5つの管区気象台に名古屋地方気象台を加えた6地点の最早真夏日と最早猛暑日を調べてみました。
立地と最高気温
まずは6地点の位置関係です。東名阪福は緯度的にはさほどの大差がありません。

札幌管区気象台は石狩湾から直線で14キロ以上あります。この6地点のなかではもっとも内陸立地です。名古屋地方気象台は名古屋の中心市街地ではなく、千種区でもやや郊外の高台立地です。名古屋港からの直線距離は10キロ以上になります。
仙台管区気象台は仙台駅海側の宮城野区ですが、太平洋からは9キロ以上離れおり、必ずしも沿岸立地というわけではありません。大阪城の近くにある大阪管区気象台は安治川河口にある天保山の大阪湾検潮所まで8キロ以上の直線距離があります。
アメダス「東京」は大手町の旧気象庁本庁舎から北の丸公園に移転したのが2014年12月です。竹芝桟橋までの直線距離は4キロ以上です(現在の気象庁庁舎は虎ノ門、東京管区気象台庁舎は清瀬)。福岡管区気象台は福岡ドームから約2キロで大濠池の南側です。
6地点の最高気温は次のとおりです。
| 最高気温 | 起年月日 | 統計開始 | 緯度(北緯) | |
| 札幌 | 36.3℃ | 2023/8/23 | 1876/09 | 43度03.6分 |
| 仙台 | 37.4℃ | 2025/9/02 | 1926/10 | 38度15.7分 |
| 東京 | 39.5℃ | 2004/7/20 | 1875/06 | 35度41.5分 |
| 名古屋 | 40.3℃ | 2018/8/03 | 1890/07 | 35度10.0分 |
| 大阪 | 39.1℃ | 1994/8/08 | 1883/01 | 34度40.9分 |
| 福岡 | 38.3℃ | 2018/7/20 | 1890/01 | 33度34.9分 |
名古屋は40℃台を2回観測しています。県庁所在地の気象台で40℃台の実績があるのは、ほかに山形、前橋、甲府、静岡です。
今年、最高気温が更新されてもあまり違和感がないのは、名古屋、札幌、仙台です。東京は移転後の最高気温が2018年7月23日の39.0℃です。東京と大阪は39℃の壁を超えられるかどうかが焦点なのかもしれません。

最早真夏日
6都市では今年まだ真夏日は観測されていませんが、この週末から週明けにかけて東名阪では真夏日に達する予報です。
| 最早真夏日 | 気温 | 2025年 | 気温 | |
| 札幌 | 1938/5/15 | 31.1℃ | 6/19 | 30.3℃ |
| 仙台 | 2020/5/02 | 30.8℃ | 6/17 | 34.7℃ |
| 東京 | 1959/5/05 | 31.0℃ | 5/20 | 31.1℃ |
| 名古屋 | 2004/4/22 | 30.3℃ | 5/20 | 31.1℃ |
| 大阪 | 2005/4/30 | 30.7℃ | 5/22 | 30.5℃ |
| 福岡 | 2005/4/29 | 30.1℃ | 5/20 | 32.0℃ |
札幌では1938年に、東京では1959年に最早真夏日が観測されています。札幌の5月真夏日は過去7回しかなく、2019年がそのうち3回です。

昨年の真夏日は大阪で102日、名古屋でも101日です。冷夏でコメが凶作となりタイ米が輸入された1993年は仙台の真夏日は1日のみでした。
最早猛暑日
早ければ今月中に猛暑日地点も出現することになります(去年は5月21日の神岡)。6地点では6月中旬から7月にかけてです。
| 最早猛暑日 | 気温 | 2025年 | 気温 | |
| 札幌 | 1924/7/11 | 35.5℃ | 7/24 | 35.3℃ |
| 仙台 | 2022/6/25 | 35.1℃ | 7/21 | 35.2℃ |
| 東京 | 2022/6/25 | 35.4℃ | 7/07 | 35.6℃ |
| 名古屋 | 2013/6/13 | 35.7℃ | 6/17 | 35.4℃ |
| 大阪 | 2013/6/13 | 36.1℃ | 7/01 | 35.3℃ |
| 福岡 | 2004/6/20 2025/6/20 | 37.3℃ 35.1℃ | 6/20 | 35.1℃ |
名古屋と大阪では2013年の6月13日が最早です。もうそろそろ冷房必須の季節です。

昼の暑さでは名古屋ですが、大阪や福岡にくらべて熱帯夜は少ないという特徴があります。





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