路面標示「止まれ」の全国調査第5弾です。関西6府県を集約しました。
滋賀は縦線と横線が交差せず
「れ」に着目すると滋賀県は大阪タイプですが、タテ線とヨコ線の交差部分に少しだけ隙間があります。

ただ、米原市宇賀野のラウンドアバウト交差点「ゆずれ」標示の「れ」は、1枚目の「れ」とは明らかに異なる形状で大阪タイプそのものです。

長浜市八幡東町の「横断者注意」の路面標示でもタテ線とヨコ線の間の空白は設けられていません。

作業的にはクロスするほうが施工しやすいものかもしれません。見やすいかどうかも疑問です。
京都は東京タイプ
京都は関西では唯一の東京タイプです。

最近変わったわけではなく、かなり早い時期から京都は東京タイプでした。

兵庫、奈良、和歌山の3県は大阪タイプです。和歌山・新宮市で完全ひらがなの「とまれ」標示を見かけましたが、たぶん私道ではないかと思われます(一時停止標識あり)。「れ」はしっかり大阪タイプです。

「とまれ」や「トマレ」は子どもの多い場所に設置されるのだという言説があるようですが、かなり噴飯物です。「止」は小学2年生の教育漢字として分配されています。
(1)自転車には乗れるようになった
(2)ひらがなやカタカナは読める
(3)「止」は読めない
そんな小1生以下のために、「止」を用いないという配慮は通常行われません。児童遊園内の敷地内通路なら、路面標示に「止」を使わないことはあり得ると思われますが…。
大阪の陣
注目の大阪はそれほど急ピッチで切り替えられているわけではなさそうです。赤マーカーが大阪タイプ、青は東京タイプへの置き換え済みです。2023年の切り替えが確認できたのは通天閣前のみで、ほかは2024年以降です。

面白かったのが大阪天満宮の南側にある「表門筋」と称される東西道路です。2024年8月のストビューでは「止まれ」の横書き東京タイプですが、最古2010年2月のストビューでも東京タイプです。

縦書きと横書きで「れ」が字体が違っていたのか、この部分が公道移管されておらず天満宮の私有地扱いされていたのか、のどちらかということになりそうです。

地図の赤マーカーは縦標示の「止まれ」、青マーカーが横標示「止まれ」です。大阪天満宮の公式サイトでは、車でのアクセス方法として、南森町交差点(A)から南進、2つ目の信号を左折(B)、直進約100mで駐車場入口(P)と案内されています。
天神橋筋商店街のアーケードを横切る際は縦標示「止まれ」ですが、駐車場から出たあとは一方通行ですから、必ず横標示「止まれ」にぶつかります。ピンクの星印には鳥居がありますが、ここは一通の出口です。推奨されているタクシーの降車場所も表門です。
大阪天満宮は地下鉄を出て裏門から入れば鳥居をくぐりますが、表門から入って表門から出ると鳥居とは縁なく参拝を終わる不思議な構造です。





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