「国葬反対8割は大陸から」小林貴虎氏が津市議選で復活

1/25の津市議選

定数36の津市議選は1月25日に投開票され、2位当選が参政党の女性候補で、公明党は3人の現職を7位から9位に揃えました。幸福実現党が議席を確保し、れいわ新選組の30歳新人は届きませんでした。30位で当選したのが小林貴虎・元三重県議です。

2026年1月津市議選の選挙公報

致命的なものではないのでしょうし支持者は寛大だったようですが、選挙公報に誤字を見かけることはあまりありません。帝京科学大なら理系です。

貴虎氏が「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」旨のツイートをしたのは2022年10月2日です。この年の7月参院選に銃撃事件が起きています。「国葬儀」は9月27日に武道館で実施されました。

10月4日に貴虎氏は「8割」の情報源が当時は経済安保担当大臣だった高市早苗氏であることを明らかにします。翌5日に県議会の戦略企画雇用経済常任委員会を辞任し、6日の記者会見で他の出席者やそのメモを見て自身の間違いに気づいたとして発言を撤回します。

文鮮明氏の葬儀で実行委員?

翌春の統一地方選では自民公認が得られず無所属で挑んで最下位落選でした。貴虎氏の選挙歴です。

年月日選挙当落得票数順位(定数)
2011/04/24津市議補選30,7861/6(2)
2014/11/26津市議選3,10820/40(36)
2018/01/28津市議選3,2767/10(36)
2019/04/07三重県議選13,4385/8(7)
2023/04/09三重県議選5,2479/9(7)
2026/01/25津市議選2,02130/47(36)
▲小林貴虎氏の選挙歴

文春は貴虎氏が2012年9月15日に韓国で行われた文鮮明氏の葬儀「聖和式」の実行委員だったと報じましたが、本人は否定しています。天宙平和連合(UPF)の職員だったことも否定していますが通訳をしていたことは認めており、市議時代の教会への出入りも認めています。

貴虎氏が卒業した津高校と津家庭協会のプレートが掲げられていた建物は徒歩2~3分の至近距離ですが、卒業は1992年でしょうから高校時代から接点があったということではないはずです。

津高校
津高校(地理院タイルを加工)

UPFは何人もの専任職員を抱えているような団体ではないはずですが、その活動歴は2011年の市議補選初当選時点で「5年」として紹介されています。

5年間活動していた
インターネットアーカイブ>UPF Day of Families Observed in Tokyo(2011/05/14)

高市氏の対応

2022年参院選後の内閣改造で高市早苗氏は経済安全保障担当大臣として入閣します。政調会長からの横滑り人事でした。10月2日の日曜日には名古屋駅前カンファレンスセンターで、日本会議の東海地方議員連盟が結成されています。

名古屋駅前カンファレンスセンター
名古屋(地理院タイルを加工)

日本会議の「東海」とは長野県を含んだ5県だそうです。会場は名古屋国際ホテルとの報道もありますが、ワシントンホテル系列の栄の名古屋国際ホテルなら2020年に閉業しています。

「8割」の元の発言は、AERA DIGITAL(2022/10/08)によれば高市氏の「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸の人かなと思っているというものだそうです。思っているだけなら、それが妄想に過ぎないとしても自由です。

発言したのはクローズドの場であり、高市氏は講演の冒頭で「大臣としての立場ではなく、個人の立場として話す」と断っていたということです。高市氏は会議が非公開であったことから、詳しい言及は避けながら「不正確な情報」だったとツイートしています。

根拠を示すことができない妄想がリップサービスとして語られ、それを真に受けたか真に受けたフリをした貴虎氏が誇大に拡散したということのようです。この構図は兵庫県と似ています。

私は田久保氏が告発の投書を最初から「怪文書」と決めつけていたのは、高市氏の放送法内部文書が念頭にあったのだと感じています。否定し続ければ逃げ切れる(可能性がある)という対応だったものと思われます。

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