8月前半の香港デモ

在香港日本国総領事館の注意喚起は、7月まで「逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起」でしたが、8月以降「香港における抗議活動に関する注意喚起」と題されるようになりました。

8月2日付の「その16」では8か所の集会やデモの予定が掲載されています。晏架街サッカー場、宝翠公園、単車館公園、科士街臨時遊楽場、 鑽石山駅、茘景駅、炮台山駅、3トンネルをマッピングしました。愛丁堡廣場(エディンバラ・プレイス)と遮打花園(チャーター・ガーデン)は2回目です。

(3) 日時:3日(土)14時30分から
    場所:モンコック(旺角)の晏架街サッカー場
    特記事項:集会が実施されると報道。なお,デモ行進は警察当局から不許可とされたものの,強行される可能性も考えられる。

802 香港における抗議活動に関する注意喚起(その16)

晏架街サッカー場起点のデモについては続報があります。吉野家の油麻地僑江大廈分店が付箋で埋め尽くされ、臨時休業に追い込まれた日です。ネイサンロードと尖沙咀をマッピングしました。

8月3日(土)モンコック(旺角)での抗議活動については,「注意喚起(その16)」でお知らせしたところですが,一部のデモ隊がネイザンロードを通り,チムサーチョイ(尖沙咀)エリアに集まり始め,また,海底トンネルの出入口も塞ぎ,影響が出始めていると見られます。

805 香港における抗議活動に関する注意喚起(その17)(令和元年8月3日分)

8月5日付では3本掲載されています。その18からSOGOをマッピングしました。

8月4日(日)ケネディタウン(堅尼地城)での抗議活動については,「注意喚起(その16)」でお知らせしたところですが,西環エリアで一部のデモ隊が警察と対峙しています。また,コーズウェイベイ(銅鑼湾)のSOGO前にもデモ隊が集まり始めていると見られます。

805 香港における抗議活動に関する注意喚起(その18)(令和元年8月4日分)

その19では、黄大仙広場、麥花臣球場、天后宮風水広場、百歩梯、荃湾公園、文娯広場、香港国際空港をマッピングしました。麥花臣球場はフットサルとバスケのコートがあるようです。百歩梯も百歩梯付近のグラウンドが起点なのでしょう。

(1) 日時:13時から
場所:金鐘(添馬公園),黄大仙(黄大仙広場),旺角(麥花臣球場),大埔(天后宮風水広場),沙田(百歩梯),荃湾(荃湾公園)
特記事項:集会が実施されると報道。
(2) 日時:15時から
場所:屯門(文娯広場)
特記事項:集会が実施されると報道。
(3) 日時:継続中
場所:香港国際空港,MTR,道路
特記事項:ストライキにより航空機,MTR,バス等の交通機関に大きな乱れ。

805 香港における抗議活動に関する注意喚起(その19)

8月8日付の「その20」は、公共施設休館のお知らせです。九龍公園体育館、九龍公園プール、スペースミュージアムはマッピングしましたが、カルチャーセンターは特定できませんでした。「康文署」は健康・文化系の役所と思われます。

8月7日(水),康文署は,チムサーチョイ(尖沙咀)・ヤウマーテイ(油麻地)・モンコック(旺角)エリアで大規模な群衆活動が開催される可能性があるとして,九龍公園体育館,九龍公園プール,スペースミュージアム,カルチャーセンターの閉館時間を繰り上げて午後6時に閉館しました。

808 香港における抗議活動に関する注意喚起(その20)(令和元年8月7日分)

「その22」は8月12日付です。大埔、大圍、紅磡、尖沙咀、沙田をマッピングしました。ただ、この情報に関してはやや疑問を感じないわけでもありません。

8月10日午後より,大埔にてデモが行われたところ(警察不許可),その後,抗議者は九龍半島中部や南部に移動して大圍,紅磡,尖沙咀等で抗議活動を行い,報道によれば,21時現在も尖沙咀地区にて警察と対峙・衝突しており,警察当局側は抗議者に対して催涙弾等を使用している由です。また,大埔,沙田等でも対峙が続いている模様です。

