第137回イチ抜けは「さらばシベリア鉄道」

第137回の予選ラウンド終了時の暫定順位は次のとおりでした。1位「天国のキッス」は第101回でイチ抜けしていますので、この時点では2016年発売の「しょこららいおん」がイチ抜けポジションです。

98.117(90)天国のキッス ♪ 松田聖子 ★
97.519(89)しょこららいおん ♪ 高城れに
97.423(86)さよなら大好きな人 ♪ 花*花
97.029(85)春よ、来い ♪ 松任谷由実
96.988(87)ありがとう…感謝 ♪ 小金沢昇司
96.913(86)灰とダイヤモンド ♪ ももいろクローバーZ
96.833(85)小さな勇気 ♪ 有安杏果
96.757(89)三日月 ♪ 絢香
96.481(90)さらばシベリア鉄道 ♪ 大滝詠一

これで終われば「小さな勇気」が初入賞、「三日月」が1年ぶりの入賞ですから、私としてはステイでよかったわけです。思惑とは異なり、決勝第1ラウンドが大荒れに荒れました。

前半11曲目「揺れる想い」が97.596点で2位に飛び込み、イチ抜けポジション奪いました。「揺れる想い」は1993年発売です。いささか残念な思いはありますが、これだけなら十分に想定内です。

決勝第1ラウンドでは予選ラウンドの音程順上位15曲を2セット歌っています。私はマイマイク派ですが、ここ2~3年は前半15曲でMIC1に接続して後半はMIC2につないでいます。 後半15曲のうち実に6曲が自己ベスト更新でした。

98.117(90)天国のキッス ♪ 松田聖子 ★
97.951(89)さらばシベリア鉄道 ♪ 大滝詠一
97.832(87)M ♪ PRINCESS PRINCESS
97.800(85)ありがとう…感謝 ♪ 小金沢昇司
97.596(85)揺れる想い ♪ ZARD
97.519(89)しょこららいおん ♪ 高城れに
97.423(86)さよなら大好きな人 ♪ 花*花
97.029(85)春よ、来い ♪ 松任谷由実
95.264(91)▲メイン・テーマ ♪ 薬師丸ひろ子 ★

決勝第1ラウンド終了時の順位はこのように激変しました。決勝第2ラウンドは不発でしたので、この9曲がそのまま最終的な入賞曲となりました。2~3か月に1度ですが、こういう日があります。

精密DX-G単独のシリーズは今回で34回目になります。得点順7位の曲は次のとおりです。

第82回 94.767(88)思い出通り雨 ♪ ふきのとう
第85回 96.552(87)かざらない青春 ♪ 岡田奈々
第87回 96.806(88)島人ぬ宝 ♪ BEGIN
第91回 96.537(91)真冬の恋人たち ♪ 松田聖子
第94回 96.904(89)悲しみがとまらない ♪ 杏里
第97回 96.500(87)帰ってこいよ ♪ 松村和子
第100回 96.586(86)キミノアト ♪ ももいろクローバーZ
第102回 97.512(87)硝子坂 ♪ 高田みづえ
第106回 97.420(90)真冬の恋人たち ♪ 松田聖子
第107回 97.480(85)悲しい色やね ♪ 上田正樹
第109回 97.297(88)夏の扉 ♪ 松田聖子
第110回 97.360(86)雨 ♪ 森高千里
第111回 97.443(87)キミノアト ♪ ももいろクローバーZ
第113回 97.299(87)渡良瀬橋 ♪ 森高千里
第114回 97.372(88)恋の予感 ♪ 安全地帯
第117回 96.964(87)あなた ♪ 小坂明子
第118回 97.190(85)制服 ♪ 松田聖子
第119回 96.783(88)赤いスイートピー ♪ 松田聖子
第121回 97.279(88)精霊流し ♪ グレープ
第122回 96.808(88)守ってあげたい ♪ 鬼束ちひろ
第123回 96.621(90)もしもピアノが弾けたなら ♪ 西田敏行
第124回 96.115(85)三日月 ♪ 絢香
第125回 97.052(87)秋止符 ♪ アリス
第127回 96.285(86)ガーネット ♪ 奥華子
第128回 97.200(86)守ってあげたい ♪ 松任谷由実
第129回 96.477(90)ささやかなこの人生 ♪ 風
第130回 96.704(87)ガーネット ♪ 奥華子
第131回 96.945(86)つばさ ♪ 本田美奈子
第132回 96.678(86)象牙海岸 ♪ 竹内まりや
第133回 96.955(86)小さきもの ♪ 林明日香
第134回 97.025(87)希望の向こうへ ♪ ももいろクローバーZ
第135回 96.415(89)M ♪ つるの剛士
第136回 97.191(86)M ♪ PRINCESS PRINCESS
第137回 97.423(86)さよなら大好きな人 ♪ 花*花

