2026年4月21日の広島地方気象台で日最小湿度4%

気温が上がって相対湿度が下がる

先月21日の広島地方気象台では日最小湿度が4%でした。広島では1950年1月から湿度観測が始まっており、3万日近く観測が継続されています。従来の広島の日最小湿度記録は8%でしたので、一気に4ポイント更新されたことになります。

そこで、県庁所在地等の最小湿度の記録を調べてみました(埼玉は熊谷地方気象台、滋賀は彦根地方気象台、山口は下関地方気象台、千葉に関してはアメダス千葉。ほかに0%の記録がある高山と屋久島を加えた計49観測所)。次表の第1列では1位と2位の記録の差を求めています。

観測所1位起年月日2位起年月日統計開始
1札幌82017/5/0692008/4/231950/1
0青森92004/5/0892003/5/051950/1
2秋田72026/4/1792002/4/241950/1
0盛岡72008/4/2271999/4/221950/1
2仙台72005/4/0692026/4/221950/1
0山形72017/5/0472015/4/261950/1
1福島52009/4/1862008/4/161950/1
2水戸72019/4/0692021/4/221950/1
1宇都宮61971/3/1972026/4/211950/1
0前橋62003/2/2862002/3/171950/1
1熊谷62018/3/3072017/3/201950/1
1千葉82021/4/2292011/4/121966/4
0東京62003/2/2861963/1/241950/1
1横浜82003/2/2892011/1/161950/1
1長野62006/3/2572020/5/081950/1
1甲府32009/2/1242019/4/061950/1
0静岡62013/3/1062013/3/061950/1
2名古屋52019/5/0472019/5/041950/1
0岐阜62021/4/2262002/4/051950/1
181997/4/1692019/5/041950/1
1新潟112013/5/09122015/4/231950/1
0富山72013/5/0972005/4/061950/1
3金沢42005/4/0672019/4/161950/1
1福井62001/4/2372016/4/161950/1
2彦根62001/4/2381977/4/111950/1
1京都62001/4/2372019/5/041950/1
1大阪81999/5/1792026/4/211950/1
1奈良82006/3/2592021/4/221953/5
2和歌山62004/4/2982007/4/101950/1
1神戸62012/4/0271950/5/141950/1
1岡山72021/4/1182026/4/211950/1
4広島42026/4/2182025/5/041950/1
1松江102000/4/01112000/3/031950/1
0鳥取82009/5/0982001/4/271950/1
1徳島82021/4/2192022/4/171950/1
1高松51999/4/3062009/4/091950/1
1松山62009/5/1072005/4/171950/1
0高知92021/4/1092014/4/111950/1
2下関72005/4/1792013/5/081950/1
1福岡92025/3/14102014/5/181950/1
1大分92024/3/15102007/4/281950/1
0長崎82013/2/2882007/5/131950/1
1佐賀52021/5/0661999/3/231950/1
2熊本42002/4/0562004/4/251950/1
3宮崎62002/4/0492008/3/061950/1
3鹿児島31978/4/2762014/3/111950/1
12那覇102009/5/09222015/4/151957/7
1高山02005/4/0912009/4/071950/1
8屋久島01971/1/1981968/4/211950/1
▲各地の最小湿度

読み取れることがいくつかありそうです。
(1)季節的には4月からGW明けが最小湿度のピーク
(2)1950年1月統計開始なのに、古い記録はあまり残っていない
(3)沿岸は高め、内陸は低め
(4)1位と2位の4ポイント差は極端に大きいわけでもない?

相対湿度ですので気温が上がると湿度は下がるという理屈のようです。加湿器を仕舞い込むのはまだ少し早いかもしれません。1900年代の記録があまり残っていないのが、(A)気候変動的な要素によるものなのか、(B)湿度計の精度によるものなのか即断しかねます。

新潟地方気象台は2012年6月に移転しています。移転後のほうが日本海からも信濃川からも距離的には遠ざかっています。また、松江地方気象台は宍道湖と中海に挟まれた市街地立地です。

2026年4月21日の広島

今の広島地方気象台は広島城近くの市街地にあります。瀬戸内海との距離は5キロ以上です。

広島地方気象台

風速計の高さは地上95.4mで全国一です。どうやら風速計が設置されているのは右側(西)の塔のようです。20日から22日まで72時間の毎正時の湿度は次のとおりです。

広島の湿度
気象庁>広島(広島県) 2026年4月21日(1時間ごとの値)など

10分ごとの数値では13時台から15時台にかけて何度か5%が観測されています。風向きは北東から北です。最大瞬間風速は10m/s以上も見られますが、地上95mですから割り引いて考える必要がありそうです。湿度計ヘタレ疑惑も感じないわけでもありませんが、異常値というほどでもありません。

2009年5月9日の那覇

沖縄気象台は新都心公園付近です。南~東南東の風なら湿度が抑制される効果が期待できます。

沖縄気象台

2009年5月9日に唯一の10%台を観測しています。72時間の湿度は次のとおりです。

那覇の湿度

海外では相対湿度より露点温度で湿度を示すことが多いようです。13時の露点温度は驚異的な氷点下4.1℃です。

10分ごとの観測値ではやはり風向が貢献しているようです。

気象庁>那覇(沖縄県) 2009年5月9日(10分ごとの値)
2025年の平均湿度が91%だったアメダス浜鬼志別
2025年の最小湿度、低いほうからTOP102025年で雨量観測所と航空気象観測所以外のアメダスには湿度計設置がほぼ完了したようです。小山と江戸川臨海がまだのようですが、年度内には設置されるものと思われます。2025年の最小湿度が6%以下だ…
2024最小湿度、全国2位は大隅半島のアメダス肝付前田
2024年の最小湿度湿度観測所が着実に拡大されています。2022年は405か所でしたが、2023年は594、2024年は694観測所ですから、どうやら来年度で完了するものと思われます。2024年の最小湿度が7%以下だったのは次の8観測所です…
1971年1月19日の屋久島、疑惑の最小湿度0%
もう1つあった最小湿度0%私はてっきり2005年4月9日に旧・高山測候所で観測された相対湿度0%は「日本唯一」だと思っていました。ところが、1971年1月19日に旧・屋久島測候所で最小湿度0%が記録されていることに気づいてしまったのです。主…

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