日本最東端のモータープール?

根室では「モータープール」を発見することができませんでした。日本最東端の「モータープール」は、Google Map上では野付郡別海町の山下運輸株式会社さんのようです。

ただし、ストリートビューでは「モータープール」の看板を見つけることはできませんでしたので、今回のルールに基づき「MAP」には反映させていません。ストビューでは「山下整備工場」の建物が確認できます。

山下運輸株式会社と同住所に山下建設株式会社の法人登記もあります。別海町の人口は約1.5万人です。引っ越しから車検まで手広く扱っているものと思われます。モータープールが重機関係に由来するのか、整備工場関係なのかは判別しかねます。

山下姓は西日本とりわけ九州に多い苗字です。「姓名分布&ランキング 写録宝夢巣」さんで検索してみると、全国順位は26位、東京では42位、北海道でも46位ですが、鹿児島では2位、香川で3位、熊本と長崎で7位、石川で9位、福岡と宮崎で10位でした。

さて、Google Map上で山下運輸さんの近くに「別海駅跡」を発見した私は、Google Mapを航空写真に切り替えて廃線跡を辿ってみました。根室本線厚床駅と標津線中標津駅を結ぶ標津線厚床支線が通っていたようです。

標津線は1989年に廃止されています。別にそちら関係のマニアではないつもりですが、どこか心が騒ぐのは素質を持っているからなのかもしれません。厚床支線で駅舎が残っているのは奥行臼(おくゆくうす)駅のみです。

Google Mapを航空写真に切り替えて、廃線跡を南の厚別駅方面に辿ってみました。で、気になったのがこの小さな建物です。2014年6月のストリートビューを埋め込みました。

サイズ感としては公衆トイレっぽい感じですが、ガラス張りのトイレは悪趣味です。路線バスの待合所チックでもありますが、バス停は40mほど離れています。待合所としては実用的ではないかもしれません。

この250mほど奥には、側線を復元敷設した奥行臼駅が廃線当時のたたずまいで保存されています。さらに50mほど南下すると、村営軌道のレールバスや機関車が展示保存されているというマニア向けスポットです。

ここを訪れた人の複数のブログを読んでみましたが、この謎の建物には触れられていませんでした。取るに足りないものではあるのでしょう。

もう1つ、私が気になったのは「パイロット国道」です。国道243号線には「パイロット国道」の通称があり、その名も「パイロットマラソン」というフルマラソンの大会も開かれているようです。

なぜ、パイロットなのでしょう? 一般的に考えられるのは、(1)直線道路が滑走路のようだから、(2)空港または航空関連施設がある(あった)から、といったあたりです。

ただし、北海道にはこのクラスの直線道路はいくらでもあります。それに243号線は空港のある中標津を微妙に迂回します。パイロット国道の「パイロット」とは、操縦者の意味ではなく、「パイロット版」=試作版のほうでした。

1956年の「根釧パイロットファーム構想」に由来するもののようです。約360戸が入植して、残ったのが110戸ということですが、結果としては酪農地帯の形成に成功しています。

重機置場としてのモータープール

MAPの並び順をどうしたらいいものか、しばし考えた末に無難に郵便番号順で行こうと決めました。手順の関係で、まずは最北のモータープールを探すことにしました。旭川に2か所のモータープールがあることは既知です。

旭川より高緯度のモータープールを探しているうちに、一般財団法人ダム技術センターの「ダムニュース」No.263(平成17年10月)がヒットしました。

 忠別ダムは,平成18年春から試験湛水を開始する予定となっており,今回は水をためる前の最後の親子見学会となりました。当日は,水源地域である東川町,東神楽町,美瑛町および利水者である旭川市から全部で236名の参加がありました。

今年は,忠別ダムインフォメーションセンター,取水塔・ダム堤頂部,モータープールおよび仮排水路の4箇所の見学を行いました。仮排水路は,今年度中には閉塞してしまう箇所であり,ダム下流面からダムの大きさや高さを実感できる場所ということもあり,参加者からは大きな歓声が上がっていました。

モータープールではダム建設現場で使用している大型重機を展示しており,普通ではなかなか見られない46tダンプトラックなどに搭乗したり,

建築・土木業界では工事現場や建設会社等の重機置場を「モータープール」と呼んでいるようです。あいにく忠別ダムは竣工から10年過ぎていて、重機が並んだモータープールはすでに存在しません。

その方面で調べてみたところ、見つかりました。重機関係のモータープールで看板まで掲げてあるケースは珍しいのかもしれません。埋め込んだストリートビューは2012年7月撮影のものです。フェンスの奥にはクレーン車がそびえています。

複数の業界で「モータープール」という言葉は使われており、一部では修理工場のニュアンスが含まれているようですが、車両の集積箇所であるという点では共通しています。

尼崎のモータープール

尼崎から始めます。もう30年ほど前のことですが、私が最初に「モータープール」の存在に気づいたのは阪神尼崎でした。今の尼崎セントラルホテルに宿泊したときのことだったはずです。

最初に気づいたのは、3階建てぐらいの立体駐車場の袖看板でした。私はてっきり「モータープール」という名称の施設の付属駐車場なのだろうと認識しました。50mほどで、また「モータープール」を掲げた平場の駐車場がありました。

そして、すぐに3軒目の「モータープール」看板を発見したのです。そこも駐車場でした。立体駐車場だけでは足りずに、別に2か所契約しなければならないほど繁盛しているのだろうと私は解釈しました。

翌朝、私は「モータープール」なるものの正体を確かめるべく、最初に見かけた立体駐車場の周囲をぐるりと回ってみました。それらしき施設は何もありませんでした。そして、駐車場のことを「モータープール」と呼ぶのだと悟った次第です。

埋め込んだストリートビューは2014年2月撮影のものです。「尼崎市モータープール協会加盟駐車場」の看板を確認できます。業界団体として「全日本駐車協会」があり、その傘下団体には「兵庫県駐車場協会連合会」があるようです。

尼崎は「駐車協会」でも「駐車場協会」でもなく、「モータープール協会」です。デフォが「モータープール」なのですから多くて当然です。とりあえず、今日のところは20か所のモータープール看板を見つけることができました。

尼崎では、主に住宅地の駐車場が「貸ガレージ」を称しているケースも多くありました。「ガレージ」は京都に多いはずですが、せっかくですからこの辺りにも気を配りながら継続していきたいと考えています。

【ストビューでは確認できなかった施設】

  • 尼崎市神田南通2丁目「神田協同モータープール」~2008年新築のマンション?
  • 尼崎市神田南通3丁目「尼崎モータープール」~三井のリパーク神田北通?
  • 尼崎市昭和通4丁目「大興産業モータープール」~近藤病院東隣の駐車場の旧称?
  • 尼崎市常松1丁目「エムワイモータープール」~MAX PARKING 24?
  • 尼崎市大物町1丁目「大物町モータープール」~「月極駐車場(大物町)」の看板
  • 尼崎市大物町1丁目「大物町第2モータープール」~民家
  • 尼崎市善法寺町「山本モータープール」
  • 尼崎市東園田町5丁目「高木モータープール」~3台分のコインパーキングあり
  • 尼崎市東園田町5丁目「篠部モータープール」~2階建て立体駐車場、ストビューでは「篠部パーキング」の看板しか見当たらず
  • 尼崎市東塚口町1丁目「東塚口モータープール」
  • 尼崎市立花町2丁目「西村モータープール」
  • 尼崎市上ノ島町2丁目「津吉モータープール」~スギ薬局のウラ、名称看板見当たらず
  • 尼崎市三反田町3丁目「コスモモータープール」