2026渇水へ? 群馬と埼玉の計31観測所の降水量

関東は逃げ切れる?

現状で国交省は近畿、九州、四国、中部の4地方整備局で渇水対策本部を立ち上げています。関東も少雨傾向が続いていますが、水不足というほどではありません。

北毛
北毛(地理院タイルを加工)

矢木沢ダムの貯水率は23%台ですが、アメダス藤原の降雪は平年並みの範囲です。しばらく雨が降らなくても雪解けが進めばダムへの流入量は確保されます。もっとも雨不足は相当なもので、前橋地方気象台では昨年11月から昨日(2/19)までの降水量が17ミリです。

前橋地方気象台の月降水量
気象庁>前橋(群馬県) 降水量の月合計値(mm)など

今年に入ってからはまだ0.5ミリですので、Excelは0.5ミリを表示してくれません。

熊谷地方気象台の月降水量

熊谷地方気象台では昨年11月からの降水量が前橋より少し多い26ミリです。もともと雨の少ない地域ですから、これまでもそれでやってきたということになります。怖いのは大規模な森林火災で、海から遠いこの地域では最後の手段としての海水散布ができません。

群馬県と埼玉県の31観測所

今回は群馬県と埼玉県の31観測所を集約しました。次表第2列の「統計開始」は月半ばから観測開始のケースを含みます。第3列も同様です。第4列「未満」は月降水量1ミリ未満の月数、第5列「率」はその割合、第6列「直近」と第7列「その前」は月降水量1ミリ未満だった年月です。

群馬埼玉統計開始観測月未満直近その前
藤原1977/1157900.0%
みなかみ1976/0459800.0%
片品1977/0758300.0%
草津1976/0459800.0%
沼田1976/0459800.0%
中之条1976/0260020.3%1999/011998/11
田代1976/0459800.0%
榛名山1976/0459810.2%2024/12
前橋*1896/121550312.0%2026/012024/12
黒保根1978/0659691.5%2026/012024/12
桐生1976/01602111.8%2026/012024/12
上里見1976/03600132.2%2026/012024/12
伊勢崎1998/07331164.8%2026/012024/12
西野牧1976/0360071.2%2026/012020/12
藤岡1976/01602172.8%2026/012024/12
館林1976/0360050.8%2020/121995/12
神流1977/1157991.6%2024/122020/12
寄居1976/04599142.3%2026/012024/12
熊谷*1896/121550271.7%2024/122020/12
上吉田1977/08582122.1%2024/122020/12
鴻巣1976/0459991.5%2024/122020/12
久喜1976/0459981.3%2024/122020/12
三峰1976/0160240.7%2000/122000/02
秩父*1926/011201221.8%2024/122020/12
浦山1977/0658471.2%2020/122000/12
ときがわ2000/0431041.3%2024/122020/12
鳩山1977/12578101.7%2026/012024/12
飯能1976/0459981.3%2026/012024/12
さいたま1976/0459950.8%2024/122011/01
越谷1976/0459940.7%2024/122011/01
所沢1976/0459961.0%2026/012024/12
204122611.3%
▲群馬と埼玉の39観測所

国内最高気温41.8℃のアメダス伊勢崎は1998年7月に移転して、この移転によって統計断絶されています。月1ミリ未満は移転前5回、移転後11回です。

  • 移転後の観測月:331月、移転後の月1ミリ未満:11月、比率:3.3%
  • 移転前の観測月:242月、移転前の月1ミリ未満:5月、比率:2.1%

上の表の「4.8%」は、移転後の観測月数を分母とし、通算の1ミリ未満を分子とした数値です。

月1ミリ未満は増えていないようだ

廃止された観測所は次のとおりです。

始期終期未満直近その前
野反湖1976/052008/100
雨見山1976/052008/100
高手山1981/072008/100
前武尊1976/051981/070
赤城山1976/052008/110
一の字山1976/052008/100
稲含山1976/052008/110
堂平1976/052000/0452000/021999/12
▲群馬と埼玉の廃止観測所

これまで5回分の月1ミリ未満のち点数を集約してみました。1ミリ未満が増えているとは言えないようです。

月1ミリ未満の地点数

大量発生したのは(A)1988年12月、(B)2011年1月、(C)2024年12月、(D)2026年1月です。CとDの間隔があまりに短いことで、増えているように感じてしまうものと思われます。

アメダスときがわ

アメダスときがわは町役場から8キロ以上離れた山間部ですが、雨量計自体はフェンス内に格納されており、別に特徴的ではありません。右の看板は「指定避難所」、左が「土石流危険渓流」です。

アメダスときがわ

左奥はそれほど高い山ではなく、土石流が発生したとしても避難所の建物には影響ないでしょうが、雨量計は押し流されそうです。

アメダスときがわ

アメダスときがわの月降水量は去年の1月2月が18.5ミリ、今年は2/19まで17.5ミリです。驚くほど少ないわけでもありません。

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