7位が96.8~96.9点台に落ち着くような選曲が理想だと考えています。ボーナス込みで97点なら、ボーナスなしの素点は95点です。素点で95点オーバーなのに入賞できないと、それはそれでモチベーションが下がります。

さて、イチ抜けの「さらばシベリア鉄道」は太田裕美の19枚目のシングル曲として1980年11月に発売されています。サビのメロディがやや異なる大滝詠一のセルフカバー・バージョンのほうが私は好みです。

福山雅治は2015年発売のアルバム「魂リク」でさらシベをカバーしますが、大滝バージョンを踏襲しています。1986年発売の「旅空夜空」に収録された小林旭「アキラのさらばシベリア鉄道」は独自路線です。

セルフカバーは1981年3月発売のアルバム「A LONG VACATION」に収録されています。ロンバケの1曲目は「君は天然色」です。イントロはチューニング音で始まり、演奏始めのカウントも収められています。

9曲目(B面4曲目)の「FUN×4」の後奏には拍手とアンコールの声が入っています。これを受けてのラスト10曲目が「さらばシベリア鉄道」です。アルバム上の公演のアンコール曲という位置づけです。

作詞の松本隆は31曲目、作曲の大滝詠一は11曲目のイチ抜けです。さらシベは今回が7回目の入賞ですが、過去6回の入賞は次のとおりです。音程は整っても得点は出ない曲でした。

  • 2010/06 第14回 順位比3位 8.82(9/101)
  • 2012/03 第36回 得点順9位
  • 2014/05 第67回 音程順8位
  • 2019/04 第132回 音程順5位(福山バージョン)
  • 2019/07 第135回 音程順4位
  • 2019/08 第136回 (音程順2位で繰り上げ)

初入賞の第14回ではJOYの全国採点を利用しました。JOYの分析採点には違和感がありましたから、全国採点の月間順位を元に入賞曲を決めました。さらシベは101人中9位でしたので、9÷(101+1)×100の計算式で順位比を求めました。

ストビューはバイカル湖南岸です。シベリア鉄道はウラジオストクからモスクワまで1週間だそうです。まず食事が合わないでしょうし、乗ってみたいとは微塵も思いません。

第135回イチ抜けは「スタンダード・ナンバー」

第135回は音程優先のシリーズとしました。音程が等しいときは得点順です。音程上位9曲は次のとおりです。

  • 91%◆クリスタルモーニング ♪ 石川優子
  • 91%◆スタンダード・ナンバー ♪ 南佳孝
  • 90%◆希望の向こうへ ♪ ももいろクローバーZ
  • 90%◆さらばシベリア鉄道 ♪ 大滝詠一
  • 89%◆象牙海岸 ♪ 竹内まりや
  • 89%◆M ♪ つるの剛士
  • 89%◆君をつれて ♪ 石井竜也
  • 89% しょこららいおん ♪ 高城れに
  • 88%◆小さきもの ♪ 林明日香

得点順3位以内なら音程順の順位にかかわらず入賞です。ボーナス加算後の得点順上位3曲は次の3曲です。

  • 97.823点 象牙海岸 ♪ 竹内まりや
  • 97.614点 小さきもの ♪ 林明日香
  • 97.574点◆ありがとう…感謝 ♪ 小金沢昇司

得点順1位の「象牙海岸」は音程順5位、得点順2位の「小さきもの」は音程順9位です。入賞は9曲ですから、得点順3位の「ありがとう…感謝」が割り込んできたため、音程順8位の「しょこららいおん」が落選です。

このところ2回連続で入賞9曲が女性曲オンリーでしたが、今回は(名目上)女性曲は半数以下の4曲にとどまりました。女性曲4曲以下は去年8月の第123回以来で、その前は第115回です。

イチ抜けの南佳孝「スタンダード・ナンバー」は薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」より1月早く発売されています。前者の歌詞は男目線、後者は女目線です。編曲も同じ大村雅朗で、両者は競作関係にあります。

4位入賞の「さらばシベリア鉄道」のオリジナルは太田裕美で、大滝バージョンはアルバム収録のセルフカバーです。ただし、サビのメロディは若干異なり、前者の編曲は荻田光雄で、後者は大滝詠一自身です。

6位入賞の「M」はオリジナルがプリプリです。7位の「君をつれて」は「君をのせて」のアンサーソングで石井竜也が詞をつけたものです。この4曲は、鳥の仲間でもなくケモノの仲間でもない、いわばコウモリ曲なのかもしれません。

イチ抜けの「スタンダード・ナンバー」は8回目の入賞でした。過去7回の入賞は次のとおりです。第92回では音程92%でした。精密DX以降の音程優先シリーズは今回で34回目ですが、91%は最低水準です。