812 香港における抗議活動に関する注意喚起(その22)(令和元年8月10日分)
8月10日のデモ
8月10日のデモ(Google Earthプロ)

大埔から大圍、紅磡あるいは尖沙咀への移動は、かなり距離があります。移動した者もいるのでしょうが、デモが許可されなくなったために、大埔をいわば囮にして当局を誘導したのかもしれません。

「その23」からは、深水埗、長沙湾、銅鑼湾、湾仔、尖沙咀をマッピングしました。

8月11日午後から,深水埗,長沙湾,銅鑼湾エリアで抗議活動が行われており,報道によれば,20時現在,湾仔,尖沙咀エリアでも警察とデモ隊が対峙・衝突し,警察当局側は抗議者に対して催涙弾等を使用している由です。

812 香港における抗議活動に関する注意喚起(その23)(令和元年8月11日分)

このあと、8月14日付で香港全土が「危険度レベル1」に指定されます。

逃亡犯罪人条例等改正案」を巡っては,一部の抗議活動について,警察不許可にも拘わらず抗議活動が行われたり,ゲリラ的な抗議活動が行われるなど流動化傾向がみられ,また抗議者と警察当局の衝突がエスカレートしている傾向もみられます。抗議活動は空港や一部観光地を含め香港の広範な範囲で行われており,今後も抗議活動は継続し,かかる混乱が続く可能性があることから,香港を危険レベル1に引き上げます。

814 香港の危険情報

7月の香港デモ

引き続きMAP化しているところです。梳士巴利花園、梳士巴利道、九龍公園径、柯士甸道、西九龍駅をマッピングしました。

報道等によると,7月7日(日)午後から夕方にかけて,チムサーチョイ(尖沙咀)及びその周辺エリアでデモ行進が行われるという情報があります。
デモ開催側によれば,デモはチムサーチョイのソールズベリー公園(梳士巴利花園)を出発し,ソールズベリー・ロード(梳士巴利道),カオルーン・パーク・ドライブ(九龍公園径),オースティン・ロード(柯士甸道)などを経由して,西九龍高速鉄道駅に向かうとされています。本件を巡って上記地域でデモが行われるのは初めてのことであり,この一帯は香港の観光エリアでもあることからも,広く注意が必要です。

705 逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起(その7)

7月12日付では夏慇花園、行政長官辨公室、車公廟、沙田政府合署をマッピングしました。車公廟は寺院、政府合署は日本で言うところの合同庁舎のようです。

1 逃亡犯罪人条例等改正問題については,7月に入っても,1日には抗議者による立法会の占拠,破壊行為が行われ,7日には本件について九龍側で初の大規模デモが行われるなど(主催者発表23万人,香港警察発表5万6,000人),抗議活動が継続して行われており,状況はいまだ安定したとはいえません。
2 上記状況の中,香港記者協会は,7月14日(日)10時30分より金鐘エリアのハーコート・ガーデン(夏慇花園)から警察総部を経由して行政長官辨公室に向かうデモ行進を行うと発表しています。また,報道等によると,同日15時30分より沙田区の車公廟から沙田政府合署にかけてデモ行進が行われる情報もあります。
3 また,報道等によれば,いくつかのMTR駅周辺等に政治的意見等が張り出されるスペース(いわゆる「レノンの壁」)が出現し,その周辺で傷害行為,衝突が散発している事例も複数見受けられます。

712 逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起(その8)

7月19日付では終審法院をマッピングしました。いわゆる最高裁判所のようです。

報道等によると,建制派(親政府派)は,7月20日(土)17時から,金鐘地区の添馬公園で大規模集会を開催するとの情報があります。また,民間人権陣線(民陣)は,7月21日(日)15時よりコーズウェイベイのビクトリアパークを出発し,セントラルの終審法院前に向かうデモ行進を行うとの計画を発表しています。

