前回2位が1位、前回3位が2位…
主流・非主流が完全に入れ替わりました。自民党的にはそれなりに評価されるものではないかと思われます。世紀の大凡戦が歴史的波乱で幕を閉じました。
かつて、私は次のようなパ・リーグ開幕戦を見たことがあります。ライオンズのヒットは、9回ウラ先頭打者の二塁打と伊東の逆転満塁サヨナラホームランの2本だけでした。

日本シリーズでは逆転5回の試合もありました。私は平日にずれ込んだ第7戦のチケットも持っており、有給休暇を取得する羽目になりました。

次の試合は逆転4回ですが、9回表に5点差を逆転、9回ウラに逆転サヨナラという試合です。

このゲームを私は次のように評しています。
両チーム合わせて4つのエラーすべてが得点に絡んだ。暴投が5つ、四死球は14個だ。6回表と8回裏にはスリーバント・スクイズの失敗がある。好ゲームだったとは言えないだろう。だが、面白い試合だった。記録マニアとしては、ごちそうさまの試合でもあった。
1回目地方票は順当
党員票に関しては、10%前後の違いが出ることは織り込み済みです。党員票が大きく食い違ったわけではありません。
| 日テレ | 実際 | 比率 | |
| 高市 | 110 | 119 | 108% |
| 小泉 | 88 | 84 | 95% |
| 林 | 72 | 62 | 86% |
| 小林 | 14 | 15 | 107% |
| 茂木 | 11 | 15 | 136% |
問題は議員票です。投票日前日(10/3)のJNNとANNは次のような情勢報道でした。


議員票
1回目の議員票は、立候補届け出順に小林氏から発表されました。小林氏の44票や茂木氏の34票に驚きました。序盤の2強が終盤は三つ巴になる流れで、4位や5位の候補は普通なら削られていくはずです。私が今年の参院選で公明党に入れたように、です。
| 10/1 日テレ | 10/3 ANN | 10/3 JNN | 10/3 FNN | 実際 | |
| 高市 | 40半ば | 50弱 | 50強 | 40超 | 64 |
| 小泉 | 70超 | 約90 | 80強 | 80超 | 80 |
| 林 | 50超 | 60超 | 50強 | 約60 | 72 |
| 小林 | 約30 | 30半ば | 30強 | 44 | |
| 茂木 | 約30 | 約30 | 約30 | 34 | |
| 不明 | 約70 | 約30 | 50弱 | 約50 |
去年は小林氏41票、茂木氏34票でした。議員の数は減っているのですから、これよりも下がるのが普通です。2人合わせて60票も行かないという見立てに反して、20票ほど多い計78票です。
当日の小泉陣営総決起集会には秘書の代理出席を含めて92人が参加していたということです。3桁が予想されていたのに、小泉氏の1回目議員票は下限値を下回るわずか80票です。小泉+林の合計で152票、他3陣営で142票です。予想外の僅差にはなりそうです。
| 議員 | 地方 | |
| 高市 | 149 | 36 |
| 小泉 | 145 | 11 |
決戦に進めなかった3陣営の票が丸ごと動くわけではないとしても、1回目の小泉+林票152票にさえ届かないということは「行って来い」も起きなかったワンサイドです。
どうやら麻生派が1回目は小林氏と茂木氏に、決戦では両陣営込みで高市氏に乗ったようです。そうした論戦はありませんでしたが、自民党が右を取り戻したいと考えるなら、高市氏が選ばれるほうが自然です。
話が違うと言いたいのは、維新や公明や参政党です。とりわけ早々と維新を離党した3人は行動が早すぎたようです。国民民主もひそかに困っているクチかもしれません。この先10日で連合と調整できるものでもないでしょう。
親和性があるから組めるということは、どちらかが埋没する懸念もあるわけです。連立を組んでしまえば、自民党の都合だけで解散することもできません。





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