  • 第35回(2012/01)得点順5位 精密DX
  • 第36回(2012/02)得点順3位 精密2
  • 第38回(2012/04)得点順3位 精密2
  • 第51回(2013/03)音程順6位 精密2
  • 第92回(2016/02)音程順6位 精密DX-G
  • 第95回(2016/05)音程順8位 精密DX
  • 第96回(2016/06)音程順7位 分析マスター

作詞の松本隆は30曲目、編曲の大村雅朗は13曲目のイチ抜けとなりました。

皮肉っぽい「正しい音程」

もう歌い始めて1年になるというのに、いまだに音程80%付近をウロウロしているのが「飛梅」です。今朝のヒトカラの分析レポートは「正しい音程で伸び伸びと歌えています。この調子で頑張りましょう。」でした。

音程正確率79%で「正しい音程」だと言われても皮肉にしか聞こえません。この分析レポートは精密DX無印から始まりました。基本的には的を射たコメントと理解していますが、ときにこういうこともあります。

2014年から2016年にかけて精密DX無印で歌った2500曲を対象としたデータを調べてみたところ、78%でこのコメントが出たこともあったようです。音程に言及したコメント別に音程正確率の%を比較してみました。

▼冒頭の数字は音程%の平均(小数点2位切り捨て)、括弧内は最高と最低、末尾は得られたサンプル数です。コメントに「音程」の語句を含み、9曲以上のサンプルがあるものを抽出しました。

  • 91.5(94-90)9
    音程はほぼパーフェクト。圧巻の歌いっぷりですね。
  • 90.6(92-90)10
    音程は完ぺきに近いです。あとはビブラートの技術を磨けば、鬼に金棒ですよ。
  • 90.4(92-80)11
    並外れた歌唱力ですね。音程のズレもほとんどありません。
  • 88.1(94-85)11
    出だしの音程は完ぺき。高音もきれいに出ています。その調子で最後まで丹念に歌いましょう。
  • 87.2(92-85)37
    音感がありますね。音程の変化にも柔軟に対応できています。
  • 87.0(92-85)67
    ビブラートを器用に駆使していますね。音程もほぼ完ぺきです。
  • 87.0(91-85)57
    音程は安定しています。慣れてきたらアレンジを入れてみてもいいかも。
  • 86.7(89-85)73
    正確な音程で歌えています。文句なしの仕上がりですね。
  • 86.3(89-85)52
    音程の精度が高いですね。ほかの曲にもどんどん挑戦してみましょう。
  • 86.0(91-77)53
    感情がこもっていますね。全体を通して音程をキープできるよう頑張りましょう。
  • 85.9(92-80)77
    長いフレーズも音程がブレることなく上手に歌いこなせています。
  • 85.8(90-80)12
    リズム感がありますね。音程もきちんと取れています。
  • 85.7(87-85)11
    細部にわたり音程をつかめています。もっと難しい曲にも挑戦してみては?
  • 85.1(89-78)23
    全体的に声が良く出ていますね。次は音程の精度を上げアレンジを入れてもいいかも。
  • 84.9(89-80)11
    サビが苦しくありませんか? お腹から声を出して音程を安定させましょう。
  • 84.6(90-80)9
    サビで声が上ずってしまうのが残念です。伴奏を良く聴き正しい音程で歌うよう努力を。
  • 84.6(91-75)29
    音程は良く取れています。ふし回しを完ぺきにマスターし小さなズレを直しましょう。
  • 84.5(89-80)54
    音程は良く取れています。声のアクセントを少なくすれば得点も着実に上がります。
  • 84.4(88-78)25
    正しい音程で伸び伸びと歌えています。この調子で頑張りましょう。
  • 84.3(89-78)12
    サビ以外の音程がやや上滑りしています。正しい音程をつかむ練習を。
  • 82.8(84-81)17
    音程のズレが気になります。メロディをなぞるように力強く歌ってみましょう。
  • 82.6(84-80)13
    メロディの起伏が多い難曲を器用に歌いこなしていますね。次はより正確な音程を目指して。
  • 82.5(88-78)32
    リズム感がありますね。あとは音程に注意すれば完ぺきです。
  • 82.1(84-77)26
    全体を通して、お腹からの発声を心がけましょう。音程のズレにも要注意。
  • 82.0(83-79)12
    抑揚が効いていて、気持ちのこもった歌声です。音程の精度を高めれば、高得点も狙えます。
  • 81.9(84-75)46
    堂々たる歌いっぷりですね。音程に不安なところがないか今一度チェックしてみましょう。

80%「音程のズレもほとんどありません」と言われたり、75%「音程は良く取れています」と評価されることもあります。

第134回イチ抜けは「ひこうき雲」

第134回は決勝第2ラウンド前半終了時点で「変わらないもの」がイチ抜けポジションでした。ラストチャンスで「ひこうき雲」に97.9点台が出て、逆転サヨナラになってしまいました。