719 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その9)

7月22日付では盧押道をマッピングしました。7/22掲載ということになってますが、在留邦人向けのメールは7/20に発信した内容と思われます。

1 民間人権陣線(民陣)は,7月21日(日)15時よりコーズウェイベイのビクトリアパークからデモ行進を行う旨発表しているところ,今般,デモ終了地点がセントラルの終審法院前から湾仔盧押道(Luard Road)に変更される旨発表されました。
2 本デモを巡って,20日,香港警察は記者会見を行い,最近の社会の雰囲気がますます熱く烈しくなり,明21日の状況を懸念したため,デモルートの変更に至った旨述べています。これまでの抗議活動等の例を見ても,デモ終了後に抗議者側が夜間まで残留して警察当局と対峙・衝突するなどの事態が見られるなど,未だ予断を許さない状況が見られ,21日のデモも湾仔周辺一帯に影響が及びかねない可能性があります。

722 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その10)

出発点のビクトリア公園と当初の終了地点である終審法院、変更後の終了地点である盧押道の位置関係は次のようになります。

7月21日のデモコース
7月21日のデモコース(Google Earthプロ)

盧押道は南北の通りです。東京に例えるなら日比谷通りなのかもしれません。ここから先(西)の官庁街には入れないということなのでしょう。

さて、7月23日の注意喚起は今までといささか趣が異なります。これもサイト掲載が23日で、実際には22日にメール配信した内容と思われます。屯門、元朗、荃灣、馬鞍山を(色違いで)マッピングしました。21日には白服集団によりデモ隊襲撃が起きています。

真偽は定かではありませんが,22日夕刻から夜にかけて,屯門/元朗/荃灣/馬鞍山等,新界各区で無差別の暴力行為が行われるとの情報があり,同地区では早めに閉店している店もある模様です。

723 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その11)

7月25日付では、空港第1ターミナルをマッピングしました。

1 諸情報等によると,7月26日(金)13時から,香港国際空港第1ターミナル到着ロビーで,標記を巡る集会が行われる予定との情報があります。
2 空港当局によれば,同集会は,航空会社・空港関係者の呼びかけによるものであり平和裏に行われる予定とされていますが,数百名以上の人数が集まる可能性があり,また最近の香港の政治情勢に鑑みても,予断を許しません。
 また,同集会が当日のフライト運行状況に影響を与え得る可能性もあります。

725 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その12)

7月26日付からは、7月21日の元朗駅と7月28日の遮打花園、中山記念公園をマッピングしました。

2 上記状況の中,7月27日(土),新界元朗地区で,標記を巡る抗議活動が行われる情報があります。抗議者側のデモ行進実施要請に対して警察当局は不許可としましたが,何らかの形で抗議活動が行われる可能性があります。この地域では,7月21日夜に,白服を着た一団がMTR元朗駅の構内,列車内,周辺等で,市民を襲撃して暴力を振るい,多数の負傷者が出る事案が発生しており,注意が必要です。
3 また,7月28日(日)には,15時より,セントラル(中環)のチャーター・ガーデン(遮打花園)を出発し,上環の中山記念公園に向かうデモ行進が行われるとの情報もあります。

726 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その13)

7月29日付では、金鐘道、軒尼詩道、銅鑼湾をマッピングしました。この頃からデモが認められなくなっているようです。

1 7月28日(日)15時より,セントラル(中環)のチャーター・ガーデン(遮打花園)で標記を巡る集会が行われていましたが,その後(28日現在),金鐘道,ヘネシー・ロード(軒尼詩道)経由で銅鑼湾方面に向かうデモ行進が行われています。
本抗議活動については,抗議者側のデモ実施要請に対して警察当局は不許可とし,セントラルでの集会のみ認められていたものであるところ,本デモ行進の目的地や目的は現時点では定かではありません。
2 27日(土)も,新界元朗地区で,抗議者側のデモ行進実施要請に対して警察当局が不許可としたにも拘らず,デモ行進が行われた経緯があります。

