神戸マンション女性殺害事件
神戸の殺人事件の現場となったマンションの玄関前です。

ストリートビューの撮影時期は今年2月です。事件前ですから、玄関脇の男性が被害者に手を合わせているはずはありません。おそらくタバコに火をつけている場面ではないかと思われます。冬なら日陰を出てから着火するものでしょう。
事件発生は8月20日19時20分頃とされています。当日の神戸の日没は18時42分です。羽交い締めの状態から刺したものと思われますので、人目につくほど大量の返り血は浴びていないのでしょう。容疑者は階段から逃走して手すりに血痕を残しながら、住人とすれ違っています。

刺したのは突発的な行動で手袋の用意はなかったはずです。ただ、被害者を刺した凶器に指紋が付着していたら致命的な証拠になります。入手経路がわからない卒業証書どころの話ではありません。階段を降りたときにはリュックにしまっていたものと思われます。

リパーク
凶器が捨てられていたのは、マンションから1軒挟んだ北側の駐車場です。リパークの時間貸し駐車場ですが、おそらく所有者が異なるのでしょう。南が「磯辺通」、北が「磯辺通第2」と名付けられており、間にフェンスもあります。料金は同一です。

駐車場ならありがちなことですが、ここにも防犯カメラはあります。どちらの駐車場のどこに捨てられていたかは報道されていません。
防カメ設置率ほぼ100%のエレベーター内で犯行が始まったのは予期せぬアクシデントだったとしても、凶器をその日のうちに見つかるようなところに捨てるというのはちょっと理解できません。一刻でも早く手放したいという心理が優先するものかもしれません。
2日後のスピード逮捕が実現したのは警察が指紋情報を持っていたからです。顔を覚えている捜査員はいるでしょうからエレベーター映像だけでも参考人レベルですが、指紋が検出されればもはや指名手配案件です。
飯山線の列車の屋根で発見された遺体の身元がなかなか判明しなかったのは、前科・前歴がなく警察が指紋情報を持たなかったからです。やはり凶器は、指紋を拭き取ったうえで簡単には発見されにくい川や海に捨てるのが最良なのだろうと思われます。
座り込んだ対面のビル
この容疑者は防犯カメラに対して無頓着です。被害者の勤務先ビルの対面で容疑者が座り込んでいたのは「MARIEN BETH」という美容院の前です。栄町通沿いです。

この建物は2階建てで1階は車庫のようです。左右の柱にそれぞれ防犯カメラが設置されています。容疑者は少なくとも2回、柱を背にして座り込んで対面のビルを観察しています。しゃがみ込んでいるのはあくまで歩道上です(青マーカー)。

犯行当日の被害者の退勤時、容疑者はおそらく地図上の赤マーカーの路地から栄町通に出てきたものと思われます。

ここから見張っていたものと思われます。左側のビルには旧式の防犯カメラがありますが、この映像は報道には乗っていないようです。カメラとしてはもう機能していないのかもしれません。
損保ジャパン
被害者の勤務先は損保ジャパンのビルです。地図のA地点が本来の玄関ですが、被害者らの出退勤はBの駐車場入口を使っていたようです。次のストビュー画像はC地点からB方向を見たものです(栄町通の1本南)。

C側には防犯カメラが確認できます。容疑者が盛んに覗き込んでいるのは、このビルの構造が理解しにくいからでしょう。咎められる心配はなさそうですから、BC間を通り抜けしたことがあるのかもしれません。
神戸市長は防犯カメラ増設を表明しました。犯人検挙には有効だとしても、この容疑者のように防カメの存在をまったく無視できるタイプに対する防犯効果はそれほど期待できないことになります。





コメント