21,286	2.3%	▲ 8,813
秋田	6,715	1.5％	6,368	1.4%	347
山形	4,701	0.9％	7,217	1.3%	▲ 2,516
福島	10,070	1.2％	19,829	2.4%	▲ 9,759
茨城	16,771	1.3％	31,690	2.9%	▲ 14,919
栃木	16,071	2.0％	19,090	2.6%	▲ 3,019
群馬	10,571	1.3％	22,276	3.0%	▲ 11,705
埼玉	26,469	0.8％	51,617	1.7%	▲ 25,148
東京	36,169	0.5％	105,559	1.7%	▲ 70,166
千葉	21,569	0.8％	58,822	2.3%	▲ 37,253
神奈川	34,300	0.8％	74,936	1.8%	▲ 40,636
山梨	4,299	1.1％	7,006	1.9%	▲ 2,707
新潟	16,604	1.5％	17,098	1.7%	▲ 494
富山	6,253	1.3％	6,209	1.4%	44
石川	7,982	1.5％	12,120	2.9%	▲ 4,138
福井	3,541	1.0％	9,203	2.7%	▲ 5,662
長野	13,637	1.4％	16,646	1.7%	▲ 3,009
岐阜	20,348	2.2％	22,648	2.7%	▲ 2,300
静岡	17,528	1.0％	33,663	2.1%	▲ 16,135
愛知	25,017	0.7％	75,328	2.4%	▲ 50,311
三重	18,965	2.3％	22,128	2.9%	▲ 3,163
滋賀	7,635	1.1％	16,980	2.8%	▲ 9,345
京都	9,785	0.8％	16,127	1.6%	▲ 6,342
大阪	20,953	0.5％	53,371	1.4%	▲ 32,418
兵庫	157,005	5.9％	57,704	2.5%	99,301
奈良	8,994	1.4％	8,161	1.3%	833
和歌山	7,000	1.6％	15,420	3.9%	▲ 8,420
鳥取・島根	7,952	1.4％	13,517	2.6%	▲ 5,565
岡山	17,558	2.2％	16,441	2.3%	1,117
広島	16,164	1.4％	16,933	1.6%	▲ 769
山口	8,807	1.5％	8,298	1.6%	509
徳島・高知	14,897	2.5％	14,006	2.6%	891
香川	5,085	1.2％	7,116	1.8%	▲ 2,031
愛媛	8,353	1.4％	12,724	2.4%	▲ 4,371
福岡	13,767	0.6％	32,739	1.6%	▲ 18,972
佐賀	7,832	2.0％	6,383	1.9%	1,449
長崎	6,076	1.1％	6,969	1.3%	▲ 893
熊本	17,708	2.2％	31,734	4.6%	▲ 14,026
大分	9,308	1.8％	10,770	2.2%	▲ 1,462
宮崎	8,330	1.7％	8,255	2.0%	75
鹿児島	12,309	1.7％	15,770	2.5%	▲ 3,461
沖縄	11,512	1.8％	11,034	1.9%	478
計	739,964	1.3％	1,106,508	2.1%	▲ 366,544

▲NHK党候補の地方区得票数

立花氏は兵庫で出ましたが、前回票からの上積みは10万票に達しませんでした。最初から3位ではなかったようです。全選挙区に候補者を揃えたと言っても、立候補の手続きだけで居住地に帰ってしまう候補もいたようで、そもそも活動量が不足していたものと思われます。

立花氏は「引退」を撤回したようですが、もともと誰も本気にしていません。黄色のシャツと水色ベストに赤い帽子では見た目としてもチグハグです。浜田氏はこれで消えましたので、国会議員はあと1人です。

自民＋参政は変わらない法則

自民と参政を足し算した比例議席数は、ここ3回「19」で変わりません。比例得票数で見ても、単純に自民票が参政党に割れたという理解でいいのではないかと思われます。第3列、第5列、第7列の得票数の単位は万票です（千票単位四捨五入）。

	2025	得票	2022	得票	2019	得票
自民	12	1281	18	1826	19	1771
国民	7	762	3	316	3	348
参政	7	743	1	177	–	–
立憲	6	740	7	677	8	792
公明	4	521	6	618	7	654
維新	4	438	8	785	5	491
れい	3	388	2	232	2	228
保守	2	298	–	–	–	–
共産	2	286	3	362	4	448
みら	1	152	–	–	–	–
社民	1	122	1	126	1	105

▲参院比例区の議席数と得票数（2025は確定前＝開票率99.7％）

実際のところ、たとえば神奈川選挙区の「立国自参」を「立国自自」と読み替えれば別に不自然ではありません。「自参」で落ち着いた茨城選挙区にしても、3年前は1位自民が54万票で2位当選した立国推薦の堂込氏は20万票取れていません。「自自」と読み替えるのは可能です。

潜在的需要があった自民の右側に新勢力が台頭しただけの話で、全体的な構図はそれほど変わっていないと思われます。

杉田水脈氏ら

今回は、選挙区で私と同じような投票行動が少なくはなかっただろうと思われます。
（1）与党支持ではない
（2）選挙区情勢で公明と参政党が最終議席を争っている
（3）参政党に議席を取らせないために公明に入れる

公明の選挙区票に上乗せされたのは自民党から来たものだけではないはずです。それにしても、公明は共産とともに減らしすぎです。南無妙法蓮華経。

	選挙区	比例区	前回比例
埼玉	441,613	337,617	375,250
東京	606,181	536,029	629,425
神奈川	571,796	370,351	430,355
愛知	391,824	288,141	347,037
大阪	504,163	447,923	494,147
兵庫	339,822	253,762	297,154
福岡	320,391	250,183	290,270