小説「吉里吉里人」
井上ひさしの小説「吉里吉里人」の単行本が発売されたのは1981年8月25日だそうです。調べてみると火曜日です。私は学生であり、時期的には夏休みですので授業はありません。開店直後の近くの本屋で800ページを超える分厚い本を買い求め、3日がかりで読了したはずです。
小説「吉里吉里人」の舞台設定は岩手県境に近い宮城県の赤壁駅付近です。東北本線には一ノ関駅の手前に有壁駅が実在します。

東北本線は宮城県登米市から岩手県一関市に県境を越えますが、有壁駅で再度宮城県に入ってから一ノ関駅に向かいます。小説の中の吉里吉里国は県境に出現した独立国です。吉里吉里国に駅は1つしかありません。
小説の中の吉里吉里国には国立水上空港が登場しますが、これは海上空港ではありません。小説の吉里吉里国はあくまで東北内陸部の独立国です。この付近から大槌町吉里吉里まで直線で約90キロです。実在する吉里吉里は太平洋沿岸です。

釧路湿原
今回の大槌町は平成以降では昨年の大船渡に次いで消失面積2位と言われています。2024年までの1位はどこなのか調べてみたら、1992年11月の消失面積1030haに達する火災が起きています。傾斜地のない湿原ですので山林火災というより原野火災と呼ぶほうが正確かもしれません。

釧路湿原では1975年5月に消失面積2700haの火災が発生しており、また1985年4月にも消失面積2200haに及ぶ火災があったようです。1975年と1992年の釧路湿原ははタバコが出火原因とされています。
| 3 | 1992/11/2 | 釧路市北斗 | 1030 |
| – | 2025/2/19 | 大船渡市三陸町綾里 | 324 |
| – | 2025/2/25 | 陸前高田市小友町柳沢 | 8 |
| 1 | 2025/2/26 | 大船渡市赤崎町合足 | 3370 |
| 2 | 2026/4/22 | 大槌町小針&吉里吉里 | ? |
昨年の大船渡市の山林火災(3連続のうち3回目)は、最終的な消失面積が約3370haに及んでいます。27日現在で1618haということですので、約半分には達しています。
昨年の大船渡(3回目)は2月26日が出火日です。2月25日に陸前高田と大船渡の市境で発生した第2の火災は翌26日に鎮圧状態となり、両市の避難指示は正午に解除されました。13時過ぎには合足(あったり)漁協近くで第3の火災が発生しました。

発災8日目の3月5日のアメダス大船渡の日降水量は26ミリです。延焼はここで食い止められて、5日以降は新たな避難地域の設定はありませんでした。3月9日夕方に鎮圧宣言が出され、翌10日に避難指示は全域で解除されています(鎮火は4月7日)。
アメダス大槌とアメダス釜石

アメダス大槌とアメダス釜石の降水量は次のとおりです。


今回の発災日は4月22日ですが、ウェザーニューズ社の解析値では内陸の小槌が13:50で湿度8.7%、風速9.4m/s、沿岸の吉里吉里では16:20で湿度11.8%、風速8.3m/sです(4/23【岩手県大槌町 山火事】山林火災が継続。湿度8.7%の異常乾燥と強風が原因か 今後の天気は?)。
5/1の予報が降水量53ミリですので鎮圧には十分な量です。






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