アメダス北見枝幸
アメダス北見枝幸は1942年3月に文部省所管の「中央気象台枝幸観測所」として枝幸村中心部の海寄りに創立されています。翌年秋に「~北見枝幸観測所」に改称、1947年に「北見枝幸測候所」、2004年に無人化されて「北見枝幸特別地域気象観測所」に移行しています。
枝幸村が枝幸町に昇格するのは1947年で、2006年には歌登町と合併しました。町役場まで約300mで、オホーツク海とは200mありません。市街地立地とはいえ、人口7000人の町ですので3階建て以上の建物は公共施設以外にはまず見当たりません。

北見枝幸駅は1985年7月1日に廃駅となっています。東北新幹線の水沢江刺駅は同年3月15日に開業していますので、エサシ駅が3つ揃ったのは3か月半です(江差線江差駅は1936~2014年)。

アメダス雄武とアメダス西興部
アメダス北見枝幸からオホーツク海沿岸を5時方向に約50キロ、隣町のアメダス雄武も元測候所です。この間にアメダスはありません。50キロはアメダス間距離としては長いものの、測候所間距離としてはかなり接近しています。
宗谷振興局の枝幸町は旭川ナンバー、オホーツク振興局管内の雄武町は北見ナンバーです。雄武町は人口約4000人で、その内陸の西興部村(にしおこっぺ-むら)は人口900人台です。アメダス西興部はアメダス雄武から南へ約28キロにあります。名寄と興部を結ぶ国道239号沿いです。

村役場を含む集落から少し外れた農地の中にアメダス西興部は設置されています。

西興部村の主要施設は、ホテル「森夢」(りむ)、美術館「木夢」(こむ)、道の駅「花夢」(かむ)、2001年オープンのマルチメディア館「IT夢」(あとむ)と、いささか痛々しさを感じないわけでもないネーミングで統一されています。
3地点の比較
今回は北見枝幸と雄武の旧測候所とアメダス西興部を比較してみます。

| 所在 | 標高 | 気温計 | 風速計 | |
| 北見枝幸 | 枝幸町本町 | 7m | - | 17.2m |
| 雄武 | 雄武町雄武 | 14m | - | 16.6m |
| 西興部 | 西興部村西興部 | 120m | 2.5m | 10.0m |
3地点の年平均気温は次のように推移しています。年平均気温では北見枝幸>雄武>西興部の順になります。

月別では内陸の西興部が夏は暑く冬は冷え込みますが、北見枝幸>雄武の関係は年間を通して維持されます。

北見枝幸の最大積雪深は231センチ
3地点とも去年の猛暑日はありませんでしたが、通算では北見枝幸が1日、雄武が3日、西興部が5日あります。
| 最高気温 | 起年月日 | 25猛暑日 | 統計開始 | |
| 北見枝幸 | 35.0℃ | 2000/7/31 | 0日 | 1942/09 |
| 雄武 | 35.3℃ | 2023/8/17 | 0日 | 1942/05 |
| 西興部 | 36.4℃ | 1978/8/03 | 0日 | 1977/10 |
熱帯夜は北見枝幸が通算5日、雄武が通算4日、西興部が2日です。
| 最低気温 | 起年月日 | 24熱帯夜 | 25熱帯夜 | |
| 北見枝幸 | -26.4℃ | 1947/2/12 | 0日 | 1日 |
| 雄武 | -27.5℃ | 1978/2/18 | 0日 | 2日 |
| 西興部 | -33.2℃ | 1978/2/17 | 0日 | 0日 |
2004年台風18号は長崎に上陸して(風速計の高さ95.4mの)広島で最大瞬間風速60.2m/sを観測したあと、山陰沖から日本海を北東進して宗谷海峡に達した台風です。
| 最大瞬間 | 起年月日 | 平年降水量 | 最大積雪深 | |
| 北見枝幸 | 45.6m/s | 2004/9/08 | 1159.6ミリ | 231センチ |
| 雄武 | 51.5m/s | 2004/9/08 | 916.5ミリ | 133センチ |
| 西興部 | 26.8m/s | 2020/3/21 | 1015.1ミリ | 163センチ |
海が近い立地の北見枝幸では1958年3月に最大積雪深231センチを観測しています。





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