アメダス切石
アメダス切石では今年7月25日と8月2日に日最高気温39.7℃をマークしています。甲府地方気象台からは7時方向へ24~25キロです。

見延町(みのぶ-ちょう)役場駐車場の富士川沿いに設置されています。昨年までの最高気温は2016年8月9日の39.2℃でした。山梨では甲府で5回、勝沼で2回の40℃台が観測されています。3番手は1990年7月19日に39.9℃を観測しているアメダス大月のはずでした。

山梨県の気象区分は、国中(くになか)とも呼ばれる「中・西部」と郡内(ぐんない)と呼ばれる「東武・富士五湖」の2区分です。赤丸の大月市は相模川&多摩川水系の郡内に属しますが、青丸の見延町は富士川水系の国中です。
2004年に3町が合併して(2代目)見延町が発足していますが、切石地区は旧・中富町の町域に属します。1889年の町村制施行時は切石村がありましたが1892年には静川村に改称されており、「切石」の地名を残すのは切石郵便局ぐらいです。

アメダス南部
アメダス切石から6時方向に約20キロ、山梨県南端の南部町にあるのがアメダス南部です。山梨の南部町は平成の大合併の前後で変わらずに「なんぶ-ちょう」です。
| 2003/01 | 山梨県南巨摩郡 | 南部町と富沢町が合併 | 南部町(なんぶ-ちょう) |
| 2004/01 | 和歌山県日高郡 | 南部町と南部川村が合併 | みなべ町 |
| 2004/10 | 鳥取県西伯郡 | 西伯町と会見町が合併 | 南部町(なんぶ-ちょう) |
| 2026/06 | 青森県三戸郡 | 南部町など3町村が合併 | 南部町(なんぶ-ちょう) |
和歌山の南部町(みなべ-ちょう)は合併でひらがな町になりました。鳥取は合併した2町やその周囲の自治体が南部地区と総称されていたことから新自治体名が南部町になりました。青森の場合は、南部町(なんぶ-まち)が合併して南部町(なんぶ-ちょう)が新設されています。
自治体名としての北部や東部や西部は一切ないのに、3つあった南部町はまったく減らなかったわけです。

JR東海の見延線・内船駅近くに設置されていたアメダス南部は1991年に富士川対岸の睦合小付近に移転しています。

睦合小は今年度から統合されて南部小学校になりましたので、工事はその関係と思われます。
3地点の比較

| 所在 | 標高 | 気温計 | 風速計 | |
| 甲府 | 甲府市飯田 | 273m | - | 26.9m |
| 切石 | 身延町切石 | 226m | 1.5m | 10.0m |
| 南部 | 南部町南部 | 141m | 1.5m | 9.2m |
3地点の年平均気温は次のように推移しています。標高順に並ぶわけではなく切石が低く、移転後の南部は都市化が進行した水戸より低くなるようです。

夏に暑いのは甲府、冬に温かいのは南部のようです。

雨量と日照では南部は静岡
猛暑日は切石のほうが南部より多くなっています。
| 最高気温 | 起年月日 | 25猛暑日 | 統計開始 | |
| 甲府 | 40.7℃ | 2013/8/10 | 59日 | 1894/08 |
| 切石 | 39.7℃ | 2026/8/02 2026/7/25 | 29日 | 1977/12 |
| 南部 | 39.1℃ | 2025/8/02 | 22日 | 1977/12 |
熱帯夜は切石が圧倒的に少なく、熱帯夜を回避するにはあまり北上しないほうが望ましいようです。沿岸のアメダス富士では2025年の熱帯夜日数が51日です。
| 最低気温 | 起年月日 | 24熱帯夜 | 25熱帯夜 | |
| 甲府 | -19.5℃ | 1921/1/16 | 37日 | 30日 |
| 切石 | -11.7℃ | 1985/1/31 | 6日 | 4日 |
| 南部 | -8.5℃ | 1984/2/08 | 23日 | 15日 |
1959年台風7号は富士川河口付近に上陸、富士川を遡上するように上越市で日本海に抜けており、石廊崎では最大瞬間風速64.0m/sを観測しています。2018年台風21号は関空水没の台風、同年台風24号は中部電力管内で100万戸以上の停電が生じた台風です(山梨は東電)。
| 最大瞬間 | 起年月日 | 平年降水量 | 平年日照時間 | |
| 甲府 | 43.2m/s | 1959/8/14 | 1160.7ミリ | 2225.8時間 |
| 切石 | 30.2m/s | 2018/9/04 | 1652.1ミリ | 2120.4時間 |
| 南部 | 30.8m/s | 2018/9/30 | 2558.2ミリ | 1833.9時間 |
降水量や日照時間では南部はもはや山梨ではありません。





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