アメダス比立内(ひたちない)
秋田県北秋田市のアメダス比立内をGoogleマップで検索すると、2階建ての建物にピンが刺さります。

厳密には建物の手前が示されますが、手前に雨量計はありませんので、奥にあるフェンスで囲まれた区画をアメダス観測所だと言いたいのかもしれません。
アメダス比立内は雨量観測所ですから、風速計はありません。電柱は必要ですが、屋根の高さを超えるような柱が設置されるイワレはありません。積雪地域の雨量計はそこそこの高さにあるはずですが、肝心の雨量計を確認できません。周囲にもそれらしいものは見つかりません。
緯度経度を入力してゼロから探すことにしました。経験上、どうやらアメダスはもっと駅に近いはずです。

「こっち」に雨量計と思われるものが見つかりました。画像中央に櫓に乗せられた雨量計らしい灰色のブツが見えます。その右手には百葉箱らしい形状のものもあります。ここがアメダス比立内ということでいいのではないかと思われます。

第三セクター路線の秋田内陸線は角館駅から鷹巣駅までを結ぶ全29駅のローカル線です。最新の時刻表によれば比立内駅発で角館行きの列車は1日8本設定されています(1両編成を列車と呼んでいいかどうかという疑問はあります)。
昨年12月には始発快速電車が倒木で橋から脱線転落する事故がありましたが、幸いにも乗客にケガ人はありませんでした。誰も乗っていなかったからです(数mの落下で51歳の運転士はケガ)。
アメダス桧木内
アメダス桧木内でも携帯基地局っぽい施設が観測所扱いされています。どの角度から眺めてみても雨量計を疑いたくなる装置が見当たりません。フェンスはありますけど…。

緯度経度検索してみると、今度は派手に場所が異なります。

それらしい場所を探してみると、「なか志ま旅館」さんの裏手で櫓の上に乗せられたブツを発見しました。画像では木製電柱の左手です。なお、この旅館では地元産の熊鍋が食べられます(予約必須)。

老舗旅館にアメダスが設置されているケースは比較的よくあります。手前左の建物は国道105号沿いの併設食堂です。昨年8月20日、線状降水帯発生による集中豪雨で裏の桧木内川が氾濫して床上70センチの浸水被害を受けたようです。
流木が衝突すれば転倒枡雨量計ごと転倒しそうなアメダスの櫓ですが、欠測には至っていませんので無事だったようです。排水機能も維持されたことになります。桧木内の2025年降水量は全国27位でした。
アメダス鎧畑(よろいばた)とアメダス田沢湖高原
アメダス鎧畑については異議なくアメダス施設です。2011年に鎧畑ダムから移転しています。水平直線距離で2キロ近く、標高差50mほどの移転です。

アメダス田沢湖高原は2014年に新設された観測所です。ここの雨量計には風よけが付いています。雨量計がこの高さということは、紅白ポールが埋まるぐらいの積雪になるわけです。

ここは秋田駒ヶ岳の西麓で、メインの登山ルートです。去年の降水量は全国21位でした。新潟ほどではありませんが、秋田も降水量は多い地域です。
4地点の比較
4地点の位置関係は次のとおりです。

| 所在(合併前) | 2025年 | 平年値 | 標高 | |
| 比立内 | 北秋田市比立内 (旧・阿仁町) | 2958.5 | 2419.8 | 210m |
| 桧木内 | 仙北市桧木内 (旧・西木村) | 3082.5 | 2469.7 | 255m |
| 鎧畑 | 仙北市鎧畑 (旧・田沢湖町) | 2744.0 | 2354.1 | 281m |
| 田沢湖高原 | 仙北市田沢湖高原 (旧・田沢湖町) | 3165.0 | ー | 652m |

新潟と違って秋田内陸中部では夏の雨も多く、必ずしも積雪で降水量を稼ぐというタイプではないようです。





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