浸水した玉名の呉服店前のアンダーパスは暗渠ではないか?

有明海の満潮≒雨のピーク

アメダス岱明(たいめい)は熊本県玉名市にあります。玉名市は南東側で熊本市と接しています。合併前の旧・岱明町ですが、8月10日20時から11日4時の1時間降水量は次のとおりです。20時の1時間降水量とは20時までの1時間という意味です。

降水量気温気象庁玉名市
10日20時0.027.8
10日21時19.527.021:25大雨警報21:26高齢者等避難
10日22時92.024.622:05土砂災害警戒情報
22:09洪水警報
22:05避難指示
10日23時104.524.8
10日24時79.025.10:00緊急安全確保
11日01時32.025.00:20大雨特別警報
11日02時29.524.7
11日03時18.024.8
11日04時5.024.7
▲アメダス岱明の時間降水量等

アメダス岱明で1時間降水量が100ミリを超えたのは今回が初めてです。しかも間の悪いことに、この日の満潮時刻は22:16です。満潮を迎えたその時が雨のピークでした。そのうえ満月が前日9日ですから大潮です。

玉名駅から5~6キロで海です。

玉名市(地理院タイルを加工)

アメダス岱明から玉名駅まで直線で3.6キロほどです。

呉服店

10日11時頃には畳が浮いたという呉服店です。JR鹿児島本線とのアンダーパスには遮断器が設置されています。店主さん?がGoogleマップに投稿した動画では、降りた遮断棒が水面下に隠れてしまっているようです。

阿波屋呉服店

アンダーパスは人も通り抜けられるように歩道が設けられ、歩道の両側にフェンスがあります。店側のフェンスの頭しか見えない状態だったようです。

呉服店は道路から3段上がって店内に入る構造です。畳敷が設けられている以上、上がり框があるはずですから、玄関床から少なくとも30センチ以上の浸水になります。

どうやらこのアンダーパスの最深部は手前の海側にあるようです。排水溝は高架より海側です。

たぶん暗渠?

で、このアンダーパスの北側には水路が途切れている箇所があります。

アンダーパス
アンダーパス(地理院タイルを加工)

水路が消滅してしまうことはあり得ません。見た目で見えないだけです。下の2つの建物の間にある未利用の細長いスペースは、暗渠化されていて地下では水が流れているものと思われます。

暗渠?

ということは、この暗渠がアンダーパスまで続いていると考えたほうがよさそうです。アンダーパス最深部の排水溝の水を受け止めているのは暗渠なのだと思われます。

低い

周囲の建物の状況からすると、もしこのビルが立つ前に建物があったとすると、浸水履歴があるのではないかと思えなくもありません。

ラーメン店

やはり玉名市内で浸水したラーメン店です。画像中央の通用口扉の右に郵便受けがあります。水の高さはその上にあるインターホンを超えたようです。

ラーメン店

こちらは菊池川水系ではなく境川水系です。歩道脇のフェンスは水路に落ちないように設置されているものです。ここは暗渠化されていません。

用水路

もともとは田んぼでしょうから用水路は張り巡らされています。小河川に過ぎない境川には時間100ミリを受け止めるキャパはなかったのでしょう。玉名市が公開している洪水ハザードマップでは1000年に1度、最大3~5m浸水するとされている地域です。

ハザードマップ
玉名市>洪水浸水想定区域

呉服店のほうも建物は1~3mの浸水が想定されています(あくまでも1000年に1度)。

けっして想定外の浸水というわけでもなかったことになります。市役所自体も浸水想定区域内ですけど…。

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