明暗が分かれた?福岡と東三河、福岡でも貯水率は一定回復

宇連ダムの貯水率

宇連ダムの貯水率は50%を超えました。田植えはほぼ通常どおり始まっているものと思われます。

公益財団法人愛知・豊川用水振興組合>宇連ダム貯水率

一方、福岡では必ずしも顕著な回復ではありません。21ダムの貯水量は次のとおりです。率では40%台には乗りました。

福岡県>福岡県主要ダム貯水量

福岡のダムは小規模

宇連ダムは小規模ダムと言われていますが、全国レベルで考えればそれほど小さいダムでもありません。福岡21ダムのうち利水容量で宇連ダムを上回るのは那珂川水系の五ケ山ダムと筑後川水系の小石原川ダムだけです。

豊川水系)宇連ダム2911万㎥
天竜川水系)佐久間ダム3億2685万㎥
矢作川水系)矢作ダム6500万㎥
福岡21ダム2億2416万㎥
那珂川水系)五ケ山ダム3170万㎥
筑後川水系)江川ダム2400万㎥
筑後川水系)小石原川ダム3500万㎥
筑後川水系)寺内ダム823万㎥
▲各ダムの利水容量

佐久間ダムは貯水容量が全国8位の巨大ダムです。最後は佐久間ダムに頼れるのが豊川用水ですが、その切り札を持たないのが福岡です。

福岡では麦の刈入れ後に田植えが始める二毛作が多く、この場合の田植えの時期は6月初旬から中旬で、通常は梅雨入り後になります。生活用水の季節変動はありませんので、夏場により多くの水を使うのはあくまでも農業用水です。

21ダムの中で筑後川水系上流にあるのが江川ダム(27.3%)、小石原川ダム(19.6%)、寺内ダム(38.1%)です。アメダス朝倉の近隣です。

江川ダム
江川ダムほか(地理院タイルを加工)

ここの回復が遅れているようですが、2月以降は悪化しているわけではなく深刻化してはいません。幸いにも、向こう1か月の予報は福岡では平年並みです。水不足が極端に進行する事態は避けられそうです。

気象庁>朝倉(福岡県) 2026年(月ごとの値)主な要素 など

アメダス飯塚

旧・飯塚測候所は1931年に「町立飯塚見張所」として設立されています。現在地と敷地は同一と思われます。1935年に国営移管されており、気象庁サイトで確認できるデータは同年以降です。無人化されて「飯塚特別地域気象観測所」になったのは1994年です。

下関に気象台があるため、北九州(小倉)に測候所を設ける意味はありませんので、筑豊の飯塚が測候所になったものと思われます。

アメダス飯塚の月降水量は次のとおりです。

今月も平年を上回りそうな勢いはあります。

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