線状降水帯と満潮(大潮)が重なっていた熊本の浸水や冠水

9日が満月だった

8月10日20時から11日15時までの時間雨量をグラフ化しました。岱明、熊本、八代、松島、本渡の5地点です。

岱明や熊本などの時間雨量
気象庁>本渡(熊本県) 2025年8月11日(1時間ごとの値)ほか

線状降水帯は2度発生しており、アメダス岱明では10日23時がピークで、アメダス松島は11日8時で観測が途絶えています。位置関係は次のとおりです。

熊本気象台近辺のアメダスと潮位観測所
熊本市近辺(地理院タイルを加工)

このうちアメダス三角では、今回の1時間降水量最多が11日午前4時の74ミリで他地点とくらべるとやや少なく、見栄えを考慮してグラフからは除外しました。

潮位

宇土半島の北側は有明海、宇土半島の南が八代海です。地図の星印は青が熊本港、緑が八代港の潮位観測所です。次のグラフは気象庁「潮位表」のページから切り出したもので、数値は実測ではなく予測値です(緑は私が付け加えたものです)。

熊本港の潮位表
気象庁>潮位表 熊本(KUMAMOTO)

熊本港の満潮は10日の22時16分です。岱明や熊本で1時間雨量が最大値を示したのは23時(22時00分01秒~23時00分00秒)ですので、まさしくその時間帯です。偶然ですが、満潮時刻と豪雨は見事に一致しています。しかも、干満差の激しい有明海です。

八代港の潮位表
気象庁>潮位表 八代(YATSUSHIRO)

アメダス八代とアメダス本渡でこの期間の最大降水量が観測されたのは11日9時でした。八代港の満潮は11日10時前です。熊本港ほどピタリではありませんが、こちらも大潮期の満潮時刻と大雨が重なっていたことになります。

霧島市の場合

霧島市はどうだったのか気になります。

溝辺と牧之原の時間雨量
気象庁>牧之原(鹿児島県) 2025年8月8日(1時間ごとの値)など

溝辺の場合、8日3時が最大雨量です。

霧島市近辺
霧島市近辺(地理院タイルを加工)

あいにく鹿児島港の潮位しかわかりませんでした。霧島市街地の浸水が8日の5時、鹿児島港の満潮は6時過ぎです。

鹿児島港の潮位
気象庁>潮位表 鹿児島(KAGOSHIMA)

満潮と干潮はほぼ6時間ごとに繰り返されるわけですので、霧島市街地の浸水にはあまり影響していないようです。

それはちょっと違う

気づいてしまったので思わず保存しましたが、鹿児島の地元局のニュースです。キー局や準キー局ならいざ知らず、地元局がそれを間違うかと言いたくなります。

KTSニュース

日豊本線と肥薩線が接続するのは隼人駅であって帖佐駅(ちょうさ-えき)ではありません。県内に接続駅は4つしかありません。帖佐駅は加治木駅よりさらに鹿児島市寄りです。さすがに無人駅ではありませんが…。

ニュースとは直接関係ないのでスルーされたのでしょうが、調布と府中のようなあるあるの取り違えではありません。この2つの駅を混同してしまう要素がわかりません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました