アメダス白河
20年ほど前に東北本線では福島県最南端となる白坂駅で下車したことがあります。目的地は徒歩30分以上の白河グリーンスタジアムと白河ブルースタジアムでした。

栃木県内の東北本線には黒磯駅や黒田原駅(くろだはら-えき)があり、大田原市内の国道294号沿いには黒羽(くろばね)小、黒羽中、黒羽高校があります。県境を挟んでクロとシロが混在するより、わかりやすい話ではあります。
アメダス白河は1941年に文部省所管の白河測候所として発足しています。現在地の合同庁舎に移転したのは1994年、無人化されて白河特別地域気象観測所になったのは1998年です。観測露場は道路面より2m以上嵩上げされています。

無人化が決まってから工事を施したわけではなく、建設当時にすでに無人化が固まっていてこういう設計で引き渡したということなのだと思われます。中を駐車場や倉庫として利用しているわけではなさそうです。

移転はあまり気にするレベルではないようです。

アメダス郡山
アメダス郡山はアメダス白河から直線で1時方向へ約28キロです。もともとは磐越西線・郡山富田駅(2017年開業)の近くでしたが、2005年12月に現在地に移転しています。6キロ以上の移転になりますが、統計断絶されていません。

郊外にある郡山カルチャーパークのプール側駐車場の端っこにアメダスが設置されています。雨量計のその高さで雪に埋もれることはないのかと少し心配したくなります。

カルチャーパークはドリームランドという遊園地も併設しています。観覧車は100円だそうです。本来の事業主体は郡山市ですがネーミングライツで企業名がついています。仙台の八木山ベニーランドや山形のリナワールドのように冬季は遊園地も休園です。

小山ゆうえんちは通年営業していたはずですので、冬季休業と通年営業の境目が白河付近にあるようです。
3地点の比較
白河と郡山の年平均気温は次のように推移しています。郡山は市街地から郊外への移転ですので気温低下に作用した可能性があります。

標高が原因でしょうが、郡山>白河の関係はほぼ不変です。以下、両者の中間付近にあるアメダス玉川(福島空港)を含めて比較してみます。空港は白河より標高が若干高くなります。
| 所在 | 標高 | 気温計 | 風速計 | |
| 郡山 | 郡山市安積町 | 249m | 1.5m | 6.4m |
| 玉川 | 玉川村北須釜 | 372m | - | 10.0m |
| 白河 | 白河市郭内 | 355m | - | 45.3m |

月平均気温など
月平均気温で見ると次のようになります。この3者の中では年間を通して郡山が温暖です。玉川は夏は白河より暑くなりますが冬は寒いようです。

最高気温37℃台は郡山のみです。
| 最高気温 | 起年月日 | 25猛暑日 | 統計開始 | |
| 郡山 | 37.3℃ | 2025/7/26 | 7日 | 1976/3 |
| 玉川 | 35.5℃ | 2014/8/06 | 1日 | 2003/1 |
| 白河 | 36.0℃ | 2024/7/07 | 3日 | 1940/1 |
郡山の熱帯夜は年2日が最多です。札幌の最多は7日、青森や盛岡の最多は11日、仙台の最多は36日ですので、標高の高い郊外立地であることが影響しているかもしれません。白河では1952年と2018年に熱帯夜がそれぞれ1日あるだけです。玉川の熱帯夜はまだありません。
| 最低気温 | 起年月日 | 24熱帯夜 | 25熱帯夜 | |
| 郡山 | -12.8℃ | 1984/3/02 | 2日 | 1日 |
| 玉川 | -10.2℃ | 2018/1/31 | 0日 | 0日 |
| 白河 | -13.6℃ | 1967/2/15 | 0日 | 0日 |
2018年台風24号は中部電力管内で119万戸が停電した台風です。最大瞬間風速1位として結構な観測所に爪痕を残していますが、人的被害は1桁でした。
| 最大瞬間 | 起年月日 | 平年降水量 | 最大積雪 | |
| 郡山 | 32.1m/s | 2025/3/26 | 1143.3ミリ | ー |
| 玉川 | 32.4m/s | 2018/10/1 | 1174.7ミリ | 26センチ |
| 白河 | 47.0m/s | 1965/1/09 | 1456.7ミリ | 76センチ |
白河の最大積雪深は2014年の76センチです。同日、福島地方気象台でも積雪が50センチを超えています。郡山の積雪は白河や福島より少ないでしょうから、60~70センチの雨量計なら雪に埋もれることはないのでしょう。





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