私としては「変わらないもの」のイチ抜けはウェルカムです。過去131曲のうち21世紀の曲はまだ10曲です。そもそも新しい曲をそんなに知っているわけではなく、ましてCD以降の曲は尺が長く構成も複雑ですから、点数も音程も上がりません。

このハンディを埋める最良の策は、安易ではあってもライバル曲をエントリーから外すことです。「ひこうき雲」は音程優先シリーズだった第132回で得点順1位です。今回のイチ抜けの大本命でした。

「変わらないもの」で97点台後半が出たのは予選第2ラウンドでしたから、この時点で「ひこうき雲」をエントリーから外しておけば、こんなことにはならなかったわけですが、今回は“こんなこと”を受容するつもりでした。

イチ抜け曲の音域(オレンジは最近、ピンクは音域広め)

上半分のオレンジ色は最近のイチ抜け曲を実際に私が歌っているときの音域です。下のピンクは思いつく範囲の半音20個以上のイチ抜け曲です。最高音はファまたはソ♭に合わせていて、音域が広い曲ではソまで使います。

全部調べているわけでもなく記録も残していませんが、最高音ラ♭のイチ抜け曲はまだないはずだと認識しています。「ひこうき雲」は第132回でボーナス込みの98点台を出したとき、デフォルトから+5のキー上げオク下で歌っていました。

+5なら最低音ドで最高音ラ♭です。今回の97.9点台は+7のキー上げオク下でしたから、実質-5で最低音レの最高音シ♭でした。音程85%ですから、もちろん高音部は届いていません。AメロBメロを気持ちよく歌おうとすると+7になります。

音域の広い曲では、こうした悩ましい現実に直面することになります。歌ったことはありませんが、2オクターブ超の曲は宇多田ヒカル「First Love」が半音26個、aikoの「カブトムシ」が半音25個です。

チャレンジしたことのある曲では、ももクロの「青春賦」が半音25個で私の自己ベストは93点台(DX-Gのボーナス込み)、豊崎愛生の「春風 SHUN PU」は半音27個で95点台です。

今回、またしても70年代の曲がイチ抜けし、前回に続いて入賞9曲がすべて女性曲でした。著しくバランスを欠きますので制限を設けます。年内の予選ラウンドでは女性曲を21曲以内とし、70年代の曲は継続エントリーのみ認めることにします。

次回の精密DX-Gは音程優先シリーズとします。なお、DX無印は予選ラウンドを終了しましたが、夏が終わるまでかかりそうなペースです。こちらのイチ抜けポジションは「津軽海峡・冬景色」で、これも70年代です。

ジャパレンの電子ドラムルーム

一般的なカラオケ店舗のルーム料金は電車やバスと同じで1人いくらの料金体系です。ヒトカラが圧倒的なコストパフォーマンスを発揮するのは、この料金体系によるところが大きいわけです。

とはいえ、少数ながらも1室いくらの料金体系をとる店舗も存在します。実は、私の10年前のヒトカラ・デビューもそうでした。タクシー型の料金体系を採用している日本最大のカラオケ・チェーンは、ジャパンレンタカーではないかと思われます。

今年3月に創業50周年を迎えたニッポンレンタカーとは別法人です。ニッポンレンタカーは全国に900以上の店舗がありますが、ジャパンレンタカーはせいぜい50店舗規模です。関東では渋谷が唯一の営業所ですが、カラオケは併設していません。

ジャパレンのカラオケ店舗は最東端が静岡県富士市で、最西端は滋賀県草津市です。一度は行ってみたいと思いながら、なかなか機会がありませんでした。ジャパレンは飲食物の提供がありません。そこに人件費はかけないというシステムです。

ようやくチャンスが訪れたのが先のGWでした。ペットボトルだけ仕込んで、第133回の決勝第1ラウンドに臨みました。通されたのは電子ドラムルームでした。バーカッションの置いてある店舗は知っていますが、電子ドラムは初めてです。

備え付けの電子ドラム
奥の壁面はプロジェクター仕様

軽く30平米はあるはずです。天井もラウンドワン並みに高く、モニターは2台あり、奥の壁はプロジェクターという贅沢な仕様です。テーブルが3つあり、10人で入っても窮屈な思いをすることはないでしょうが私は1人です。

結局、第133回は石川優子「クリスタルモーニング」が2回目の入賞でイチ抜けして、入賞9曲はすべて女性曲でした。過去には2013年1月の第49回と同年12月の第62回が女性曲オンリーでした。第49回は松田聖子スペシャルです。

今回は7分近い尺の「灰とダイヤモンド」が初入賞でした。長い曲は精密採点では不利です。採点項目のうち「安定性」が基本的には減点方式だからです。しかも、1人では絶対に歌えないソロ回しもあります。