回線トラブル?
気象庁のレーダーは小樽市の毛無山レーダーから石垣島の於茂登岳(おもと-だけ)レーダーまで全国に20か所設置されています。於茂登岳の山頂三角点は標高525.5mです。
石垣島レーダーのアンテナ海抜高度は533.5m、地上からの高さは17.5mとされていますので、GLの標高は516mということなります。山頂から水平距離で約200mi以内です。

今回の台風9号で、この石垣島レーダーの画像が配信されないトラブルが起きているようです。回線トラブルという話ですので、施設自体のダメージではないようです。レーダーなのにどこかで有線対応になっているということのようです。
今年の1月、私は石垣島に行きました。出発前、川平(かびら)からの帰りにレーダーに寄れないか検討したことがありますが、早々に断念しました。気軽に行ける場所ではありません。登山口がこの様子です。正面右手の下り坂が登山道になります(もちろん未舗装)。

駐車場はなく、路肩に停めるしかありません。標高は130m台ですから高低差は400mです。
登山に1時間
この地点から山頂までの水平直線距離は1.5キロ(実際には往復5キロコース)、2~3時間見ないと登って帰れそうにありません。冬山装備は必要ないとしても、サキシマハブは冬眠しないそうです。それに眺望は期待できないということです。

幸いにも台風9号は大きな被害はなく、夕方には先島諸島も暴風域を抜けました。それでも台風下で登山はできないでしょうから、実際に気象レーダー本体の異常の有無を確認できるのは今日(12日)になるはずです。
石垣島にもっとも近い気象庁レーダーは南城市の糸数レーダーです。気象庁レーダーを補完するのが国交省の雨量レーダーですが、国交省レーダーは道路防災が主軸らしく、本土4島以外には五島市と名護市に設置されているだけで、奄美大島や対馬などは対象外です。

この糸数レーダーから宮古島まで約300キロ、多良間島で約350キロ、石垣島まで約400キロです。与那国島は500キロを超えます。
代替レーダーがない
レーダーの届く範囲は半径300~400キロとされています。地球が丸い関係で、500キロは無理なのだそうです。大東諸島は糸数レーダーから約380キロで、ギリギリ範囲内です。
那覇より台北のほうが近いのが石垣島です。もし、石垣島レーダー本体に異常が発見されれば、代替レーダーが国内にはありません。

山頂のレーダーですから、人が持てないクラスの機材はヘリ輸送となるはずです。もし本体が平常稼働できないレベルの損傷を負っているのだとすれば、当面は台湾のデータを借りるしかないことになります。





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