松下政経塾
松下政経塾は1980年の開塾です。財団法人の設立趣意書には次のように記載されています(松下政経塾>財団法人松下政経塾設立趣意書)。
真に国家を愛し、二十一世紀の日本をよくしていこうとする有為の青年を募り、彼らに研修の場を提供し、各種の適切な研修を実施するとともに、必要な調査、研究、啓蒙活動を行う松下政経塾の設立を決意した
1期生は野田佳彦氏や逢沢一郎氏、鈴木康友氏ら19名ですが、最近は5名以下の年が続いています。来年度の入塾生は48期生になります。全寮制4か年(当初は3か年)で、兼職兼学は禁止です。研修費として年300~500万が支給されます。
卒塾生には、6期生の河井克行氏や30期生の丸山穂高・NHK党副党首もいます。公益財団法人松下幸之助記念志財団(当初は財団法人松下政経塾)は江の島の先にあります。

2人の総理大臣と4人の知事を輩出していますが、必ずしも「政治家予備校」ではなく、卒塾にあたっての就職支援などはありません。卒塾後に政治分野に進んだのは約4割に過ぎません。
HS政経塾
宗教法人幸福の科学が幸福実現の党を結成したのは2009年です。HS政経塾も同時期の発足かと思われます。同じ「◯◯政経塾」を名乗っていても、松下政経塾と違ってHS政経塾は「政治家予備校」的な性格が強いものと思われます。
「卒塾時に目指す姿」として「政治家としての知識や技術を学び、政策立案能力、政策実現能力を身につけます」とか「人を説得できるような内容のある演説ができるように、政治家としての総合力を磨きます」が記されています。

「3年間を上限」ということは、研修中でも選挙に出ることもあったのでしょう。お問い合わせしていませんので、研修費の額はわかりません。
田久保派で伊東市議選に当選した片桐基至氏と同期の3期生の学歴は、小樽商大、京大大学院、東大法学部、佛教大大学院です。自衛隊枠があるのかどうかは知りませんが、8期生や12期生にも自衛隊出身者がいます。
維新政治塾
大阪維新の会が2012年に設置したのが維新政治塾です。国政進出を目指していた時期に始まっています。松下政経塾やHS政経塾と違って、入塾生が参加費用を支払うタイプです。1期生の年間受講料は12万円でした。

1期生は想定をはるかに上回る3,326人の応募があり、書類選考を経た2,025人が大阪国際会議場での開講式に臨んでいます。
1期生は錚々たるメンバーと言えるのかもしれません。キャラの濃い面々です。
- 藤田文武・共同代表
- 足立康史・参議院議員(国民・比例)
- 塩村文夏・参議院議員(立憲・東京)
- 杉田水脈・元衆議院議員
- 丸山穂高・元衆議院議員(N党副党首)
- 上西小百合 ・元衆議院議員
- 河井案里・元参議院議員(自民)
希望の塾(ファースト政経塾)
2016年10月から6回に渡って開講されたのが小池百合子氏を塾長とする希望の塾です。2017年7月の都議選に向けての候補者発掘が目的でした。
2016年9月設立の都民ファーストの会は、受講料収入として2016年政治資金収支報告書に1億6881万円を計上しましたが、支出は約919万円でした。結果的に小池氏としてはウハウハだったようです。
希望の塾はその後、ファースト政経塾に引き継がれたようです。2023年の募集ポスターは2021年の流用です。ポスターは小池氏ですが、塾長はすでに森村隆行氏(都民ファーストの会第5代代表)に交代しているはずです。
内容的にも「政治塾」でよかろうと思われますが、なぜか「◯◯政経塾」を名乗っています。





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