729 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その14)

7月29日付では第15報も出ています。

1 7月28日(日)の抗議活動については,「注意喚起(その14)」を発出し,デモ行進が銅鑼湾方面に向かっている旨注意喚起したところですが,28日現在,右に加えて,上環エリアで一部デモ隊と警察当局との間で催涙弾等が使用される衝突が発生している状況です。
2 また,これに伴い,マカオと香港上環発着のフェリーの運行が停止され,MTRやバス等にも一部影響が出ています。報道によれば,運輸当局は先ほど,西営盤から銅鑼湾一帯に赴かないよう市民に呼びかけました。

729 逃亡犯罪人条例等改正問題を巡る抗議活動への注意喚起(その15)

7月28日は遮打花園を出発して西に向かうコースのデモが認められず、本隊は東に向かい、別働隊は西で警察と衝突したということのようです。

7月28日のデモコース
7月28日のデモコース(Google Earthプロ)

6月の香港デモ

在香港日本国総領事館による注意喚起に登場するすべての地名をMAP化することにしました。

在香港日本国総領事館のWebサイトに今年初めて「注意喚起」が掲載されたのは6月11日です。「逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起」と題されています。ビクトリアパークと添馬公園をまずマッピングしました。

6月9日(日),香港ビクトリアパークから添馬公園(香港特別行政区立法会前)にかけて,逃亡犯罪人条例等改正案に反対するデモ行進が行われました(主催者発表103万人,香港警察発表24万人)。総じてデモ行進自体は平和的に秩序だって行われましたが,デモ行進後の深夜に一部残った人間と警察との間で衝突が発生し,負傷者が出ました。

6/11 逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起

6月13日が第2報です。立法会、龍和道、夏慇道をマッピングしました。12日のデモでは負傷者81名、逮捕者11名と発表されています。

6月11日,民間人権戦線(民陣)は,逃亡犯罪人条例等改正に対する抗議活動として,12日から20日まで立法会を包囲すると表明し,同日晩以降,多数の市民が立法会周辺に集結しています。
12日17時時点でも多数の人間が同地域に集まっており,複数回に亘って,一部の人間と警備当局の間で小競り合いが発生し,物を投げたり,催涙弾やゴム弾が発射されるなどの応酬が何度か起こっています。
併せ,龍和道(Lung Wo Rd),夏慇道(Harcourt Rd)の一部をはじめ周辺一帯の道路が封鎖されており,交通の一部に影響が出ています。

6/13 逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起(その2)

翌14日の第3報では、政府庁舎をマッピングしました。15日に改正案の審議は「一時延期」と発表されましたが、デモは行われています。

民間人権陣線(民陣)は,6月16日(日)14時30分より,逃亡犯罪人条例等改正に対する抗議活動として,コーズウェイベイのビクトリアパークから政府庁舎前にかけて,大規模なデモ行進を行うと発表しました。また,民陣は,17日(月)も立法会周辺で集会を行うとともに,職場,学校,商店などにストライキを実施するよう呼びかけを行っています。

6/14 逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起(その3)

第4報は6月25日です。21日の警察総部と25日の「愛丁堡廣場」をMAPに反映しました。「エディンバラ」を「愛丁堡」と書くようです。

1 逃亡犯罪人条例等改正問題について,香港政府は数次に亘って談話や声明を発出するなど事態の沈静化に努めていますが,6月21日にも多数のデモ隊が警察総部等政府機関を取り囲むなど,いまだ状況は安定したとはいえません。
2 6月26日(水)には,抗議団体が当館を含む外国領事館をまわって請願活動を行うなどの情報もあり,また,民間人権陣線(民陣)は,20~21時にセントラル(中環)のEdinburgh Place(愛丁堡廣場)で抗議活動を行う旨発表するなど,複数の抗議活動が行われる見通しです。

