スーパー熱帯夜
日最高気温40℃以上の特別感はすっかり色褪せてしまいましたが、日最低気温30℃以上のスーパー熱帯夜はまだ貴重です。私が稚内→礼文→利尻とフェリーで渡った今年8月7日の佐世保と福岡ではスーパー熱帯夜が観測されています。この日の礼文や利尻は最高気温が25℃に達しませんでした。

スーパー熱帯夜が初観測されたのは1990年8月22日のアメダス糸魚川です。昨年はなかったはずですので、これで23地点目(延べ36回目)になります。
| 末尾→ | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 1990年代 | 1 | 1 | 1 | |||||||
| 2000年代 | 4 | |||||||||
| 2010年代 | 1 | 1 | 1 | 4 | ||||||
| 2020年代 | 1 | 15 | 4 | 2 |
都道府県としては12都県です。今のところは日本海側に偏っている特徴があります。
- 新潟(5地点12回)糸魚川6、三条1、相川3、粟島1、高田1
- 鳥取(4地点5回)境2、塩津1、湖山1、米子1
- 島根(2地点3回)松江2、斐川1
- 沖縄(2地点3回)石垣島2、北原1
- 福岡(1地点3回)福岡3
- 石川(1地点2回)小松2
- 富山(2地点2回)上市1、富山1
- 長崎(2地点2回)口之津1、佐世保1
- 福井(1地点1回)越廼1
- 東京(1地点1回)東京1
- 愛媛(1地点1回)松山1
- 静岡(1地点1回)浜松1
今回の福岡は2位タイとなる3回目のスーパー熱帯夜でしたので、真夏の夜の帝王・糸魚川への挑戦権を得たことになるかもしれません。
天気予報では福岡、広島、大阪、名古屋などは最低気温30℃以上が今年だけでも複数回出ています。いわゆる太平洋ベルト地帯でスーパー熱帯夜が頻出するようなら末期症状でしょうが、幸いにもそのレベルにはまだ達していないようです。
東京と名古屋
東京では2013年8月11日に30.4℃のスーパー熱帯夜を観測しています。その翌年にはスタコラサッサと北の丸公園への脱出に成功して、2度目以降のスーパー熱帯夜を回避しています。

実際には2013年8月の時点では移転はもう決まっていて準備段階でした。見かけ上の「温暖化回避」策を企図した移転ではありませんが、移転していなければ29.3℃の2024年7月29日はスーパー熱帯夜であったろうと思われます。
どことは言いませんが、某社が連日の最低気温30℃予報を出していたのが名古屋です。

実は名古屋では昨年まで日最低気温が29℃台だったことはありません。今年になって初めて29℃台に達しました。過去データを把握しているのかという不信感を通り越してもはや不快感を催すレベルです。29.1℃なら四捨五入しても29℃です。

大阪と広島
これに対して、大阪では2020年と2025年に29.7℃があります。大阪はスーパー熱帯夜が射程圏です。神戸も「そろそろ」の部類です。

広島も2023年8月9日に29.8℃まで迫った実績があります。今回はそれに次ぐ観測史上2位でした。

松山と福岡
松山では2023年8月10日に30.1℃を観測していますが、この日の深夜から未明にかけては強めの南西の風です。2回目はそれほど期待できません。

福岡は今後毎年スーパー熱帯夜になったとしても驚くには値しません。もう日常化しそうな勢いです。






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