定数20、立候補者は30人
立候補者は前回と同じ30人でした。全会一致で田久保市長不信任案を可決した前職19人のうち市議会会派「政和会」所属の杉本憲也氏は、市長選を睨んで市議選出馬を見送っています。
同姓の杉本一彦氏は最初から田久保市長の学歴疑惑を追及していました。市議会会派「伊東未来」所属で前回同様に維新公認です。維新は一彦氏だけの立候補です。

一彦氏は2019年県議選(伊東選挙区)に挑んだことがありますが3位で落選しています。市議選では上位当選を重ねています。ときおり横柄さを感じさせなくもない態度を見せる議員です。
杉本一彦氏と同じ市議会会派「伊東未来」に属するのが青木副議長です。私は使いませんが、「田久保劇場」と言い出したのが青木氏だったはずです。あまり選挙に強いわけではないようで、前回2023年市議選では田久保氏より2票多いだけの19位当選でした。

自民公認が消えた
中島議長や百条委員会の井戸委員長は、前回は「自由民主党公認」でしたが今回の選挙公報では自民党を強調していません。ご時世的に「自民」より「無所属」のほうが集票できるということなのでしょう。

井戸氏は伊東市支部の支部長という役職を添えています。井戸氏も中島氏も市議会会派は「自由民主伊東」です。同会派のほかの2人も無所属出馬です。
公明は前職3人だけの出馬です。共産は前回2人擁立しましたが、今回は前職1人だけです。れいわも前職1人で、ほかの政党からの公認候補はいません。前職の浅田良弘氏が立憲推薦です(市議会会派は無所属、前回・前々回の公報でも無所属)。
耐震性に欠ける今の図書館をそのままにしておくことはできません。廃校になった西小学校再活用案より標高の高い市役所に移転してしまう案のほうが着地点としては現実的かもしれません。宇藤氏は79歳新人で画家だそうです。

片桐氏は元参政党支部の会計責任者
無所属新人の片桐基至氏は「不信任案に断固反対」だそうです。反対を明言している唯一の候補です。前回市議選では506票を得ていますので、田久保氏の727票の半分を引き継ぐことができれば当選ラインに浮上します。

図書館については「代替案への取り組み」だそうです。実は、片桐氏のことは調べたことがあります。日本保守党ではなく、参政党支部の会計責任者だったようです。

2016年に阿賀野市議選で805票を得て当選しています。当時は横井姓であり、所属政党が幸福実現党です。幸福実現党→参政党→無所属(田久保派)という華麗なる経歴のようです。
アンケートに回答しない候補者
古川勇貴氏は前回市議選では188票でした。田久保氏を支持するかどうかのアンケートには無回答です。

やはり無回答組の梅田和江氏です。伊豆高原で風水系のサロンを経営しているようです。66歳です。

シュタインマン信子氏のことも調べた経緯がありますが、あまりよくわかりませんでした。50歳で、アラビア語もできるそうです。イスラム学の博士号を東大で取得しているようです。カイロ大でないのがつくづく残念です。アンケートでは再議決については態度未定としています。

アンケートと裏腹な行動もあり得ないことではありません。田久保派は3~4人ですが、ステルス田久保派を足して7人揃っているかもしれません。そうだとしても7人当選は難しそうです…。
【2025/10/15追記】私の見立てでは田久保度10割が2人、8割と6割が1人ずつ、4割と2割が2人ずつです。7人は揃えていると考えたほうがよさそうです。過去4回の伊東市議選で現職当選率は85%ですから、今回出馬した前職18人は落ちても3~4人です。新人の当選者はせいぜい5~6人でしょうが、「南」の移住者の投票率が高くなれば7人確保する可能性がまったくゼロとも言えません。
アンケートは不信任再提出に対しての賛否を問うただけです。不信任に賛成と答えて採決を「欠席」しても、必ずしも言行不一致ではありません。なお、共産前職は辞職勧告にも不信任にも賛成しています。





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