6/25 逃亡犯罪人条例等改正案に反対する抗議活動への注意喚起(その4)

第5報は6月28日付で掲載されていますが、新しい地名は出てきません。

五大要求

香港デモ側の「五大要求」は次のように伝えられています。

  • 逃亡犯条例改正案の撤回(撤回済み)
  • デモの「暴動」認定の取り消し
  • 警察の暴力に関する独立調査委員会の設置
  • 拘束したデモ参加者の釈放
  • 普通選挙の実現

最後の普通選挙に関しては、もともと香港特別行政区基本法で決まっていたことのようです。中国側がその解釈を捻じ曲げて実施を見送ってきただけで、要求としてはとくに突飛なものではありません。

行政庁長官の任期は5年です。現職の林鄭月娥氏は2017年7月就任ですから、次回の行政長官選挙は2022年になります。行政長官を選出するのは選挙委員会で、この選挙委員を香港市民が選ぶことはできません。

立法会の任期は4年です。前回選挙は2016年9月でしたので次回は来年です。定数の半数が直接選挙です。今月24日が投票日の区議会選挙は、立候補が認められなかったり逮捕されたりの干渉はあるにしても、一応は普通選挙です。

以前から懸念されていたのは、この区議会選挙が中止あるいは延期になるのではないかということでした。環境は整いつつあるのかもしれません。11日に素手の学生が警官に撃たれた現場のストビューです(2011/07撮影)。

銃撃映像では階段の壁がレノン・ウォールになっています。西湾河は九竜半島と香港島を結ぶ3つのトンネルの外側ですから、日本人観光客はまずスルーする街でしょう。

西湾河
西湾河(Google Earthプロ)

レノンの壁、香港の吉野家

台風19号は10月6日3時に台風となり、7日18時には915hPaまで一気に発達しました。スーパー台風の出現に色めき立ったのが10月7日です。しかも、日本上陸が懸念されます。

私はまず「台風の上陸地MAP」の作成に着手し、これが未完成のまま「台風19号MAP」から脱出できずにいます。この稿は下書きの状態で1か月放置されていたものです。

「レノンの壁」はプラハにあります。1980年のジョン・レノン殺害に際して、哀悼のメッセージやレノンの肖像画が書き込まれたことでそう呼ばれるようになったそうですが、壁への書き込み自体は1960年代からあったようです。

プラハ(Google Earthプロ)

幅が30mほどで、高さは5~6mあるものと思われます。壁の所有者はマルタ騎士団ということです。左隣に見える教会の壁です。埋め込んだのは2011年4月撮影のストビューです。ただの落書き放題の壁にしか見えません。

2014年の革命25周年でいったん白塗りにリセットされていますが、もともと消されては書き込まれの繰り返しのようです。独裁下で自由を求めるメッセージが書き込まれたのが発端ということです。

香港のデモ隊が吉野家の壁に大量の付箋を貼り付け始めたのは、7月に遡るようです。地下鉄駅や高架下の壁をメッセージを書き込んだ付箋で埋め尽くす形の「レノンウォール」はそれ以前から行われていました。

標的になっているのは、香港で吉野家や元気寿司やスタバをフランチャイズ展開している現地法人の美心食品グループです。吉野家の場合、台湾や深圳は直営で香港はフランチャイズです。

現地の公式フェイスブックで香港警察を揶揄するような投稿があり、この投稿をした従業員が解雇されたことがそもそもの発端とされています。8月に美心の創業者の娘が国連人権理事会でデモを非難したことでエスカレートしています。

九竜半島(Google Earthプロ)

8月3日のデモ隊は旺角から南下して、「油麻地僑江大廈分店」を付箋で埋め尽くして臨時休店に追い込んだようです。吉野家は香港に61店舗あり、メニューにはトーストや麺類もあります。

埋め込んだのは2016年12月撮影のストビューです。手書きの付箋はのちにビラに変わり、やがて破壊行為に発展します。